1959 館石昭 映画「海は生きている」波照間の海からど
るふぃん 2-4 1959 7月から
1959 4月 どるふぃん 2-3
魚のアパートを調べる 宇野寛 1958年、僕が九死に一生の潜水をおこなった調査であるが、僕の失敗などは書いていない。こんな写真を撮るのに命をかけた。
伊豆大島の海 倉田洋二 三村哲夫 潜水器のいろいろ 佐藤賢俊 旭潜水研究所の佐藤さんが、自ら研究された、今一歩のレギュレーターなどを発表
冬の真鶴潜水雑記 後藤道夫 真鶴にダイビングセンターを作った後藤道夫が書いている。水中クリスマスなど。もうウエットスーツを着ているような表現 「ドルフィン族にはシーズンオフはない と言われていますが,10月を過ぎるとさすがに潜る人も少なくなります。 ここ真鶴では,常連の外人たちが週末に潜りに訪れる外、時たま我等同胞が姿を見せる程度です。潜りに来る人は,皆一様にドライスーツ、ウエットスーツを用意しており、、たまたま、冬でも裸で潜れるということを証明してくれる人もあります。」 僕がコンスタントヴォリューム:ドライスーツで 死にかけたのは、大学4年の1958年秋であり、1959年に卒業して浪人し、秋に東亜潜水機に入社したときには、もう独立気泡のウエットスーツをどんどん 作っていた。 このドルフィンの2-3が59年の4月号だから、58年のクリスマスには、なにかウエットスーツがあったことになる。 ウエットスーツ工業会の発表するウエットスーツの歴史とどうしても合わない。 とにかく、このあと、ウエットスーツは普及して後藤アクアティックは、まず、ウエットスーツメーカーとして仕事を拡張させていく。 後にサンコーというウエットスーツメーカーの大手となる佐藤光三さんが、後藤アクアのナンバー2になる。佐藤さんは、1955年に葉山の磯で僕が後藤道夫に出会ったときにも一緒にいた。 後藤道夫は、もの作りの天才であり、当時、彼の作ったウエットスーツの型紙が、いちばん生地のロスが少なく、なおかつ、身体にフィットした。 どるふぃん 2-4 1959 7月 水中写真 A からZ 竹村嘉夫 僕の水中撮影の師の一人 後に自然写真家協会をつくる。 僕も理事にしてもらったが、ほとんど出席しないでいたら首になった。 ドイツのアクアラングと酸素潜水器 梨本一郎 ドイツには有名なドレーガーという呼吸器のメーカーがあり、純酸素リブリーザは、各所で使われた。
「スキュバ・ダイビングの技術 (Ⅰ) 猪野峻 菅原久一 要を得た優れた解説で講義のテキストとして使用できた。 その一節、遊泳能力の重要性について、 「アメリカ、カリフォルニア大学のスクリップス海洋研究所では、次のような遊泳能力を持つことを、SCUBA潜水者の資格として、第一に要求している。 1 鰭なしで1000フィート遊泳 2 磯波の中での遊泳 3 75フィート鰭なしで、顔を水面に出さずに潜泳 4 18フィート水深に潜水 5 10フィート潜ってダイバーの救助 6 75フィート遊泳者を表面曳行 7 人工呼吸 」 スクリップスのルールは アメリカ研究者のための ダイビング組織AAUS に継承されている。 The American Academy of Underwater Sciences (AAUS ) Standards for Scientific Diving AAUSでは、 泳力評価 受講者は、試験官の監視のもと、次のテストに合格する事。 a) フィン・マスク・スノーケルなどを着けずに、25ヤードを潜行できること。 b) フィン・マスク・スノーケルを着けずに400ヤードを12分以内に泳げる事 c tread (立ち泳ぎ)フィン・マスク・スノーケルを着けずに、10分間、もしくは手を使わないで2分間、立ち泳ぎできる事。 d) フィン・マスク・スノーケルを着けずに、自分と同じ大きさの人を25ヤード曳航できること。 としている。 なお随想のような記事を大崎映晋 氏が毎号のように書かれている。 トピックス 会員名簿が発表された。379人 僕は会員番号80 後藤道夫は74 どるふぃん 3ー1。2 1959 12月 水中撮影法 竹村嘉夫 水中紀行 アクアクの島の珊瑚礁 白井祥平 「スキュバ・ダイビングの技術 (Ⅱ) 猪野峻 菅原久一 機材の説明でドライスーツと独立気泡のウエットスーツの比較説明をしている。ウエットスーツは一般的なものとなっている。この1959年秋には、もう、確実に独立気泡のウエットスーツが実用化されている。 そのころ、ビニール製の黒い人形「ダッコちゃん」が流行した。黒いウエットスーツも海女さんたちにダッコちゃんと呼ばれて人気を博したが、寒くないとアワビを穫りすぎると制限も加えられた。 この 「スキュバ・ダイビングの技術 猪野峻 菅原久一 は、要をえた簡潔名表現でスキュバ・ダイビングのすべてを伝えており、テキストとしてそのまま使用できるようなものだった。 「安全潜水の原則 ある環境で人が身の安全を保つためには、特定の生理的バランスが維持されなければならない。それは正常と環境から遠ざかれば遠ざかるほど維持は難しく危険が多くなる。つまり、安全を維持するに必要な要素の数が多くなる。その要素の基本的な者はおよそ次のようなものと考えられる。 ①ダイビングという運動と釣合のとれた物理的な体力と能力 ②酸素供給 ③圧力のバランス ④身体の保全 ⑤練習以上の各項目について説明している。 中級講習会 4日間 千葉県小湊の水産大学実験場で行われている。