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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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8月17日 日記

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日記 0817 中村征夫さんの写真展「永遠の海」に行った。
 展示してある写真点数は多いから、どれか一つをじっくり見るということは、なかなか難しい。 とにかくざっとみて、終わりまで行き、また戻って、それを二回ほど繰り返して、目から頭の中に飛び込んでくるような写真があれば、それをじっくり見る。 何も先入観を持たないようにして、眺める。それぞれ、良い写真だ。 足を止めた。天井からのライトが青い水中に当たっているように見えた。天井を見上げたけれど、別に光源はない。右上に写しこまれている、水の中の太陽、正確に言えば水中から見上げる太陽の光が差し込んでいるのだ。これは特別なことではない。だれでも、水中にカメラを持ち込めば、やる。 でも、その光が展覧会場の天井から差し込んできている。温かい水中に自分がいるような感覚になる。水中に入った光が穏やかに青に溶ける。その下に、青い魚、ウメイロモドキの群れが浮いている。好きな魚なのだ。背筋から尾びれに黄色い線が走っているが、それがあまりどぎつくはなく、太陽の光に当たっている。補助光は、ストロボも、ライトも当てていない。で、黄色と青をきれいに出している。 海底は砂地のように見えるが、大きい盤状の平坦なミドリイシ、テーブルサンゴに枝状のサンゴが所々で頭を出している。 これだな。 納得して、外に出ると出口のところに征夫さんがいた。 お客と愛想よく話していて、本にサインをしている。終わってから、あいさつだけして帰ろう、気がついてくれて、ちょっと待ってという身振り、もう一人お客がいて、本を買ってくれてサインをしている。次に、もう一冊手に取ってサインをしている。それを僕にくれる。征夫さんと共有する思い出は、本一冊分は大げさでも、ペラ2枚分ぐらいはある。 彼を嫌いな人など、この業界にはいないだろう。人徳であり、また努力もしている。僕もその昔、彼に努力をしてもらった事が幾たびか。 僕も、自分が良い人だと思ってはいるが、何か事を起こすと、たちまち敵半分、味方半分になる。業みたいなものだ。  昨日、お台場の三ツ橋さんが、ここにきて、お台場の話をしたらしい。フェイスブックで見た。だからか?征夫さんの口からお台場の話がでた。そうだ、僕の目の黒いうちにお台場で一緒に潜りたい。と話をした。今度の申請のメンバーに中村征夫を入れておこう。潮美のネジを巻いて、なにか考えさせようか。  サインしてもらって手に取った、「永遠の海」表紙が、さっきのウメイロモドキだった。知らなかった。よく見ればパンフレットにもこの写真を使っている。本当に知らないで、これだ、と思った写真を、征夫さんも、これだ、と思っていたのだろう。感性、意見の一致で何となく、うれしくなる。 ※、この写真、ここには出さない。会場で見るか、本を買ってみてください。  これから、今日は辰巳の水泳場、19時から22時 3時間だ。 心身ともに打ちひしがれているのに、よく頑張るねえ。

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