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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0730 豊潮丸航海記-6

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7月23日 福江港出て、南下して、牛深に向かう。あと残すところ3回の潜水。 今回の潜水はすべて、豊潮丸を沖に漂泊させて、ゴムボートを降ろし、岸に向かう。つまり、海から見た岸辺であり、その点が、陸から船で出て沖に向かう視点との違いがある。 ダイビングするポイントも陸から出る。ポイントとは違うし、ダイビングに適しているか否かもわからない。知らないところだから、常に不安だ。 
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                スノーケリングチームが出発  
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 ポイント到着まで、あと30分、機材の準備確認は済んだ。食堂に行ってみる。学生たちは本当によく笑う。笑い声がたえない。僕の学生の頃も、そうだったのだろうか。違っていたような気がする。先輩後輩の線引きが厳然としていて、一緒に笑い続けることなどなかったように思う。今は先生も一緒になってわらう。 僕も耳が遠くなければ、そう、5年前くらいは、一緒に、話をして笑ってた。   PM300 予定牛深の下須島沖、五島灘にむかう。
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潜水開始 15時49分 透視度15m 水温24度 最大水深 5.4m 潜水時間 59分 潜水終了 1645 今日から、タンクを12リトルにした。水面で装着するのならば、10リットルでなくても重くない。昨日のマスク バックル故障の際スノーケルを落としてしまった。ない。BC.に空気を入れておけば、別に問題ないのだが、あった方が良い。
装着がすばやい里奈にカメラを持ってもらった。潜水のパターンは、いつもと同じ、巻尺を伸ばして、直角方向に行く。泳ぐときは良いのだが、静止して、採集品をジップバックに入れるときのバランスがわるい。つくづくと潜水が下手になった。やはり、10を12リットル換えると、長持する。50になるまでに、体が寒くなってしまった。水温は24度だが、体を動かさないので寒いのだ。たえられないほどのことではないが、そろそろ、戻ろうよという気分になる。これということもない。安心な潜水だ。このチームで、手慣れた方法で、流れも無く波もないのだから。  今夜は、沖泊まり。時々停船しては、スローで走っている。明日の朝までに枕崎沖に進む。夕方、船員も学生も、停船して、釣り糸をたらす。ルアーを沈め、巻き上げるだけの簡単な釣りだ。それでも、見ている前で学生がイサキの中くらいた30cmぐらいを釣り上げた。海は平らで、落日、残照を見て、スチルをとって、フェイスブックに送った。この落日を見るのも、これが最後かと思う。
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食事の時間に誰も知らせてくれなかったので、食べていなかった。早稲田の中村君はやさしい子で、何時も僕をフォローしてくれる。なぜか、彼も食べずにいて、一緒に食べることができた。
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7月24日 AM800  枕崎沖 番所鼻沖 航海をしていると、航海のことしか考えられなくなる。そして、帰ってから押し寄せてくる苦労のことを思うと、暗い気持ちになる。そして、頭の中が空白になっている。そんな朝だ。 撮った動画の見直しと整理をしている。GoPro2の1台が調子が悪くなっている。2012年から酷使しているので、そろそろ寿命か?今日はSJ4000を使ってみよう。 潜水開始0855 最大水深5.5m 潜水時間50分 0945 潜水終了 今日は、ウェットスーツを5mmに戻した。あまりにもボロボロ 膝当てがはがれかかっているし、尻は破れている。いくらなんでもみっともないと思うのだが、学生レンタル用に、ハリサンの安売りでかった。ハリサンは、日本で初めてのダイビング用品安売りメーカーでずいぶんいろいろなものを買った。オーナーの越石さんは引退したけれど、元気だろうか。 とにかく、そのスーツで、少しきつめだけど、身体に合っている。昔、ハワイで、人食いサメをテーマで番組を撮り、ハワイのネーティブダイバーに手伝ってもらったが、ハワイヤンダイバーは、ウェットスーツがボロで、それがカッコよかった。僕ももう、死ぬまでこのボロウェットスーツで過ごそうか? 5mmのワンピースとフードジャケットで全然寒くならなかった。水温24度だから、当然だろうが、町田君はも、昨日から5mmの上着も着るようになっている。若くても寒いんだ。 マスク、ダイブワイド は、顔に合わなくなってきていて、水が入ってきて、うっとうしい。バッグの中に入っていた、ダイブウエイズの新型マスク、アイアイにしてみた。この前、2年ぐらい前だろうか、このマスクに水が入ったので、顔に合わないのだろうと放っておいた。ところが、今日着けて見て、一滴の水も入ってこない。しばらくは、これで行こう。しかし、アイアイという名前は嫌いだ。せめて、シーホーク、海鷹にすればよいのに。でも、ダイブウエイズの武田さんを見なおした。 ようやく、残すところ、あと明日の一回だけになって、道具が身体になじんで、身体も元気になってきている。 やはり潜ればすべてOK になるのだ。 海底の様子は、今回これまでの潜水で最低だろう。あいかわらずの海藻なしのゴロタ石だ。中尾先生のフィンのストラップが切れてしまって、鈴木君が適当なゴム紐、ゴムボートにあったもので足にくくり付けただけなのだ。良く、ゴム紐を持っていたものだと感心する。
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中尾先生はどんどん先に泳いで行き、紫色の海綿を採集したが、成果はあがらなかったようだ。GoPro2がだいぶくたびれてきたので、SJ4000を使ってみた。色は奇麗なのだが、ハウジングの窓の傷が画像を斑にしている。明日は、別の、もう一台のSJを使ってみよう。荒い使い方をするが、やはりレンズ面は大事にしないといけない。 昼はカレーライスで、僕の好みの味ではないが、カレーはカレーだから、みんな残さずに食べているようだ。僕も完食した。 13時山川港、入港。  指宿の砂風呂に行く。この航海でたしか二度目になる。歩くのかとおっかなびっくりついて行ったら、バスに乗るこのになった。 風呂の後、向かいのお店で、白クマを食べた。 そして、帰ることになったら、皆さんは歩いて帰る。バスがあるのに、歩くのだから、これはもうトレーニングの一つだと思わなければいけない。僕は、バスで帰らせてもらった。広島大学グループもバスで一緒に帰った。 町田と里奈は、指宿から山川まで歩いた上に、ポケモンGO とかで、さらにさまよい歩き、食事の半ばごろに戻ってきた。
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 夜は街に出ないで、後甲板で電熱ホットプレートでのパーティ? 焼きそばを、それも一寸味が濃すぎる焼きそばをたくさん食べたので、その後に焼いた肉類をあまりたべられなかった。 耳が聞こえれば、学生の仲間に入って行くのだが、外側から楽しそうにしている写真を撮るだけ。

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