フェイスブックに書いているこのごろの読書ノート時系列で並べて少し書き足した。
0529
お茶の水の順天堂大学病院、おかげさまで、あんまり待たないので、僕はすぐにおわるけれど、全体としてはやはりラッシュアワー状態の病院です。帰りにはお茶の水の丸善に行くことにしています。読みたい本がたくさんあります。「オリバー・ストーンのもう一つのアメリカ史」買いたいけれど大部で全3冊です。でも、誘惑に負けるかもしれない。今日は買いませんでした。それとBBCの番組のレポーターをやった美人女性学者のノンフィクション、20万年の人類の足跡をレポートしたもの、これは、すぐにあきらめられた。他にも何冊か、何も買わないで出て来られてよかった。病院の医療費で本が買えるのだけれど。
※「オリバー・ストーンのもう一つのアメリカ史」第一巻を買ったが、三分の一ぐらいで停止している。
※A.Lサッチャー、燃え続けた20世紀・戦争の世界史を新しい本で買った。
面白かったので、アマゾンの1円で、分冊の 殺戮の世界史、分裂の世界史を買った。
この著者の少しホットな史観が自分の今の状況、日本が置かれている事態を考える気持ちに合っている。
0720
吉田君の推しているみんなの党は、憲法改正について、特に意見を打ち出していない。ローランド君は、この問題について中立だという。僕も中立だった。憲法のことを国民の理解度が低い(自分も含めて)今、論じる問題ではない、と思っていた。しかし、最近の阿部さんを見ると、これは危ない。今は改正に反対しなければいけないと思う。自民党の中でもそう思う人が沢山いて、具体的になったら党が割れるのではないか。アメリカは憲法改正に反対のはずだ。アメリカは残念ながら日本よりも中国を取ると、思う。当たり前だが、中国はそのことを知っている。
なお、憲法のことを勉強し、確認しようとして、水中科学協会の法律顧問[一方的だがそのつもり、この前のシンポジウムで20000円のご祝儀をいただいた。顧問に顧問料も払わず、ご祝儀をいただく団体は聞いたことがないから、顧問とは言いがたいが、顧問以上の存在と思えばいい?]松村先生の「法学と憲法学への誘い:八千代出版2013年4月」を読んでいる。平和主義、自衛権、交戦権の部分は読んだ。かなり苦しいけれど、自衛隊を持つことを非合法としない政府見解も理解できた。「憲法改正の意義と限界」についても読み、なぜ憲法改正が認められているかについて、そして、憲法改正には国民投票によって過半数の賛成を得なければいけないことの意味も確認できた。松村格先生の本はとても良い本だが、眠くなるため、必要部分しか読めない。が、座右の書である。
0722
中村さん。憲法は変えられるシステムを内在しています。国民の要望によって変えられるのです。勿論、憲法改正の前に、なすべき改革をするのが当然です。今日、自民党幹事長のインタビューをききました。第9条をどうするかの話でした。憲法改正の前になすべきことなど、それは別の人がやること、のような顔をしています。もちろん、第9条について、議論することは良いことです。第9条は、国際紛争を解決するための手段としての戦争を放棄しているのであって、自衛のための戦いはできるのです。では、どこをどう変えるのか、国民投票で憲法を決められる国民であるためには、おっしゃる通り、教育がまず大事でしょう。少なくとも今の投票率の国民による憲法改正はしてもらいたくないと思うのです。僕自身、現在勉強中です。
0725
昨日、順天堂病院の待ち時間で、サッチャーの殺戮の世界史ほぼ読了、印パの分裂は、半端じゃなかったと今更ながら驚いた。図書館に本を返しにゆき、雑誌・軍事研究、「竹島奪還&中国沖縄侵攻」を借りてきた。今日買った「歴史認識を問い直す」東郷和彦、と合わせ読みしよう。明日は潜水士の本を少し進めて、明後日が石川さんの花火、日曜がお台場で、少し早くあがって、17時の新幹線で石巻へ、29日鮫浦湾で潜水、終了して東京へ、3-4で佐渡に行く予定がキャンセルになり、5日から10日、鹿児島の甑島へ。戻って、お盆のお墓まいりをすると、吹く風は秋の香り、78歳の夏が行ってしまう。
※「歴史認識を問い直す」東郷和彦、読みやすかった。戦争は外交の敗北の結果であり、このところ、中国との外交の戦いで、大敗が続いているその結果が尖閣問題だということ。何が何でも戦争だけは避けなければいけない。平和ボケした左翼、平和ボケした右翼が、外交の足を引っ張る。
※絶対に戦争を避けるために必要であるならば、憲法改正も、場合によっては核兵器を持つことも必要なのかもしれない。しかし、それも平和ボケした右翼が中国と戦って勝てるなどと言ったりしている現状を見ると、大丈夫だろうか。
雑誌・軍事研究、「竹島奪還&中国沖縄侵攻」日本が勝つ戦争を予想している雑誌だとおもったらちがう。中国沖縄侵攻では、見事に負ける。自衛隊が(その頃には国防軍?)負ければ国民を殺すことが出来ない日本だから、降参して中国と交渉する他ない。沖縄は日本から独立しようとするグループが立ち上がっている。琉球国と中国とのかかわりもあり、国際世論も日本に不利である。
※サッチャーの3分冊全部読了
8月3日
予定していたメールでのフォーラム告知、一応終わった。今日は土曜日、友達みんなはよく遊んでいる。だから、僕もこれでオーライで本でも読もう。
日本人は歴史の本を読むのが好き、僕は特に好きで、僕の基本教養は歴史と生物学だったのだが、生物学が消えている。でも、生物学は、バリバリの科学になってしまって、お勉強になってしまうので、読書にならない。
読み始めた本「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」現役の東大教授で現代史の専門、が、栄光学園高等学校の歴史同好会の学生に5日間の講義をした講義録を本にしたもの、まだ読み始めだが、このおばさん教授、めちゃくちゃにクールだ。 これまで読んできた、戦争、殺戮、分裂の世界史・A.Lサッチャーの熱さとは対照的だ。
ている授業というところだ。
0804
「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」 序章を読んだが面白かった。先生の史観、つまりスタンスをのべているのだが、いくつか面白かった、その一つは、戦争の目的、結果はその国の国体、つまり憲法を変える、その国の在り方を変えることで、日本では主権が天皇から国民に変わった。そんな簡単ではないがとにかくそういうことだ。リンカーンの有名な演説、人民による人民のための人民の政治、とは、南北戦争の結果、それを収束させるための言葉であり、日本の憲法の前文も同じ趣旨(主権在民)のことが書かれている。憲法論争の原点だろう。面白いのは、やはり、この本が東大教授が高校生に対して、こんなことを話しかけている授業というところだ。
0804
麻生さん、馬鹿か、とおもうけれど、有り余る才能のある人が勉強しないで漫画を読み、有り余る財産を持って、好き勝手に生きることの延長線上で、総理大臣、になったっけ?になって、副総理になった。高校生が真面目に歴史の勉強をしている本を読んでいる。「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」 自分はなんだ、と悩む。人生いろいろだ、とこれも元総理大臣の言葉。
僕が意見を持てるのは、ダイビングについてだけ、それも疑問が次から次へと発生する、世界も変わるしダイビングも変わる。進歩する部分もあれば、退化と思うこともある。だからフォーラムのテーマができる。のだが、ダイビング以外のことは、たくさん本を読んで、自分の気分と状況で引用する。今読みかけている「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」から「政策形成者 policy makers は歴史を誤用する。」アメリカの、ベスト・アンド・ブライテストがベトナムにのめりこんだ理由、ベストでもブライテストでもない副総理が歴史を誤用して、日本のベスト・アンド・ブライテストは、やってられない、と尻拭いに苦労しているだろう。
どうなるんだろうなあ、他人事ではない。
※もちろん、僕は歴史研究者でもない。だからたくさん読んで引用する。専門の歴史家もたくさん本を読んで引用する。同時に調べることが仕事でもある。加藤陽子教授は資料のマイクロフィルムを読むのが仕事とも書いている。資料を読み、自分の頭の中でまとめる。歴史とは、誰かの頭の中を資料、文献、あるいは実地踏査、体験した事実などが通過しつつ、その人の史観でまとめられてゆくものだと思う。
明日から鹿児島甑島に中尾先生と出かける。しばらくブログが書けないか?
かるいPCに買いなおさなければいけない。
0529
お茶の水の順天堂大学病院、おかげさまで、あんまり待たないので、僕はすぐにおわるけれど、全体としてはやはりラッシュアワー状態の病院です。帰りにはお茶の水の丸善に行くことにしています。読みたい本がたくさんあります。「オリバー・ストーンのもう一つのアメリカ史」買いたいけれど大部で全3冊です。でも、誘惑に負けるかもしれない。今日は買いませんでした。それとBBCの番組のレポーターをやった美人女性学者のノンフィクション、20万年の人類の足跡をレポートしたもの、これは、すぐにあきらめられた。他にも何冊か、何も買わないで出て来られてよかった。病院の医療費で本が買えるのだけれど。
※「オリバー・ストーンのもう一つのアメリカ史」第一巻を買ったが、三分の一ぐらいで停止している。
※A.Lサッチャー、燃え続けた20世紀・戦争の世界史を新しい本で買った。
面白かったので、アマゾンの1円で、分冊の 殺戮の世界史、分裂の世界史を買った。
この著者の少しホットな史観が自分の今の状況、日本が置かれている事態を考える気持ちに合っている。
0720
吉田君の推しているみんなの党は、憲法改正について、特に意見を打ち出していない。ローランド君は、この問題について中立だという。僕も中立だった。憲法のことを国民の理解度が低い(自分も含めて)今、論じる問題ではない、と思っていた。しかし、最近の阿部さんを見ると、これは危ない。今は改正に反対しなければいけないと思う。自民党の中でもそう思う人が沢山いて、具体的になったら党が割れるのではないか。アメリカは憲法改正に反対のはずだ。アメリカは残念ながら日本よりも中国を取ると、思う。当たり前だが、中国はそのことを知っている。
なお、憲法のことを勉強し、確認しようとして、水中科学協会の法律顧問[一方的だがそのつもり、この前のシンポジウムで20000円のご祝儀をいただいた。顧問に顧問料も払わず、ご祝儀をいただく団体は聞いたことがないから、顧問とは言いがたいが、顧問以上の存在と思えばいい?]松村先生の「法学と憲法学への誘い:八千代出版2013年4月」を読んでいる。平和主義、自衛権、交戦権の部分は読んだ。かなり苦しいけれど、自衛隊を持つことを非合法としない政府見解も理解できた。「憲法改正の意義と限界」についても読み、なぜ憲法改正が認められているかについて、そして、憲法改正には国民投票によって過半数の賛成を得なければいけないことの意味も確認できた。松村格先生の本はとても良い本だが、眠くなるため、必要部分しか読めない。が、座右の書である。
0722
中村さん。憲法は変えられるシステムを内在しています。国民の要望によって変えられるのです。勿論、憲法改正の前に、なすべき改革をするのが当然です。今日、自民党幹事長のインタビューをききました。第9条をどうするかの話でした。憲法改正の前になすべきことなど、それは別の人がやること、のような顔をしています。もちろん、第9条について、議論することは良いことです。第9条は、国際紛争を解決するための手段としての戦争を放棄しているのであって、自衛のための戦いはできるのです。では、どこをどう変えるのか、国民投票で憲法を決められる国民であるためには、おっしゃる通り、教育がまず大事でしょう。少なくとも今の投票率の国民による憲法改正はしてもらいたくないと思うのです。僕自身、現在勉強中です。
0725
昨日、順天堂病院の待ち時間で、サッチャーの殺戮の世界史ほぼ読了、印パの分裂は、半端じゃなかったと今更ながら驚いた。図書館に本を返しにゆき、雑誌・軍事研究、「竹島奪還&中国沖縄侵攻」を借りてきた。今日買った「歴史認識を問い直す」東郷和彦、と合わせ読みしよう。明日は潜水士の本を少し進めて、明後日が石川さんの花火、日曜がお台場で、少し早くあがって、17時の新幹線で石巻へ、29日鮫浦湾で潜水、終了して東京へ、3-4で佐渡に行く予定がキャンセルになり、5日から10日、鹿児島の甑島へ。戻って、お盆のお墓まいりをすると、吹く風は秋の香り、78歳の夏が行ってしまう。
※「歴史認識を問い直す」東郷和彦、読みやすかった。戦争は外交の敗北の結果であり、このところ、中国との外交の戦いで、大敗が続いているその結果が尖閣問題だということ。何が何でも戦争だけは避けなければいけない。平和ボケした左翼、平和ボケした右翼が、外交の足を引っ張る。
※絶対に戦争を避けるために必要であるならば、憲法改正も、場合によっては核兵器を持つことも必要なのかもしれない。しかし、それも平和ボケした右翼が中国と戦って勝てるなどと言ったりしている現状を見ると、大丈夫だろうか。
雑誌・軍事研究、「竹島奪還&中国沖縄侵攻」日本が勝つ戦争を予想している雑誌だとおもったらちがう。中国沖縄侵攻では、見事に負ける。自衛隊が(その頃には国防軍?)負ければ国民を殺すことが出来ない日本だから、降参して中国と交渉する他ない。沖縄は日本から独立しようとするグループが立ち上がっている。琉球国と中国とのかかわりもあり、国際世論も日本に不利である。
※サッチャーの3分冊全部読了
8月3日
予定していたメールでのフォーラム告知、一応終わった。今日は土曜日、友達みんなはよく遊んでいる。だから、僕もこれでオーライで本でも読もう。
日本人は歴史の本を読むのが好き、僕は特に好きで、僕の基本教養は歴史と生物学だったのだが、生物学が消えている。でも、生物学は、バリバリの科学になってしまって、お勉強になってしまうので、読書にならない。
読み始めた本「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」現役の東大教授で現代史の専門、が、栄光学園高等学校の歴史同好会の学生に5日間の講義をした講義録を本にしたもの、まだ読み始めだが、このおばさん教授、めちゃくちゃにクールだ。 これまで読んできた、戦争、殺戮、分裂の世界史・A.Lサッチャーの熱さとは対照的だ。
ている授業というところだ。
0804
「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」 序章を読んだが面白かった。先生の史観、つまりスタンスをのべているのだが、いくつか面白かった、その一つは、戦争の目的、結果はその国の国体、つまり憲法を変える、その国の在り方を変えることで、日本では主権が天皇から国民に変わった。そんな簡単ではないがとにかくそういうことだ。リンカーンの有名な演説、人民による人民のための人民の政治、とは、南北戦争の結果、それを収束させるための言葉であり、日本の憲法の前文も同じ趣旨(主権在民)のことが書かれている。憲法論争の原点だろう。面白いのは、やはり、この本が東大教授が高校生に対して、こんなことを話しかけている授業というところだ。
0804
麻生さん、馬鹿か、とおもうけれど、有り余る才能のある人が勉強しないで漫画を読み、有り余る財産を持って、好き勝手に生きることの延長線上で、総理大臣、になったっけ?になって、副総理になった。高校生が真面目に歴史の勉強をしている本を読んでいる。「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」 自分はなんだ、と悩む。人生いろいろだ、とこれも元総理大臣の言葉。
僕が意見を持てるのは、ダイビングについてだけ、それも疑問が次から次へと発生する、世界も変わるしダイビングも変わる。進歩する部分もあれば、退化と思うこともある。だからフォーラムのテーマができる。のだが、ダイビング以外のことは、たくさん本を読んで、自分の気分と状況で引用する。今読みかけている「それでも日本人は戦争を選んだ。: 加藤陽子」から「政策形成者 policy makers は歴史を誤用する。」アメリカの、ベスト・アンド・ブライテストがベトナムにのめりこんだ理由、ベストでもブライテストでもない副総理が歴史を誤用して、日本のベスト・アンド・ブライテストは、やってられない、と尻拭いに苦労しているだろう。
どうなるんだろうなあ、他人事ではない。
※もちろん、僕は歴史研究者でもない。だからたくさん読んで引用する。専門の歴史家もたくさん本を読んで引用する。同時に調べることが仕事でもある。加藤陽子教授は資料のマイクロフィルムを読むのが仕事とも書いている。資料を読み、自分の頭の中でまとめる。歴史とは、誰かの頭の中を資料、文献、あるいは実地踏査、体験した事実などが通過しつつ、その人の史観でまとめられてゆくものだと思う。
明日から鹿児島甑島に中尾先生と出かける。しばらくブログが書けないか?
かるいPCに買いなおさなければいけない。