ブログがなかなか書けない。このところ、気分的に高揚したり、墜落したりアップダウンが激しい。生きているってそういう事なのだ。思い切って、乗り切ろう。 よく言う、ベストを尽くして天命を待つ。天命なんてないだろうし、信じられもしないから、若いころは良く言っていた「ベストを尽くしてふてくされる」。もはや若くないから、ふてくされるわけにも行かない。なり行きの中で、自分に出来ることとできないことを分けて、出来ること、出来ると思うことをやれるだけやって、時の経過を待つほかないだろう。 1月25日 忙しい日だった。ダイビング・ビズ・ショウに行く。ビジネスショウだから、業界の人だけが商談ができる展示会だ。特に買う予定の機材もないけれど、人に会うチャンスはつかまなければいけない。それに空気をつかんでおくことは、とても大事だ。自分たちの水中科学協会も、業界ではない、ユーザーユニオンを目指したいと思ったこともあったけれど、やはり、今の状況では、業界にバックアップしてもらわなければ、存立できないと思うようになった。ビズショウで、人と会うのも目的にしているから、つまり商談をするわけだ。その意味では、ターゲットにしていた人、3人に会って話ができたから、目標達成といえるだろう。会場では撮影禁止になっている。人に見てもらう、拡散するのが目的だろうから、撮影禁止にする理由がよくわからない。フェイスブックとかブログに書くには、何か写真を載せるのが習慣になっているから、ちょっと困る。もらってきたカタログを並べて写真を撮れば良いか。カタログもあまりたくさんもらうと重いから、TUSA, マレス、Bイズム 日本アクアラングと、キヌガワ、FLは、送ってくれるから、もらわない。何かを買っているところが送ってくれるわけだから、カタログをビズショウでもらうのは、何も買っていないことか。買わないと申し訳ない、人間関係のあるところだから、買わなくちゃと思うが、今の自分となってはお客さんに売っている商売はしていないし、自家消費だけだから、あまり買えない。僕がする商談の内容は、水中科学協会への応援依頼だから別にここに書くほどのことでもない。
カタログの掲載順序は、どのメーカーもレギュレーター、ダイブコンピューター、あるいはダイブコンピューター、レギュレーターの順だ。僕が今買わなければならないのは、ダイブコンピューターだ。高価なダイブコンピューターをこのところ、連続して二つなくしている。どちらもお台場で失くした。お台場は水深1m-2mだからダイブコンピューターなど持って行かなくても良いのに、お台場で失くした。今は大昔と言っても60歳の100m潜水の時に使ったから、22年前のスントのソリューションを使っている。一応名器だし、今の僕の潜水ぐらいなら問題ないが、時計機能が無くて、ログも呼び出しが面倒だ。今のところ、唯一購入予定のある器材である。再び失くす可能性大だから、とにかく一番安いもの、つまりそのメーカーのラインアップの中で最廉価であり、出来れば、各メーカーを通しても一番安いものが良い。機能としては、時計機能があること、時計としても使えるということだ。電池交換が自分でできること、もちろんソーラーが良いけれど最廉価もでるではない。内蔵アルゴリズムが ZHL-16系統であること、これは潜水士の規則と同一という事で、そのことをカタログで謳っても良いと思うのだが、そのようには記していない。ZHL―16とか機能一覧のところにかいてある。ログ機能があること、水温測定が出来ること、最低水温がわかれば良い。日本アクアラングのi300 がストライクだった。TUSA は、この価格帯が無い。マレスは、カタログの表示が下手でスペックがよくわからない。RGBMのアルゴリズムってなんだかわからない。今度出す最新ダイビング用語事典Ⅱでは、それぞれのアルゴリズムの概要を示しておこう。ビーイスムは、高価なモデルは、ビュールマンだったが、廉価ラインではない。TUSAと同じだ。日本アクアラングのi300 はアマゾンで32000円だった。ダイビングショップ、小売り屋さんは本当に大変だと思う。カタログでも売れ筋の商品であるダイブコンピューターが、手軽にアマゾンで買われてしまう。レギュレーターや、BCは、ヤフーオークションも敵にまわる。 ビス・ショウから、多摩センター 社会スポーツセンターにまわって、室内選手権大会の反省会。二つ意見を言った。一つは、会場に映される大スクリーンの映像だが、潜泳とかバディブリージングは、水中でしか見えない。水中の映像が少なく、面白くないという意見があった。これまでカメラは、プールの端で競技の邪魔にならないようにひっそりと撮っていた。よーし、今度は潜泳競技の時は、プールのセンターに出て行って、ど迫力の映像を撮ってやる。もちろん競技の邪魔はしないが、この競技はそのようにショウアップして良いものと決めれば楽しくなる。あの、すごいスピード感がだせれば、人気が出ると思う。もう一つ、フィンスイミングのセンタースノーケルを着けて出た選手が居て、ルールブックは、メーカーが通常に市販しているものを使うとしている。センタースノーケルは日本アクアラングが売っているから、現場では、そのまま大目に見たという。しかし、これは、別の競技のものを、カタログに載せたものであり、これを認めたら、各競技で数秒ずつ早くなってしまう。新記録が全部塗り替えられてしまうからダメだ。あと一つ、この競技をショップの売り物の一つにしている、スクーバワールドのようなお店もある。もっともっとこの競技を営業に利用するショップが出てきても良いとおもう。フリーダイビングは、浦安のお店で専門にやっているところがあるが、あれは、スクーバダイビングとは関連しない。僕たちの競技会はスクーバダイビングの安全確保のための泳ぎのトレーニングを中心に考えているのだから、もっともっと、利用するショップが出てきても良いのだが。会議が終わって新年会、僕は速攻で、お寿司だけをつまんで、今度は東陽町の江東文化センターに移動 ワークショップで、今後のワークショップの展開について、話をした。水中科学協会のワークショップを二つの途に分けたい。一つはこれまで通り、会員、またはゲストの発表,講演で、もう一つは、出席者がディベートするワークショップを作りたい。最新ダイビング用語事典Ⅱは、その議論から展開させる。せめて、出席者も自由に議論に参加するパネルディスカッションのようなフォーマットを考えたい。そのテーマの一つとして、高気圧作業安全衛生規則を取り上げる提案と、実例的講演をしたけれど、実現しにくいとは思う。メンバーの大西君がかかわっている、伊豆でのロゲイニング、今度の2月4日に八幡野である。折あしく、その日は小田原セミナーと重なっている。こういうスケジュール調整は、どこかでやらなければと思ったりするが、自分のスケジュール管理さえもままならない。このダブルブッキングの日、僕の82歳の誕生日なのだ。とにかく、このロゲイニングをパネルディスカッションのようなフォーマットでできないだろうか。出来るだろうけれど、聴衆、参加者がめちゃくちゃに少ないだろうと思う。レクリエーショナルダイバーの関心は、減圧表とか、ダイブコンピューターとか減圧症にならないことに主な関心が向いている。それは、もちろん悪いことではない。カタログに載っているダイブコンピューターのスペックを見て、アルゴリズムがZHL-16C だとか、体内窒素量アラーム、ディープストップ機能 とかわかった方が良い。ちなみに、今回のワークショップで、ダイブコンピューターの使用目的について、 ①出来るだけ長く無限圧で潜水するため ②減圧表と潜水経過時間の照合 ③計時記録ができる水深計として ④規則としてのМ値への対応僕たちは、1980年代 ①から出発した。今でも、①は間違っていると思いながら、①を求めているのかもしれない。一日に三回も四回も、ダイブコンピューターを見て潜水する人がいる。②減圧表と潜水時間経過の照合であるならば、減圧表が手元になければ、そしてその表で計画を立てて、ダイブコンピューターで経過時間と照合して行く。これが潜水士テキストで書かれている使い方なのだが、やっているダイバーはいるのだろうか。③テクニカルダイバーは、このように使う人がおおいのでは?②と③の接線は?④規則としてのМ値への対応、これはまだうまく説明できないが、これが究極なのではないか?思いつきで設問したのだが、熟慮して、もっと洗練された形にすれば、ワークショップのテーマになるだろう。 このようなテーマで三つか四つ、関連性のあるテーマを選んでつなぎ、ワークショップができないだろうか、というのが二つの途の一つと考えていた。もちろん、出来ないけれど。考えていた。 忙しい1月25日、僕の戸籍上の82歳の誕生日だった。
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