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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0813 空へ 営業スポーツ事故

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「空へ ジョン・クラカワー 海津正彦訳 文春文庫 2000」 前に一度読んでいる。エベレスト営業遠征隊1996年の大量遭難を書いた、著者も一緒に行動している本格的なノンフィクションである。登山とダイビングは、全然別だが、致死性ということで共通項がある。自分が考えをめぐらす上で、このノートを書いたことがポイントの一つだった。

 角幡唯介の新冒険論では、営業登山は冒険ではないと書いているが、これはこれ、エベレストを売るという、とんでもない冒険である。中田さんの言うところの商品スポーツであるが、安全が保証された役務商品どころのものではない。こんな登山に比べれば、ダイビングの危険などかわいいものだ。それでも参加者、顧客は、800万円とか、巨額な参加費を払っても死の危険へ突き進んで行く。死の危険がモチベーションになって進んでいく。もちろん、必死になって生き延びようとする。「わけもなく死の危険に突き進み、必死に生き延びようとする」これが冒険の定義、確か本多勝一 の定義もそんなものだったかな。{この後、本多勝一の「冒険と日本人」について書きます。) そのエベレストの有様が克明に書かれている。 商品スポーツの危険度は、段階があり、顧客はその危険度、危険の内容を熟知した上で購入しなければいけない。 ダイビングの危険度などは、低く、安全を確保できる。安全だと言い切れるほどの危険度であることが、危ない。このエベレストの事故も、隊長のロブ・ホールの過信が招いたものといえる。隊長も遭難死してしまうのだが、生き残っていたら、どのような責任の取りかたをしたのだろうか。  ところで、ダイビングの危険を分析すると  ※ 僕の場合、分析とは四つにわけること ①空気がなくなる:時間との戦い ②流れとか波 海の物理的力に捕まる ③突然死 海の中にAEDがない。 ④減圧症:窒素酔いなど生理的障害  つけたりで⑤メンタル  ⑤のメンタルが、①②③④の原因になるという相関がある。 エベレストでも、酸素がなくなることが重大だった。そして、時間計画の不備、時間切れが、最大の事故原因だった。そして、物理的な強風と寒さ。 8000mから上はダイビングと同じ。時間との戦いだった。エベレストの方が10倍も危険だろうが、思い上がりが事故を産むということでは同等

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