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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0729 豊潮丸航海記 5 7月22日

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 7月22日 下五島 福江港 に入港、スマートフォンは良く繋がるので、ブログを送ろうと思ったら。僕のルーター ワイマックスはカバーしていない。帰ってから、連載で一日分ずつ出そう。  朝は、8時30分から、下五島の多々良島沖に潜る。 今日から、ウエットスーツを3mmにした。水温は25度もある。3mmのワンピースの上から、2mmのフードジャケットを着る。
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 海底は本当に何のこともない、ごろた石と、ところどころにある大きな岩。大きな岩の陰で、採集する。海綿の類は、陰になっているところに多い。 水深5.7m 50分潜水すると、3mmでは、寒かった。  午後、2回目の潜水は福江市の難しい字で何と読むのか分からない。鐙瀬アブミセ?瀬というくらいだから、潮が速い。豊潮が停泊している位置は、かなり沖だが、2ノットは十分に流れている。ゴムボートから水に入ってからタンクを背負とき、うまく、素早くやらないと流されてしまう恐れがある。 この頃の僕は、これが下手になった。数年前までは、デモストレーションで、秒単位でできたのに。 カメラ付きのステイを手に持ってでは、これはできない。誰かにもっていてもらえばよいのだが、人に頼むのはいやなのだ。カメラはゴムボートにつるして置いて、タンクを背負ってから取りに行くつもりだ。やはり、案ずるように、少し手古摺り、中尾先生に遅れてしまった。マスクに水が入ったので、ストラップを締め直そう。ダイブウエイズの一眼のダイブワイド(マスク)は締め直すことができる。締め直しているうちにストラップがプッツンと外れてしまった。片手で押えて泳ぐが、これでは、どうにもならないし。幸い、潮はのろくなっているが、何時速くなるかわからない。僕は、鈴木に後を託して戻った。。ゴムボートに張めぐらせているロープに片腕をひっかけて、マスクをなおそうとする。ダイブウエイズは設計がこっているから、なかなかうまく行かない。20分くらい格闘しただろうか、ようやく、なおして、みんなの方に向かう。
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ラインが張ってあるから、ラインの上か、もしくはラインの見えるところにいるだろう。北大の酒井先生たちはボートからあまり離れないで採集している。80mの巻尺エンドまで泳いでもいない。その先は10m以上の深さがある。空気を見ると、もう50近くなっている。戻ることにした。戻りながら撮影をする。水の透明度がわるいのだが、造礁サンゴがテーブル状に発育しているところが何か所かある。ゴムボートのアンカー、ラインの基点でラインの方向を見ながら戻ってくるのを待っているが、なかなか戻ってこない。僕の空気は20を切った。全員、そろそろ、空気が無くなるころだ。鈴木を付けて出したのだから、もしもということなど考えられないが、心配ではある。タンク、ウエイト、カメラ類を赤ボートにのせると、迎えのエンジン付きが来たので、それによじ登る。ボートから立った位置で見ると、気泡は二つのグループに離れて出ている。これで安心した。後から聞けば、ラインにそって深く行ったのではなく、手前のところを横に泳いで、それもあまり遠くには行かないで採集していたという。ラインを引いた場合、ラインとは直角方向に泳いで採集して、やがて引き返してくれば、ラインにぶつかり、ボートに戻れる。そういうフォーメーショなのだが、僕はライン方向で探してしまったのだ。マスクを押えて、別れた時に、みんなライン方向に泳いで行ったから、ラインの先端付近にいるとおもったのだ。そして、透視度は10m前後だったので、横に見たのでは遠くまでは見通せなかった。何よりも、ロープに沿って先にいったという思い込みがある。 福江の港に入港した。福江泊まりは、遠足はなくて、港近くのちゃんぽんと、五島うどんをたべた。僕と鈴木だけが、船に戻り、あとの皆様は、やはり街の方に歩いて行った。たしかに、街は歩いてみると、よく分かる。 僕も歩けばよかったかと反省する。

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