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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0518 撮影と機材について 1

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撮影についてここでは、カメラを使って画像を記録することを撮影という。ただ漫然と、気楽に撮影することも悪くないのだが、凡そ、何かをするときには、目的、目標を決めておいた方が楽にできて、うまくできるし、お金もかからない。お金がかからないということは、目的、目標を上回るお金をかけなくて済むからだ。お金を使うことが目的、目標であれば、その限りではないのだが。先に述べた、気楽「どうでもいい」というのも立派な目的であるが、そして、そういうのも僕は大好きだが、ここではもう少し具体的な目的、目標を考えよう。人それぞれだが、僕は、どうでもよくなりがちなので、なるべく意識して目的、目標を設定するように努力している。それでも時々「何のためにするの?」と聞かれることがある。「ふーん、何のためだろう」と考え直す。「わからない、なんとなく」とか、「天の一角から声が聞こえた」と答えることもある。当然のことだが、目的目標はその時、その時点で変わる。これも、僕はわりと変わりやすい人ではある。
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          ミズダコを撮影しているのを、マスクマウントで撮っている。

ここで書く撮影の目的は、2017年現在の考えである。くるくる変わるといっても、毎日のように目的が変わるようでは付き合いきれない。撮影とかについては、5年ぐらいのスパンで設定するのがよい。と僕は思う。  さて、僕の撮影の目的だが、調査、記録である。調査というものは、イコール記録である。記録というものはとても大事なもので、記録、できる限り客観的な記録がない、人間活動は、ほぼ無、なんでもない、何もないのとほぼ同じである。  探検と冒険のちがい、どうちがうのか、ずいぶん考えたことがあるが、探検とは客観的な記録があるもので、記録を目指しているのが探検であり、何にもないのが冒険である。と、僕は決めている。こういうのは個人的な取り決めのようなものだから、人それぞれデいいのだが。このことについては、参考書として、コナンドイルの「失われた世界」がある。恐竜の棲むロストワールドに行ったのだが、写真機が失われてしまって、立証することができない。エベレストの登頂も、マロリーが登頂したかどうか、その写真機が見つからない小説があった。 とにかく記録がなければ冒険である。冒険とは心の在り方、その人の心の中にだけあるものなのかもしれない。 客観的な記録、とは、現代にあっては写真のことである。絵は、芸術ではあっても、客観的な記録にはならない。 僕の写真撮影の目的は、記録である。そして、できるだけ上手に記録したい。そして、人に見てもらうことも記録の目的だから、できるだけ美しく記録したい。そしてわかりやすく記録したい。さらに、僕の場合、できるだけローコストにしたい。 記録の他に撮影の目的とした第一に考えられるのは、自己表現である。記録も一つの表現だから、この二つは近接している。どちらの足に力をいれるか、ともいえる。だから、自分も少しは欲張って、記録であると同時に作品でありたいとも思う。作品を目指している人も、副次的に記録である。写真とはそういうものである。 なお、ここでは、写真という言葉を使っているが、現時点では、正確に言えば画像であり、画像には動画と静止画がある。でも、画像というと固い。何となく、写真という言葉を使ってしまう。静止画というより写真といった方が親しみやすい。動画は、活動写真とも言ったが、これは動画とした方が良いかもしれない。  さて、ここでまとめておくと、①僕がする撮影の目的は記録であり、記録としては調査記録、旅、など行動記録、記念の記録もある。そして、記録はできる限り美しく、そしてローコストでありたい。お金をかけたくない。お金をかけないようにとブレーキをかけておかないと、際限もなく、お金が流れ出していく。撮影とはそういうものだ。プロとして撮影してきたが、儲けたお金のほとんどは機材に消えた。撮影とはそういうものでもある。 ①目的は記録 ②出来うる限りクオリティは高く③ローコストである。 撮影とは機材(カメラ)が記録するもので、第一義的にカメラがある。ここではカメラ機材を中心として、述べて行きたい。自分のカメラ機材であるが、まず現在使っている現役、使える状態にあるがあまり付けう事のないOB,。歴史的に意味があると思って保存している博物館行き、そして、破損、水没など使えなくなっているが、捨てないでおいてある墓場がある。この墓場に置いておくという事は大事なことで、おそらくは最後のフィルム水中カメラであろう、sea&sea野MMⅢ が捨てないで墓場にあるかと思って探したが無かった。すべて保存しておくことなどできないので、写真になって残っていれば、それは墓地で括ることにする。現役、OB.博物館、そして墓地である。」博物館、墓地のカメラについては、別の機会に書こう。ここでは現役とOBのことであり、OBが墓地行きになってしまうかどうかが話の一つである。 まず、現役であるが、オリンパスTG4、ニコンクールピクスAW130 (以後ニコンと略称する)そしてGoPro2が3台、SJカムが2台、大体、これだけはいつも使う。それにもう一つ、今回の主役は、OBであるsea&seaのDX-1G がある。まず発端は2017年2月の福島原子力発電所の潜水である。この時対象区として、いわき四倉の人工魚礁に潜水した。魚礁の深さが30mを越える。35mを予定していた。ニコンで大丈夫とは思ったが、もしかすると、30m!なんて、液晶に表示が出てシャッターが切れないかもしれない。TG4がそうだ。テレビ番組の話の運びで、必ずスチルを撮らなければならないと想定して、OBになっているD-1G を持ち出してきた。バッテリーを入れて見ると動く、各部分正常だ。ハウジングの耐圧と防水性、それに丈夫さでは頼りになる。フィッシュアイのライトと組み合わせて、とにかくシャッターを押せば写るようにした。結果はかなり良かった。これならば、30-40m(耐圧は55mとなっている)用のカメラとして現役復活がはたせるのではないだろうか。
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ところで、この1G は、何時から使い始めたのだろうか、新しいカメラを買った時は、テスト撮り、チューニングをやって、その結果はブログに書いている。そのブログをさがそう。これが容易ではなくて、半日仕事で二日間かかった。僕がブログを始めたのはたしか2004年からだったと思う。そして、フィルムがデジタルに代わるのが2003年ごろだ。その頃の事情をもう一度ブログで確認しておきたかった。そして、僕が最初に使ったデジタルカメラは何で、何時だったのか調べたい。僕は、まず楽天でブログを始めた。やがて、楽天は載せられる写真の質が低いので、少し画質の良い、エキスブログを使いはじめて、楽天と併走させるようになる。換えてしまうと、見てくれる方が離れるのではとか心配して、文章主体が楽天で、画像主体がエキスブログと考えた。何とも面倒なことをしていたものだと今は思う。その時は、写真誌と一般総合誌を分けたようなつもりだった。エキスブログを始めたのが2006年の4月で。このエキスブログの方は、全部コピーして保存、整理してある。ところが楽天が、2005年の6月からしか残っていない。楽天の時代が1年だけとは記憶していない。ブログを始める時は、なんとなく、今から始めますというようなことを書くものだし、書いたような気もする。それが、突然、東京ベイクリーニング作戦から始まっている。1年分が消えた。消されてしまったのではないかと思っている。とにかく、今後のこともあるので、楽天をきちんとコピー整理することにした。この作業が半日分、二日かかってしまった。それにしても楽天と、エキスブログを二本立てで良くもこんなにたくさん書いたと思う。ほとんど、毎日のように書いている。エキスブログ一本に絞ったのが、2008年の9月だから、3年間だ。よくもと感心した。そして、もう一度このあたりを読んでおこうとおもっている。こんなに書けたのは、写真と文章を分けたのが良かったのかもしれない。文章の方は写真とはかかわらずに、どんどん書き進められた。今は、写真選びがブレーキになっている。今も、これを書きながら、適切な写真を集めるのにこれも半日仕事になってしまう。 さて、僕が一番初めに使ったデジタル水中は、DX3000で、その後DX5000,最後はD8000で、全部で10台ぐらいつかっていた。これは人工魚礁調査で、インターバル撮影をするためで、今ではGoProとSJに変わっている。普通の撮影もDX5000と8000で、これも良いカメラだった。sea&seaは、このあたりがピークだったのではないかと思う。そして、sea&seaはおかしな会社で、なぜか、滅びるとわかっているフィルムのカメラ、ニコノスのようなカメラ、MMⅢを2005年ごろに作っている。僕も最後のフィルムカメラとして買った。水没して頭に来て捨ててしまったが。フィルム交換という作業が水中カメラにとっては鬼門なのだ。そして、DX-1Gが出来上がる。僕がこのDX-1Gを買って、テストチューニングをしたのが2007年の11月だ。してみると、このOBカメラは10年目ということになる。    以下続く

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