子供のころ、多分小学校高学年、ミクロコスモスと言う言葉を本で読んだ。水たまりを顕微鏡でのぞいたら小さな宇宙がある。自分の身体の一部分も小さな宇宙の集まり。
お台場と言う広大な宇宙。 去年メバルの稚魚が殆ど見られないで探した。今年3月、毎年メバルが見られる石の上で、1尾だけ見た。岸近くの石と石の隙間で何尾か見えて、カメラをその隙間に入れることが出来ないのでうまく撮影出来なかった。
ウエアラブルカメラ用の棒の先にカメラと、イノンのライトを付けて石の間に入れるようにした。
ウエアラブルカメラの初期、2012年頃、長い棒(測量用)短い棒にカメラを付けて喜んでいたが、やがて、飽きてしまった。それから少し後に、伸び縮みするポールを買ったのだが、放り出してあった。それに取り出した。
そのカメラを使って見ることが、今回のお台場のメインテーマだった。
付けるのはSJ4000とAKASO、お台場ではAKASOとsjが相性が良い。
最初のエントリーでは、SJを取り付けた。他にNikonAW1300にストロボを付けたテストもしたかったが二兎は追わない。
透視度は、1m弱、濁っているところでは何も見えず、見えるところでは澄んでいる。この季節は、そういうところなのだ。
見えないので見ないで、3月にメバルを見た四角い石の地点に直行した。3cmほどの稚魚が2尾、目に入った。喜んで、棒を向ける。その横を見ると、10尾ぐらい群れている。それも撮って、杭の列を撮っていくと、どこにでもメバルがいる。これも、いつもの杭の下では、メバルは動かない。
満足して戻ると、戻る道筋にも、そこここにメバルが群れている。マハゼがこの季節出てくるように、お台場がメバルで詰まっているのだ。マハゼは?とさがすと去年のメバル状態、探さないと居ないのだ。実は僕は、探すのが得意ではない。海士では食べていけないだろう。
お台場は、ドラスチックに生物の種が交代する。種の多様性が見られない。環境として良くない行き止まりの海だ。
もしかすると、今年のマハゼは釣り人にとって不幸な年?
エキジットすると、中村征雄さんが来ていた。この前の月刊ダイバー取材の時にメンバー登録している。連絡なしだけど、予備のタンクはある。でも、カメラは持ってきていないカニかなにかのロケハンということで、スキンダイビングしていた。
そう、首都大学の黒川先生もトゲアメフラシの採集に来ていた。潜水はしないいので、探して採ってあげる。このように、僕たちの活動が役に立ってくれるとうれしい。今年の報告書には何か書いてもらおう。
僕も帰りのコースで、トゲアメフラシを探したが見つけられなかった。多留さんが何匹か探したので、良かったけれど。
SJ4000
撮ったSJをプレイバックしてみると、失敗だ。よくとれていてライティングも良いのだが、誰かの上を通過した時に、微細な気泡がレンズ面に付いてしまった。ファインダーが見られないので気が付かない。時々拭わないといけない。
午後は、NikonAW1300で行ってみよう。ところがNikonAW1300とウエアラブルカメラを並べる配列を逆にしてしまってダメ。TG-4の上にウエアラブルカメラをのせ、AKASOを使う。
ダメだ。潮が変わってしまった。毎度、午後の方が悪い。それに春の大潮だ。
水の濁りは増し、メバルも群れていない。それでも居ることは居るから撮影したが、圧倒的に棒カメラの方が狙いやすい。よほど透視度が良くないとファインダーは覗けないから今後のお台場は棒で決まり、かな。
AKASO
TG-4 メバルとアゴハゼ?
図らずも、SJ,AKASO TG4の比較になった。
また、膝を少し痛めた。びっこを引くほどではない。尾島ママが、横浜のクリーンアップで岩を踏んで筋をのばしたとかで、足を引きずっている。手伝ってもらえないので、僕は苦労して自力でエキジットして、逆にママのエキジットを手伝った。