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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0226 フェイスブックから

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 知らないことって、いっぱいある。メモにポメラを使っていて、ワンクリックで日時が秒まででるので、日にちを忘れすぎる僕にはとても便利、ワードには無いのか、挿入を見たら、ちゃんとあった。3クリックぐらいだけど、
16/2/24 12時24分9秒

16/2/24 12時19分4秒
探検とは世に発表出来る記録を残すこと、冒険とは、不可能に見えることに、その人にとっての不可能だから、個人差がありますが、不可能にチャレンジして、生還してくること。探検とはチームプレーであることが多く、冒険は個人プレーが多くなります。探検の失敗は世に発表して認められないこと、冒険の失敗は事故です。僕の今の時点での考え方です。冒険と探検のちがいは、その人の置かれた状況、年齢を含む状況で、大きく変わってくるので、沢山の議論があります。冒険イコール危険と思っている人もいて、それは間違いではなくて、考え方の違いなのです。

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 人工魚礁調査の映像の編集をしている。パワーディレクターという編集ソフトを随分前に買って、使い方のガイドブックを見たら、とても面倒なので、使わないで、単純に切るだけのムービーメーカーをつかっていた。今度の編集はかなり面倒なので、パワーディレクターを使ってみた。昔、テープの編集をしていた頃とほぼ同じで、ストレス無く使えてしまう。ガイドブクがダメなのだ。ガイドブック等読まない主義なのに、最初の10Pぐらいで放り出し、ついでにソフトまでほうりだしてしまった。

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2年にわたって撮ってきた人工魚礁の映像を編集している。巨大なアーカイブから、必要部分を抜き出し、一つづつのアイテムを削って整理する。その後、粗い編集をして、それから削って30分にして、最終的には10分にしたい。その作業をしながら考える。人工魚礁に潜水しての付き合いは20歳のときからだから、60年余、自分にとって人工魚礁とはなんだったのだろう。そもそも、人工魚礁とは、日本の沿岸漁業にとってなんだったのだろうと考える。大きく分けて二つある。ます1935年ごろから、2000年まで、各組合の地先に並べてきた人工魚礁、沖合に設置して天然礁 に匹敵する規模のものを築こうとしている魚礁、後者は僕の時代のものではない。前者について考える。零細な沿岸漁業、これこそが一番、日本にとって大事な漁業なのだと思いつつ、衰退をしてきた沿岸漁業にとって、人工魚礁が果たしてきた役割は何だった。そして、人工魚礁はある意味で、海底に日本が築いてきた万里の長城のようなものだ。天然の磯根が発達していない場所に、ダイバーが潜れば、そこには必ず人工魚礁があるはずだ。これからこの海の長城をどんなふうに活かしていくのだろう。活かすことができるのだろうか。
人間が潜るということは、考える頭脳がもぐるということなのだが、衰微の一途をたどる頭脳で考える。だから、編集作業がはかどらない。考えた結果をまとめて、報告書にしておかなくてはいけない。発表は3月10日、僕に与えられる時間は12分だ。

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