ダイビングの歴史 23
どるふぃん 6ー1 1962 夏号
この号からどるふぃんが一変した。版も大きくなり表紙も毎号 写真になった。内容も多くなり、ここで紹介しきれない。自分の感覚で、時代の移り変わり、そして、特に重要な事項のみの紹介とする。
役員も一変したので紹介する。前号のように役員の現職は記されていないので、全員の現職を記せない。 会長 猪野峻 (東海区水研)
副会長 海老名謙一 (東京水産大学)魚類学の教授
佐藤賢俊 (旭潜研)
常務理事 山中鷹之助 (日本アクアラング東京支所長)
※大塚の日本アクアラングが事務局になった。
菅原久一 (潜水研究所)
監事(理事)神田献二(東京水産大学) 永淵正鼓 (太平洋炭坑)
理事 宇野寛 (東京水産大学)
吉牟田長生(東海区水産研究所)
安東宏喬 (日本赤十字指導員 印刷屋さん?)
伊東ヒデ子(太ったおばさん、親切で良い人)
伊東栽子(どこかの水泳倶楽部の指導者)
乾 康子 東大の造船工学の教授の奥さんで水泳の達人
田辺英蔵 (後楽園)
池貝庄人
工藤昌男(ライター 科学評論家)
L・E カーン
岡茂雄
曽根徹
梨本一郎 (東京医科歯科大学)
荒井英雄 (毎日新聞) 63年の僕の100m潜水でお世話に なった。 読売の富雄さんは、脱落
当時は、これら役員の人たちが日本のダイビング界を代表しているわけで重要な人事である。
ついに真鶴に アクアラング潜水禁止の立て札が立つようになった。
「漁民の人たちの怒りはどこにあるのか、私たちのあやまりはどこにあるのか、また解決のいとぐちは?」
出席者は 漁業組合 漁民並びに海女のみなさん十数名
官庁側 国分善一 神奈川県水産指導所長
平井政治
業者側 後藤道夫 佐藤光三 (真鶴ダイビングセンター)
協会側 猪野会長 伊東ひで子理事 田辺理事 漁師の視点
解決策としては、入漁料をもらう?
始末におえない外人ダイバー
意外な犯人鉄道員 鉄道員は全国鉄道が無料 鉄道の保守で土地勘がある。体が屈強 スピアフィッシングダイバーの言い分
漁師とスピアフィッシングダイバーはイーブンだという論を田辺さんが展開している。釣りはいいのに、突きはいけないというのはなっとくできない。
定置網漁場の潜水士 宮田智 小田原試験場
障害を乗り越えて 西島実 網代漁協
定置網へのアクアラング利用 網代漁協青年部
田辺さんと奥さんの写真
レギュレーター 12500(東亞) 28800(日本アクア)
☆島の海 と題して倉田洋二氏が連載をはじめた。
この号は老潜水夫の潜水病の話、丹所春太郎のふかし療法発見のことなど
☆やさしい水中映画の撮りかた 田辺英蔵
アクリルハウジングの紹介
10mm厚のアクリル板を貼り合わせて作るハウジングが主力で、中には8mmシネカメラをいれる。深く潜るとバラバラに壊れる。
☆海底牧場: アーサー・クラーク の書評
「どるふぃん」の書評は で、知らない人 これは、僕のの書評だが、今も愛読書の一つで、2018年現在、世は鯨問題で揺れている。このSF 鯨の放牧を、イルカを牧羊犬のように家畜化する。しかし、それも反対運動が起こり、オキアミを蛋白源にしていくと言う発想を未来に描いたクラークは、セイロンに住み、ダイバーでもあった。これは、この時代にこの本がでた。これを見て感動し、SF 作家になって、水中を書きたいと思った。
☆ショッピングガイド 後藤道夫の店紹介。
☆ 協会の支部制度が発足し
従来の講習活動が関東支部に、そして、7月14日(1962)新たに関西支部ができることになった。
☆協会が潜水士講習及び試験をおこなう。 8月20、21、22の三日間 指定講習である。これに、鶴耀一郎や五島正哲がでた。