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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0816 西川名 0814-1

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8月14日
 石川さんと二人、西川名のオーシャンパークに行く。石川さんはGoProのマスクマウントの販促、僕は、沿岸漁業関連の社団法人全国豊かな海    協会の機関誌、「豊かな海」の表紙になる絵が撮れないかという撮影。GoProで撮って、沿岸漁業の調査にウエアラブルカメラを使うことについての記事を、やがては書かせてもらおうという狙いもある。
 朝一番、9時の船を予約したという。9時の船は満員だということ、結構な話だ。石川さんはお盆の車の渋滞があるから5時出発を主張する。僕は6時で大丈夫、中をとって5時半に出発した。7時半に到着したから、これで正解だった。
 道々車の中で話した。僕たちを応援してくれている人が、JAUSに入っても何のメリットもない。なにを考えてどこに行こうとしているかもわからない。という。この話は、潜水が終了してから、西川名のオーナーであり、JAUSの副代表理事である白井さんの別荘に立ち寄った時にも話した。もちろん、僕は常時そのことを考え続けている。だから、別に書かないと、西川名に到着しない。
西川名に着き、手伝いに来ている谷島さんと歓談。記念写真を撮った。フェイスブックに出される覚悟して撮ったのだが、3mmのウエットスーツの膝が破れている。これは、横山さんのところで作ったので、先日、手伝ってもらった時に、ついでのに修理してもらおうと、お願いしたら、これはもう当て張りしてもそのすぐ上から破れてくるので、あたらしいものを差し上げますと言ってくれる。お言葉に甘えるわけにもゆかないし、これはこれでまだ着られる。膝が破れていたところで、寒くはない。そうだ。ひざ当てがどこかにあったはずだ。そして、そのひざ当てを探さずに来てしまった。
沖を眺めると、かなり流れているような、さざ波がたっている。
9時になり、満員状態で出港した。
 思っていた通り、潮が速く、いつもつかまるAのブイにはつかまれない。岸に近いBのブイに止まる。困った。Aのブイからならば、海底に張ってあるチェーンがわかるのだが、Bをよく知らない。図上ではわかっているのだが、経験がない。まあ、いいか。こんな時にまあいいかではいけない。きちんと覚えておかなくては、しかし、この期に及んで考えても仕方が無い。やはり、まあいいかだ。要するに南東に向かって行き、北西に向かって帰ってくれば良いのだ。流れは、北西から南東に向かって流れている。


 他の人たちは、初心者を連れたインストラクターが3組ぐらいか、みんな潜降索からおりる。Bの水面はそれほど流れていないから、石川さんと二人きりである気楽さもあり、潜降索から降りずにそのまま潜降した。心づもりでは、ガイドチェーンが見つかったらそのまま、流されて下って行けば、大きな岩礁、V字の谷につくから、そのあたりで、ハタでも探して、撮ったら帰ってくればいい。
その通りにすればよかった。船の上で石川さんとそのようなブリーフィングをして、予定通りに動けばいい。それが、乗合船だから、打ち合わせもしないで飛び込んでしまった。降りて少し進んだところで、気持ちが変わってしまった。身体が、潮流に乗って下ることを拒否する、帰りがきついだろう。いつも瀬戸内海でも鹿児島でも、遡って帰りが下りにしていた。遡ってもどれば、このチェーンはイソギンチャクの根と呼ぶところに着くはずだ。そこでのんびり撮影して、潮に乗って戻れば良い。と遡った。途中で、グループが下って行くのにであった。僕たちは遡ったが、チェーンが途中で無くなっている。イソギンチャクの岩に行く、ロープも無くなっている。
そこでもう一度思い直して、ターンして、みんなの行った方に戻った。と言っても大した距離ではない、25-35mほどだ。透視度が良ければ何でもなく見通せる距離だが、あいにくと濁っていて、10mほどしか見えない。とにかく、大きな岩礁のところに来て、岩礁の間を通り抜けると、v字谷の方に行くのだが、突然のように流れが強くなり、v字谷の方向に流される。流れが強すぎるのか、いつも群れているヒゲダイがいない。ちょっと遡ろうとしたが、とても遡れない。右に折れて、岩の向こうに戻ろうとしたら、一団となってやってきたグループに会った。インストラクターが、すれ違って戻ろうとする僕たちに途を譲ろうとしたが、遠慮して、どうぞ、と僕たちがよけた。岩の下に入っているヒゲダイにライトを当てて、メンバーに見せている。女の子が多い。



この人数を引率して、遡って戻るのは大変だろうな、と無事を願って、僕たちは早めに戻ることにして、チェーンを手繰って戻った。かなりの流れだ。どうも僕は流れにナーバスになっている。
  途中でハタの大きい姿を見て接近したが、あまり寄れなかった。つまり、何の画もとっていない。


ところが、そのチェーンが間違っていた。Aのブイに戻るチェーンだったのだ。2本のチェーンは南北、方向に平行している。東に向かえば、Bチェーンに出会える。東に向かった。かなり泳いだのだが、Bチェーンに出会えない。空気が50になった。水深は18m、浮上して泳ぐとすれば、50ぐらいの空気が必要だ。僕は、この程度の時間ならば安全停止は必要ない。窒素のバーも低い。浮上した。船とは50mほど離れている。やはり、東に向かうつもりが北東に近いコースを泳いでいていたので、離れたのだ。潮に逆らっての50mではなく、潮に乗りながら斜めに横切るのだから、苦も無く、船に戻った。ちょうど、向こうで出会ってインストラクターのグループと一緒になった。ここでも、僕に先に上がるように、気を遣ってくれたが、ここでも遠慮して後から船に這い登った。
 



 谷島さんが講習と体験ダイビングをやっている。岸から行けるポイントに古い人工魚礁がある。あの辺りに行けばマアジの群れがいるはずだ。水深も浅い。流れも無い。のんびり落ち着いて撮影できる。谷島さんのチームに合流して人工魚礁に行こう。と決めた。
 となると、時間が出来たので、着替えて食事に行くことにした。当初の予定ならば、ここで、お弁当を頼んで、このまま、1時間待って、11時の船でもう一回潜って戻ってきてお弁当を食べる。谷島さんの推薦は相浜亭で海鮮丼。僕はいつも一休庵の天丼セットだが、車で10分の相浜亭に行くことにした。この辺りは、僕のホームで詳しいはずなのに、相浜亭に行ったことがない。少し探してしまったが、何のことは無い相浜の漁港の前にある漁協直営店だ。相浜には何度か調査に来て出港しているのだが、知らなかった。僕が来ているころにはまだなかったのだろうか。

 海鮮丼は厚切りの刺身のてんこ盛りで、おいしかった、おすすめだが、僕は基本的に魚があんまり好きではない。魚が好きな人ならば、もっとおいしいだろう。

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