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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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1021 東京湾大感謝祭

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東京湾大感謝祭
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昨年までは、赤レンガ館の中だったのに、今年は全部屋外のテント。予算が無くなったのか。スケジュール予定が抑えられなかったのか、レンガ館が側の事情が変わったのか。
 それでも天気が良ければ、良かったのだろうが、雨、そして巨大台風の接近で、日曜を前にして中止。
 まあ、参加する側の熱意は強く感じられた。とりわけ、雨の中、ステージで踊るパフォーマンスは、身内の鶴町ママが頑張っている。昨年までは、なにやってるんだか?と見ていたのだが、今年からは、良くやると、幾分尊敬に変わった。
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 僕の参加は、去年はビデオをモニターで流して、その前で座っているだけ、今年も同じ。その前の年はお金をかけて、清水まみ の写真展をやった。その前が、ステージでビデオを見せて、トーク、だから、参加、四年目になる。
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 お台場、と言うイメージとは違う、美しい生物の生態を紹介する。がコンセプトで、一応の成功は収めている。去年と今年は、東京都環境局の風間真理さんの後押しで参加させてもらっている。女性だけれど、東京湾に出てのフィールドワークは、本格的で、環境局では他に現場に出て働いている役人は居ない。少なくとも僕の視界の中には居ない。たしか、東京湾の放射能汚染が問題になった頃が定年だったはずで、そのころ、江戸川河口でホットスポットを見つけて話題になった東大の鯉淵準教授に彼女がつないでくれた。
 僕にとっては、お台場を東京都環境局、港湾局につないでくれている糸だ。
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 今年は、「東京湾再生官民連携フォーラム」の狭いテントの中で、机一つ椅子一つを確保してくれて、東京都環境局のスペースの隣りだ。
 今の風間さんのテーマは、海に流れ出たプラスチック類が、マイクロプラスチックになり生き物に与える影響の告知、そして、できるだけ、プラスチック類が海に流れ出ないようにする運動である。
「海ゴミの大半はプラスチックです。プラスチックは自然にはほとんど分解されず、環境中に長い時間残留します。最近特に心配されているのが、プラステックが紫外線や波の力により細かく砕けた欠けら、マイクロプラスチック、5mm以下になった、プランクトンより小さい欠けらが、食物連鎖に入り込み、海の生態系全体に大きな悪影響を与えることが懸念されています。」
 もう一旦流れ出してしまったものは、何とか回収しようと世界で努力はされているが決め手はなくて、排出を止める以外にない。東京都からプラステック類を海に流さないようにする活動が風間さんの出展テーマである。 隣りなので、お台場の映像について、と、僕の紹介を、めぼしい人にしてくれる。モニターとPCのアレンジもやってくれて、僕はUSB一本を持って行くだけの参加だ。
 僕のできる協力はお台場の水中でビニール袋を拾うことぐらいか、それもあまり熱心にはやっていない。毎年一回のクリーンアップに残しておいてやろう。などと不埒な考えでさぼっている。こちらで、ゴミ拾いを毎度やってくれているのは、尾島ママで、この人もお台場調査の中核であり頼りだ。こう並べて見ると、東京湾で僕が頼っているのは全部ママだ。 感謝祭のイベントに参加する度に思い出すのは、80年代末、電通映画社のプロデューサーだった神領さんが作った東京湾海洋研究会のことを思い出す。神領さんは僕のプロデューサーの一人だった。彼が言う、21世紀に備えて東京湾を研究するグループを作ろうと。僕は反対した。どうせ仲間割れするから無駄だと、でも、ということで集めた。ニュースステーションに何度も出演を頼んでいた風呂田さん、三番瀬で埋め立て反対の旗を振っている小埜尾さん、横須賀で、「誰も知らない東京湾」を書いた一柳君、これは、東京湾のことを知るにはとても良い本だった。
 そうだ、海洋研究会を作ったのは、彼が横須賀市の市会議員に立候補した年だから1991年だ。当選して6期連続して市議を勤めたが2015年に引退した。
 そして、横浜で「海を作る会」をやっていた横浜下水道局の塩井さん、このメンバーだった。三番瀬から横須賀まで、東京湾を網羅した。今、大感謝祭を仕切っている木村さん、海をつくる会で、会長として活躍している坂本さんは、塩井さんのところで、初めてであった。海洋研究会は予定通り?消滅した。理由は仲間割れではなくて、電通が出してくれると予想していた資金が無くなったからだ。
 このころから根強く東京湾研究の中心として残って居るのは風呂田さんで、官民連携フォーラムでも中心になっている。今度の感謝祭では、同じテントの背中合わせに展示をしていた。「東京湾の環境を良くするために行動する会」として出展している。
 坂本さんは釣り振興協会をバックにして出展したいる。釣りがテグスや鉛を水底に置き去りにして海洋汚染の旗頭の一つになっているのを引き受けてクリーンアップしている。日本水中科学協会のメンバーの一人でもある。
 三番瀬の小埜尾さんも、日本水中科学協会を助け続けてくれているが、年単位のご無沙汰になっている。行かなくては。
 東京湾についても、時は流れ、人は変わる。大したことはできないが、目標は、船の科学館の前のポンド、青海北埠頭公園にダイビングの施設を復活させること、タイトルは「東京港ダイビングリサーチステーション」だ。僕が生きているうちにできるかどうかわからないけれど、とにかく、方々で口に出して、企画書を配っている。中核ときっかけが掴めれば、話は進むのだけれど、
 台風中止にならなければ、今日(日曜)もう少し表敬訪問ができたのだが。
  
  

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