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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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07287 豊潮丸航海記 4 7月21日

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0721上五島 宇久島 沖1330潜水開始 水深 6.8m  潜水時間52分  0800壱岐 郷の浦を出港して、五島列島の 一番上、上五島 宇久島 沖で潜る。潜水開始は1330ごろ  水深4mぐらいにアンカーを入れる。
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 水面でタンクを装着するのに、GoProセットが邪魔になる。海底に落として置いて拾ってスタートしようとしたら、北大の酒井教授が拾ってくれた。仕方がないので、もう一度落として、タンクを着けた。そして、下を見ると、カメラがない。あわてた。とにかく潜って探そうとしたら、町田君が手にして持ってきてくれる。カメラが落ちていれば、必ず誰かが拾ってくれる。
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 海底は磯焼けのような石の連続で、何も見るべきものもなければ、採集するものもなさそうだ。 と、大きい岩 さしわたしで水面では15mくらい、水中では20mくらいの岩の陰、垂直は岩の面に中尾先生が採るべきものがあったらしい。小さな紫色の海綿で、岩に貼り付いている。カメラを海底に上向きに置いて、採集の袋入れをする。
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 上向きに置いたカメラはシルエットになるけれど、自分たちの動きを撮っているから、何かの足しにはなる。 本当に採集した海綿は毛のようで、袋からはみ出ると、指ではつかめない。袋の口で掬うようにする。もうひとつ、土筆のような海綿も手当たり次第に採って、小さい袋だがいっぱいになった。 波も流れも無いのだが、うねりで体が揺られる、中性浮力のままでできは、袋詰めができない。海底に膝立ちになる。それにしても、自分のバランスが悪くなっている。昔だったら止まれるだろうか、うねりで揺られるのは昔も今もかわりはない。でもやはり、昔のバランスとは違っている。老いを意識しすぎるのかもしれない。  僕のタンクは10リットルなので、少し早く空気が無くなる。鈴木君と役割を交代して、浮上する。波も無く流れも無い。 もう、迎えのボートは来ているので、タンクを赤ボートに留め、ウエイトと上げれば、エンジン付きのボートに上がってもよいのだが、赤ボートに独力で上がるのも、トレーニングのうち、よじ登った。
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 うねりがあるので、本船へに乗り移り、鈴木君はタンクを一人で、七本上げなくてはならない。鉄人鈴木と呼ばれている。  五島列島を南下して、夜半には福江沖に錨泊する予定だ。ベットで少し寝ているうちに、船をとめて釣りをやっていたらしい。マダイが9本とか釣れている。ダイビングをしない学生にとっては、釣り航海だ。 船が動き始めて、デッキに上がってみると、もう夕陽は五島列島の向こう側に沈んで、残照の夕焼けが刻々と変化する。なぜかネットが繋がったので、フェイスブックに送った、
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 里奈がへんなアプリで髭の生えたツーショットを撮ってフェイスブックに送った。せっかく人が夕景に感動しているのに、でも、これが若さだろう。今7月21日21時16分だ。船は走っているが、ほとんど揺れない。

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