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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0630 波佐間

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29日 波左間に行く。ブログ=ログ だから書かなくては。
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 目的は、 ①トレーニング  ②撮影 全国豊かな海づくり推進協会の機関誌の表紙 種切れになりつつあるので補充 ③ ②に伴うカメラテスト  カメラテストという遊びでもある。 ④ 一大プロジェクト(そうでもないか)が頭の中で進行中 考え中 ⑤ 尾崎君 荒川さんに現在進行中の日本のダイビングの歴史についてのインタビューというか雑談  6時、僕の事務所に鶴町がピックアップにくる。このところ彼女に気合いを入れられて館山方面へのダイビングが進行している。4時に起きて5時まで暖機運転、5時半、事務所で機材確認準備 ほぼ、定刻に出発、押上駅付近で、山入端さん、沢田さんをピックアップ、沢田さんは、良く知らなかったけど、1980年代のツースター ☆☆ ダイバーであった事が判明、☆☆については、次の機会に説明。 8時、波左間着、車の中で眠らせてもらう予定だったけれど眠らなかった。車の中では、耳が聞こえないから、話をしているわけでもない。メールを1通書いた。 残りのメンバー、館野さん細田さん宮野さん等とは現地で集合、マネージメントは鶴町さんである。  波左間では、割と早くドライを着る。そう、僕はまだドライなのだ。皮膚のアレルギーがかなり良くなったと言え、完治していない。7月の海豚倶楽部海洋実習にはウエットになろう。その後もスクーバはドライで通してしまおう。3mmのドライが浸水なので、修理しなければ。  のんびり、コーヒーを飲んだり、雑談したり、カメラの準備をしたりする。 カメラシステムについては後述するが、
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 フィッシュアイのライト、FX2500を載せたステイ(枠)グリップにニコンのAWとSJ4000を並べる。GOPROにしない訳は、タイムスタンプが無いからなのだ。やすいSJがどのくらい使い物になるのかのテストでもある。 SJは、動画を廻し放し、スチルはニコンで撮る。残り少ない人生、カメラにお金をかけられない。そして、一般のダイバーが使えるカメラもこのレベルだろうから、そのテストレポートを続けることは意味があるだろう。 エントリーは、船べりに乗り出すようにして、頭から入る。この方法は僕以外やらない。講習で教えないからだ。立ち上がる必要がないので、楽だし水面から目をはなすことがないので、安全だし、カメラにもショックがない。 気持ちよく潜降できたので、中層に浮いて、海底のみんな、ダイバーを俯瞰撮影する。目標のトレーニングの一つだ。と、突然バランスが崩れた。ドライの脚に空気がまわる。浮上が止らない。水深5mぐらいで態勢を立て直したが、焦った。僕は昔上手だったのが、高齢でバランス感覚が悪くなったのだから、何とかなるが、初心者だったら、パニックになる。ドライで、中性浮力静止は初心者には危ない。  この回の目標は、アオリイカの産卵で、アオリイカは、高根神社周辺に集まって、ヤギの類、紫色がかった濃紺 の(種類を調べたい)ヤギに産みつけている。 しばらくぶりなので、撮影の感覚、接近の呼吸を忘れている。うまくできずに、大きなカニ腕のカメラを構えている谷島さんの前にでてしまって、バックする。5mほど離れた別のヤギをねらう。 すでに産みつけられている位置に、2尾のペアーで進入接近してくる。いやがられないで、近寄れるポジションへ、目立つ動きをしないように、関心など無いような振りをして、にじりよる。ようやくポジションをとった。
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 しばらく、苦闘する。中世浮力で撮る。そんなことができるわけがない。長時間の待ちは、腹這い着底だ。 辺りを一周してきたみんなが戻ってくる。イカにとっては警戒する人数が増えたわけだ。しかし、彼女、彼にとっては、どうにもならない衝動に駆られている。数回のシャッターチャンスがあり、ふと気がつくと一人になっている。さらにもう1回、イカが廻ってくるのを待って撮った。まだ、空気は80ある。あと何回かねばるべきだ。カメラマンならば、そうしている。しかし、今の僕の意識はセフテイに傾いている。一人だけになると心配をかける。谷島さんもいない。みんなは、荒川さんを囲んで、多分、イタヤガイを見ている。この貝は、良くはねるのだ。僕は、一人、一番先に浮上してしまう。やはり、もう少し、せっかくのポジションだったのだから、粘るべきだった。  午後からの潜水、もうひとつのグループが戻ってきたので、入れ替わりに出る。もう一つのグループの女の子に一緒にと記念写真を頼まれた。もちろん、気持ちよく、応じる。 目標はドリーム魚礁。魚礁だから、「豊かな海」表紙のストックになる。  僕は、失敗する。ドライにインフレーターホースを繋がないで飛び込んでしまう。BCの空気では足りなくなり墜落してしまう。耳が痛んだので鼻をつまむ。これで抜けたから良かったが。水深18mの魚礁の上に落下着底する。こういうことが無いように、バディチェックをするのだろうが、全員ベテランだし、そういう文化がない。この中に入り込んだ初心者は危険?そういうこともない。宮野さんは初心者だが、荻原、スーパーガイドがバディで見ている。  インフレータを繋いでバランスをとり動き始める。3段にきれいに積み重ねられた魚礁ブロックの隣に接してより大きなブロックの2段積みがある。まず、そちらにまわってみるが、ネンブツダイとカワハギだけで、撮影にならない。この時期、この魚礁では、メバルの群が撮りたい。三段重ねの一番下の段に入って行く。1尾だけみたメバルを目で追っていくと、群がいた。メバルの群ははっきりと下の段だけに集まっていた。そういう潮時なのだ。もう良いというだけ撮ったのだが、後で見るとやはり不足していた。
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 2段目、中段に上がる。キンチャクダイのペアーを撮影する。撮影するということは、撮影する意識をもって向き合って撮影することで、その瞬間は被写体の他は、意識の外にでる。 上段に上がって、下を見ると、オオモンハタが中段に見えたので、戻って撮影する。メバル、キンチャクダイ、オオモンハタを撮ったことになる。その他、チョウチョウウオ、イラ、カワハギにカメラを向けてシャッターは押しているが、意識して撮ってはいない。なお、僕のシステムでは、撮影はしていなくても、SJに写ってはいるのだ。 少し早い。まだ100残っているが30分過ぎたので、浮上する。  少し遅い昼食は、荒川さんのごちそうで、イカそうめんを一生の半分 分くらい食べた。もちろん、おいしかったからそんなに食べたのだ。  食事の後で、尾崎と話した。彼は、今日は板田に行っていた。現在撮影中のNHKの番組で、タコとウツボの絡みを追って板田の根に行ったという。そんな話を聞くと、うらやましいけれど自分も通ってきた路だ。その尾崎とは、ドライスーツの話をする。今僕が着ているようなドライスーツの元祖は、僕の知る限り、調べた限りは彼が元祖なのだ。 これはまた、別の現在進行形で、そのために雑誌をスキャンして調べたりしている事の端で、その確認の話をした。50年昔の話だ。振り返ってみればずいぶん長い路筋を着かず離れず共に歩んできた旧友が沢山いる。彼らの事を書くことが、日本のスクーバダイビングの歴史でもあり、そしてそれは今に、密接に繋がっている。いま、あることは、良かれ悪しかれ、過去のことの結果なのだ。  さて、結果といえば、撮影の結果だが。  僕のシステムの条件 ①予算 15万以内  ②年寄りが水中で楽に使える。手に持って飛び込んでも大丈夫。 ③調査報告の印刷物 雑誌のグラビア、表紙につかえること。 ④同時進行の動画(日付スタンプ入り)とスチルが並べてライトステイに載せられること。 ⑤同時進行動画の画質はスチルの7掛け程度欲しい。 ⑥色と鮮鋭度が我慢できる。上を見れば際限もない。 現在のシステムはライトの修理ができてきた2017年の3月頃からで、ほぼ良いと思っている。お台場では、スチルがTG 4にとりかわっている。絵は、ニコンAW よりオリンパスTG の方が好きなのだが、プロテクターに入れたら、この台に乗らなくなる。  撮影結果はほぼこの条件で満足できた。
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 失敗は ニコンのタイムスタンプを消して置かなかったこと。このシステムで使うときは、タイム記録は同時撮影のSJがやっている。雑誌の表紙では、タイムスタンプは削らなくてはならない。削ってトリミングすると小さくなってしまう。

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