今日、3月11日、14時からTBSのオンエアー、どんな形になるか知っていないが、それはもう制作するプロデューサーの側に任せるのが僕のスタイルだ。撮影ロケが終わった後も編集の段階で、自分の意見を言いなおさせる人も少なくないが、それでは、、すっきりしたものにはならない。自分の意見と制作者の意見は大きく異なるのが常であり、その調整など出来ないし、時間の無駄である。 どうなるか、楽しみに見た方がいい。 今度の潜水、82歳としては、いっぱいいっぱいだった。僕が1969年に大和田さんと江名の魚礁二潜ったとき、二人ともウエットスーツだった。その時、34歳の自分と、いま一緒に潜ったらどうだろうな、想像する。 そのころ、ダイバーの現場定年は45歳頃だとおもっていた。45歳になったら陸に上がって社長業に専念して、会社を発展させようと考えていた。それがちょっとした弾み、日本テレビの山中さんというプロデューサーに出会い。そのご1986年51歳のときに娘の潮美とニュースステーションを始めたことで、人生の計画がくずれ、この年齢82歳までダイビング人生を送ることになってしまった。 今、カメラマンの中川はたしか62歳だ。その運動能力、すごいなーとおもう。 ダイバーの現場年齢が70歳ぐらいまで、いや75歳ぐらいまで上がったのだろうか?。 82歳というと、すごく頑健なひとのように僕を見てくださっている人が多いと思うけれど、自分でも(主観的にも)よその目(客観的に見ても)で見ても、自分は病弱だとおもう。もっと鍛えておけば良かったと反省もする。ただ、タバコを30歳でやめたこと、お酒は53歳、ニュースステーションの途中でやめたことは、良かった。それと、自分は病弱だと思っていることが今でも潜水を続けていられる理由なのかもしれないともおもう。 年齢のことは忘れなさいというが、忘れられるものではない。各方面から、今まで出来ていたことをやめるようにプレッシャーがかかる。高齢ということ、半分は周囲にたいする戦いである。 今回の番組も、僕が高齢であるということがそのテーマの一つになっている。それは自分にとって好きではないけれど、それを認めなければ、福島に自分の身で潜ることは出来なかった。 さて、まだ福島はやめないつもり、今度の潜水で、連続した定期的な定点潜水調査が必要だと改めておもった。
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