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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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今後の活動の方向性ビジョン  日本財団申請書より

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ブログはこの前が12日だから、今日書けば、中二日になる。まあまあ、だ。フェイスブックの方は、ちょっとかったるい。
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なぜだというと、日本財団の助成金申請書を書いている。いくら書いても、まず通らない。モーターボートの収益が基金になっているので、海とか船のテーマもウエイトを置いてくれるような気がするが、まず無理だ、通らない。2010年に助成金をもらって、第一回の水中科学協会シンポジウムを開き、プライマリーコースも始めた。震災がなければ、そのままのコースで行けたと思うのだが、震災で、その救助関連の方に、力が廻ってしまった。と言って、僕たちのやっている発電所の放射性物質関連には、来なかった。 しかし、ダメだとわかっても、この季節、ほぼ一カ月はこれにとらわれている。今年も通らないと思う。なぜ、通らない申請を続けているかと言えば、この申請を書くことで、頭の中が整理される。整理する方向に思考が向く。何か外力が働かないとこんな形のまとめはやらない。それに、今やっていることを割と客観的にみることができる。 申請は、団体の概況とか、ピジョンを書く,汎論と、それから申請する事業のことを書く。 まず、水中科学協会という団体の説明だが、①水中科学協会の概要2400字、活動実績 1400字、②団体の目的 定款 800字、 ③団体の活動 業務2000字  ④現在特に力をいれていること 1400字 ⑤今後の活動の方向性ビジョン1400字の、5項目を書く。  今後の活動の方向性ビジョン を転載しよう。  ダイビングでまず要求されるのは、安全である。水中ではごく簡単な間違いで人が死ぬ。訓練、トレーニング、と現場の対策でそれに立ち向かうことになる。新しい潜水機のリブリーザーは、電子制御の潜水器である、その複雑化は、事故の可能性を大きくしている。潜水器で最も安全なのは、フルフェイスマスクを使用したホース送気の潜水器で之は作業潜水に常用される。ついで、一般のオープンサーキットのスクーバは、同時に二つの間違いが冒されなければ大丈夫、あたらしいリブリーザーは一つの間違いで命に係わる。このリブリーザーの安全な使用の研究も視界にいれなければならない。  現在行われているスクーバダイビングのほとんどすべては、レクリエーションダイビング、趣味、遊びのダイビングである。近年になり、パブリックダイビングというタイトルで、消防、警察などのダイビング講習が行われるようになってきているが、それは特殊な潜水である。水中科学協会が目標として発足した科学研究者の潜水は、事故発生などもあって、衰微し、数えるほどである。 ダイビングについての統計の完備したものがなく、推定にすぎないが、現在活動しているレクリエーションダイバーの数は30万人から40万人の間とされている。現在、プロの作業ダイバーのほとんどは水面からホースで空気を送る送気式ダイバー(スクーバではない)であり、これも正式な統計はないが、数万人の単位であり、しかも減少の傾向にあるから、4万人程度と推定される。 30万ー40万のレクリエーションダイバーは、その80%以上は、PADI、NAUI、SSIなど米国に本拠を置くビジネスとしての指導組織が作ったプログラムによる講習を受けてダイビングを習得する。僕のかかわっていた全日本潜水連盟などは、5%もあれば、大成功だろう。これらの教育プログラムは、充実しているが、継続学習のプログラムであり、初心者のいわゆるオープンウォーターのプログラムでは、入門を果たしただけのものであり、自己責任で安全を確保するのに十分とは言えない。しかるに、研究者のダイビングは、このオープンウォーターを必要十分な基準としており、研究者は、基本的にセルフダイビングだから、技術が十分でない心配があり、事故発生の要因ともなった。 研究者の潜水参加条件はこのオープンウォーターをもっていること+潜水士の資格であるが、その潜水士の資格は実技検定は行われない。すなわち、潜水の出来ないペーパーダイバーも存在する。 上記、C-カード、その教育プログラムは、講習であり、講習修了者がダイビング現場でどのような手順、形で潜水するかの運用プログラムは、現場に任される。 その実施は、各地ダイビングサービスのガイド、ダイビングショップのインストラクターに任される。 実際に、ダイビングの現場は多様であり、場所によっても全くちがう。北海道と沖縄が同じであるはずもない。ビーチからの潜水であれば、地形に大きく左右されるし、ボートダイビングであれば、ボートの形、大きさ、性能で様相が違てくる。ダイビングの運用は個々様々であり、それぞれのマニュアルが必要になり、しかも、マニュアルに縛られ過ぎててもいけない。講習のように画一にはできないの。 水中科学協会が重視するのは、他の業種と変わらず PDCA サイクルである。そして、ダイビングは段取り(準備)80%、いや90%ともいう。PLAN が重要である。 これらPDCAの実行の検討Cが、ワークショップであり、シンポジウムでの発表である。 そして、水中科学協会では、そのダイビングで何が出来るか、その「何」が重要と考えている。ダイビングは道具であり、その道具で何をするかが問題である。その何、は単に楽しい遊びでも良いし、リサーチでも良い。そして、ダイビングはそのものがすでに冒険なのであるから、ことさらに冒険は重ね無いようにしなければならない。  水中科学協会の概要、冒頭でのべたように、日本水中科学協会という名称は、1957年に大学、研究機関、一般の科学に関心のあるダイバーを集めて発足した日本潜水科学協会の後を継ごうとする趣意であった。日本水中科学協会は、スクーバダイバーの活動を有意義なものにし、盛んにすることを目指している。 潜水科学協会でのポリシーは、「潜水は科学である」潜水の対象も科学であり、潜水という行動も科学である。水中科学協会はこれを受け継ぐ。 今の目標は海の研究でをレクリエーションに広げる、レクリエーションを海の研究に導いていくことである。そして、言うまでもなく、重要なのは安全であり、安全は、段取り、十分な準備とチームワークで達成される。 そのことを、広く普及して行きたい。  ダイビングの世界は、①機材の販売:メーカー・ショップ、②技術の指導と認定:国(潜水士国家試験)・指導会社 ③サービス:現地ダイビングサービス、旅行サービス会社 ダイビング雑誌、ネットサービス で成立している。日本水中科学協会はダイビング活動団体であり、そのいずれにも属さず横断するような組織でありたいとしているが、わかりにくい。強いて言えば全国的なダイビング活動支援のクラブ組織であり、ダイビングが社会に貢献する文化として育ち定着することを目指している。  

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