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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0512 アクアマリン 福島 4

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GWのレポートが終わったので、下書きを終わっていたアクアマリン福島のこと。
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僕たちの福島での潜水だが、福島のテレビュー福島から、ローカルで60分番組として放送された。そのオンエアーテープを送ってもらった。見ると、アクアマリン福島の研究員も入った釣りグループで、福島第一の近く、僕たちの潜水地点よりも近い感じだが、魚を釣ったり、そしてアクアマリン福島で魚のセシウムを測定して、無いことを確認して、一般の人を対象に試食会をしている。 また、常磐ものの大きなヒラメも底引き網でとって、解禁になっている映像も使われている。 しかし、僕たちの潜水調査はこれで終わりではなくて、定点で、微量なセシウムでもつい咲き調査をしていく計画だ。 まだ、実現できるか否かはわからない。 ただ、僕たちの潜水が、福島の沿岸漁業にとって、明るい見通しに繋がれば良いのだが、 オンエアーテープをみると、もはや、完全復活のようにも見える。ここまでくると、やはり僕たちの調査で、微量のセシウムがあると、ネガティブの受け取られてしまうのではないかとちょっと心配になってくる。・  月刊ダイバーの6月号が送られてきて、これにも福島の潜水のことを書いている。この記事もどのようにまとめるか、苦労した。編集の潮美とメールのやり取りで、二転三転した。  一方フェイスブックで見たのだが、東京湾はストロンチュウムで汚染されていて、富津での潮干狩りなど自殺行為だなどというニュースもある。どうすれば良いのだ。どうすることもできない。 

 さて、ブログは、 2017年 2月21日 福島 原発沖に潜っていたが、21日は大風が吹いて時化。中川と大西は東京に帰っている。富岡町出身の国方君は、友達に会いに行った。僕、久保さん、山本君は、買い物をした。放射線測定器のウエアラブルカメラを付けていたのだが、波のショックで取れてしまった。これを糊付けで修復する。その材料を、いわきのドイトに買いに行った。ずいぶん大きいドイトで、東京でも、こんなに大きいホームセンターは、あるのかな?とおもうほどだ。何でも売っている。修理材料の他に、僕はサングラスを買った。お金を払う段になって、久保さんが全部払ってしまった。どうしても、僕に払わせてくれない。仕方がない、今後このサングラスをかける度に、久保さんに買っていただいたと感謝することにしよう。食事して、宿に戻った。修理を終えて、久保さんは温泉にゆっくり入ってくつろぐという。山本さんはアクアマリン福島に行くという。僕は、風邪で体調がすぐれないから、ゆっくり温泉にでも入って休むのが常道、しかし、因縁のアクアマリンに、僕は一度も行ったことがないのだ。山本さんに同行した。  もちろん、南方さんたちの撮った映像は上映されていない。上映されたのだろうか?もちろん、上映されたに違いない。いずれにせよ、水族館で水中世界の映像展示は、廃れてしまっている。葛西の3D,も終わっている。 南方さんのあの映像はもうどこでも見られないということになると、今となれば、見に来て居れば良かったと思う。  はじめてアクアマリンに来て、僕はうっかりして、マリンシアターの前も通り過ぎてしまった。つまり、入ってみていない。風邪で体調がいまいち、そして、疲れてもいたので、集中力がない。何も考えていない。目に入るものに反応しているだけか?アクアマリンの呼び物はシーラカンスだった。シーラカンスについては、僕もブログ、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ ぐらい書けるけれど、先年、村上商事がシーラカンスの発表をしたときに少し書いた。 アクアマリンのシーラカンス展示は、もう、シーラカンスの泳ぐ姿は、ずいぶん見たのでパス。それでマリンシアターをパスしてしまったのか。水槽の展示は、シーラカンスの代わりに?巨大魚、タマカイが狭苦しいところに閉じこめられていた。運動不足で死んでしまわないか心配だ。タマカイも絶滅危惧種になった。もう少し広いところに入れてやればいいのに、と思うけれど、シーラカンスの代理だから、シーラカンスにいるような形に押し込められないといけないのだろうか。
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               シーラカンス代理、タマカイ
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               シーラカンスの棲家
 タマカイと同じ部屋にシーラカンスがすんでいるような岩のレプリカがある。岩の下を覗いてみるような仕組みだ。模型が入っている。要するにシーラカンスは、大型のマハタ、クエのような魚だ。  水族館はとても良い水族館だと思った。知床の関君が関わっているらしく、知床の展示が多数あった。 北の魚と南からの回遊魚が水槽を並べてあった。北の魚の展示にちょっと不満だった。そう、人工魚礁にオレンジ色のマホヤの縁取りをして、黄金のアイナメを泳がせたら?もしも、僕がコンペに勝っていたら、その映像は今は残っていないとしても、展示に名残があったかもしれない。
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 ガラスに貼り付いただけのミズダコも、僕が映像を撮っていれば、ミズダコも人工魚礁に住まわせたかもしれない。人工魚礁の調査をしていた頃、アシスタントをしていた田口君にミズダコが飛びかかってきて、背中に張り付いた。彼は、そのままミズダコを背負って浮上、ミズダコは僕たちにたべられてしまった。  ちょっと大型の水槽に人工魚礁を置き、アイナメとミズダコが群れている。もちろん、ホヤもたくさん。それが僕の北の海のイメージだ。要するに福島第一の前の根を再現する水槽だ。 負け惜しみだけど、僕が勝っていて福島の海の本当の姿を見せてあげられれば良かった。 ちょっと感心した水槽は。タカアシガニが群れている水槽だった。ちょっと感動したけれど、待てよ、タカアシガニは伊豆の名産ではなかったかな。調べてみたら、岩手沖から土佐湾だという。だから、福島でも多く穫れるのでこんなにたくさん入っている。
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 図書室で一休みした。図書を一生懸命調べたけれど、僕の書いた本は無かった。潜水技術の本ばかりで、生物の本は出していないから、仕方がない。  やはり、潜水の中日で、疲れていた。 

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