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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0131 お引越し

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 今日のお台場、天気が良くて、気持ちの良いダイビングができ、寒かったけど、僕は2回潜水した。
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    動いているものは、小さなカニと、スジハゼの巣穴、近づくと隠れてしまう。
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    この時期は、生きている牡蠣がかなり多い。死んだ牡蠣殻に生きている牡蠣が付着して育っていく。

 一方で、いろいろなことがあった。
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 僕たちは1996年以来、このベンチをベースにして、今回で確か124回の潜水をしている。1996年には水に入って泳ぐのはダイバーだけで、一般の人は下痢などの症状を起こしてしまう。と思われていたのだが、今度はオリンピックのトレイアスロン会場になるのかもしれない。僕たちが潜り始めたのは、海底清掃、クリーンアップからで、当時、とっても取りきれないゴミが海底にあったのだが、最近では探さなければゴミ拾いができなくなった。
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    よほど運が良くないと、こんなゴミには当たらない。

 僕たちの願いの一つは、このお台場でダイバーが市民権を獲得したいことだった。
 ウインドサーフィンと、SAPは、市民権がある。
 ところが、このベンチの立ち退きを命令された。近くの高層住宅に住むどなたか、東京都民が、あのベンチはダイバー以外の東京都民が使うもので、ダイバーが占拠してはいけない。選挙しては行けないということは、理解できるので、隅の5つあるベンチを2個だけ使うようにした。ところが、今度はその2個もダメで、手摺にドライスーツを干したりしては、いけない。
 管理事務所の人は、親切な人なのだが、これを命令するのは一番偉い人、東京都民さまだから、立ち退かないと、僕たちの潜水許可も取り消しになるという。僕も3代前からの都民様で、大空襲も体験したと、口まで言葉がでかかったが、管理事務所もこまっているのだろうと、抑えた。
 区会議員を動かして、とか都会議員をとか、考えもしたが、清水まみの提案で、引っ越すことにした。エントリーポイントに近く引っ越せば、便利になるし、ベンチの代わりに箱を使えば良い。バッグの代わりにボックスにする。車を園内に入れさせてもらえばかえって良くなる。管理事務所は、快く、車2台を認めてくれた。
 高層住宅の都民さまも、これで満足してくれるはずだ。
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 ただ、ダイバーという人種が、東京都で差別されている、認めてもらえていない事を知ってもらいたくて、書いた。いつの日か、多分、僕の生きているうちは無理かもしれないけど、ここに、ダイバー、スノーケリングのための施設、シャワーだけでも良いのだ。を作りたい。そして、お台場が硫化水素発生のヘドロ場では無くなることを目指す。江戸っ子ダイバーの志だ。


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