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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0577 GW 2018

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 GW は恒例といってもこれで、6年目?の赤沢、富戸 ツアー。6年!
昨日からのようだが、あと6年やったら90になってしまう。無理だと思うけれど、死ぬことも出来ないので、来年も来られるといい。
 小久保教授との待ち合わせは例年、渋谷だったのだが、高速で高井戸で降りて、環状8号への途中なのだから、彼の家の近くで待ち合わせた方がいい。
 6時、セブン-イレブンで.住所をカーナビに入れて、余裕を見ていったが、やはり迷って、というか、カーナビで最初の場所に行く必要時間がかかった。 あまり混まない予定だったが、やはりGWで、待ち合わせの伊豆高原へは、15分遅れの0915。電車で来たマトンと竹内さん、緑ちゃん親子、玉田夫妻、計8人で赤沢へ行く。 強風注意報で、潜れるか、という水面の波だが、ここは、エントリーが波がない小さな港の砂浜から出られるから潜れるだろう。ただ、波の動きで底が動いて、濁るのが心配、イヤだが。
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 朝早くでて、身体が目覚めていないのにロングドライブを運転したから、体調は良いわけがない。
 ドライスーツを着るのもつらい。だらだらと準備して11時エントリーの予定
 イノンのストロボを工夫して付けたNikonAW1300をもって入る。苦難のエントリー
 なんとか乗り越えて、波の下に潜る。小久保、玉田夫妻、竹内はウエット、僕、寺内マトン、緑 親子はドライだ。水温は17℃、ウエットでは冷たいはず。
 いつも潜っている人工魚礁とは違って、サカナが驚くほど居ない。岩の下などでの何かをさがさなくてはいけないので、何かを見たいならば、ガイドが必須になる。
 身体ならしのつもりだから、サカナは居なくてもいい。赤沢のコースは単純、テトラ混じりの磯を左手、砂地を右手に見て進み、良い磯になり、サカナが見えてきたあたりで、残圧が100程度でターンする。残り40ぐらいで戻りつく予定。
 ストロボのテストで、何か写さなければ。
 戻る少し手前の場所で、イラがいたので撮影、ストロボは光っている。
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 ブランクダイバーだと思う、竹内さんを気遣って、視界に入れている。きちんとブリーフィングして潜れば良いのに、身内のダイビングで以心伝心をやってしまう。これが一番いけないことなのだ。とは、わかっているのだが。でも、わかっていてやらないのが、一番いけない。 もどると、緑が手前のスロープに機敏にヨジ上がって、タンクを降ろし、走って来て、砂浜から上がる僕を助けてくれる。別に、そのように打ち合わせたわけではないのだが、そのようにしてくれる。その緑、小学校3年生の時から、親子で僕のところに来てくれている。今年、社会人になり就職した。だから、もう、会えないのかと思っていたら、大学時代と変わらず、来てくれた。
 最近の言葉で言えば「超うれしい」
 何時まで続くのか、83歳になると、常に、何時までという枕言葉が付く。
 エキジットして見ると、ストロボが水没している。ねじ込み式の蓋のねじ込みが甘かったのだろう。長持ちして、眠っていたストロボを出してきたのだが、ご臨終。強いライトがあれば、ストロボなど要らない、ストロボはゴミを光らせにくいだけ、ライトの方が良いなどと考えていたが、ライトでは、サカナのぶれの歩留まりがわるいなどと考えて、ストロボを持ち出したのだが、付けたとなると、失われたことが残念になる。
 もしかしたら、イノンのこのストロボは水没しても電池室だけでとどまっているかもしれない、など気休めを考えるが、ダメだろう。
 
 潜水開始 1106
 インターバル 0
 最大水深 10. 9m
 潜水時間 48分
 水温   17℃
 昼食は、カレーライスにした。二階の食堂で食べる。二階のベランダから見下ろすと、風はますます強くなってきた、ように感じる。
 
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 ストロボが死んだので、FXライトとOlympus TG-4で行く。緑は寒いから行かないといっていたのだが、「ドライなのに寒い?」と言ったら出てきた。かわいそうなことをした?玉田もウエットで寒いからやめると言ったが、出てきた。玉田の旦那さまは、初めて海で一緒に潜る。心配していたけれど、大丈夫。これからも一緒できる。僕は、景色も変わらないし、サカナも居ないのだからとネガティブになるが、必ず二回目も出ることにしている。 潜水開始 1418
 インターバル 2時間21分
 最大水深 10. 2m
 潜水時間 38分
 水温   17℃
 
 やはり、2回のダイビングを終えたら、僕の体調は良くなった。 宿泊の大西のところにもどり、みんなはビールを飲みくつろぐ。僕は、大西、小久保と機材のことなど語り合う。ここが僕の機材の終着の場になっている。撮影機材博物館の様相を呈している。
 先日は、ここに取材にきたテレビ局のカメラマンが伝説の名機79Eを見て、一度さわってみたかったのだと感動していたとか。 夕食は、近くのイタリアン「紙風船」港町に来てサカナ料理でないのは?だが、一昨年までのサカナ料理屋が、富戸の地魚が手には入らなくなったと終業してしまった。
 沿岸漁業の衰退?
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 大西に戻ってからも、みんなで飲んで、それほど飲んではいないようだが、楽しく飲んでいて、僕は、機材、ニコノスの話をして、ニコノスが話題になる、good old days  12時に寝た。 ノンストップで5時20分まで眠れた。
 朝、しばらくぶりで調子が良い。 残念ながら、玉田夫妻は朝帰る。渋滞が怖いのだ。大丈夫、渋滞は最終日はない、と引き留めるが、無理強いは絶対にいけないのが海だ。何があるかわからない。ダイビングライフ、一寸先は闇なのだ。 富戸の港、10時出港で魚礁ブロックをピラミッドのように積み上げた「乱積み魚礁」を目指す。大西に、全部で何個積んであるのか、何年の枕設なのか、訊いてもらっているのだが。組合で、誰も知らないそうだ。きちんと記録を調べればわかるのだろうが、そんな面倒なことだれもやらない。
 水深は25m、深いのでレッグのウエイトを残した。僕は35%のナイトロックスを使った。レッグを残したのは失敗で、潜降のバランスが悪い。
 たぶん頂上は5段ぐらいに重なっているのだろう、迫力があるし、ヤギの類が、すばらしくきれい。ネンブツダイの群もきれいだ。FXのライトに照らして、TG-4の液晶で見ると本当に美しい。
しかし、めぼしい魚は全く見えない。
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 昔、やっていた調査での記録ならば。「5cmサイズのネンブツダイの群がいくつも見られ、魚礁の中には、5ー7cmのキンギョハナダイの群、ミギマキ、タカノハダイが見られた。」となる。産業的、漁業としては??だ。


 潜水開始 1018
 インターバル19時間21分
 最大水深 25. 1m
 潜水時間 21分
 水温17℃
 緑、親子は、これで帰り。緑の明日の勤めがあるから、とか。緑は地頭がよくて、気が利いて、身体がよく動く、可愛い。僕が会社をやっていたら絶対に欲しい。
 つとめ、うまく行くと良い。
 二本目の、富戸、ヨコバマ、行こうか
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どうしようか迷った。エキジットが辛いポイントだ。
 もし転んで骨折などしたら、治りが遅い。足の筋をのばしただけでも、一ヶ月は足を引きずる。情けないけれど僕はヨボヨボなのだ。パスする事にした。小久保、寺内が大西のガイドで行く。
 行っても、めぼしいものはないことはわかっているが、トレーニングなのだ。二本目をパスしたこと、潜ることがフィジカルで辛くなって来て以来初めてのことだ。辛いから行くのだ。その気持ちをなくしてはいけないけれど、思いとどまることも大事だ。


 とにかく、これでGWツアーは、終了した。撮影機材について、書くことが、山のようにある。別項にしよう。
 気分的には、「海は、潜れたから良かった。」
 大西を含めて、夜は楽しかった。
 帰路は、小久保と話しながら車を転がす。この話にも、ずいぶんと、今後の人工魚礁研究会についてのヒントがあった。「なぜ、あんなピラミッドが、富戸のあそこにあるの?」
 道は、予想通りに空いていて、楽に帰れた。また来年のツアーはGWの最終日2日間に決めよう。
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