ブログを書くのが億劫になっている。原稿料が入るわけでもないし、身にならないのだ。でも、かなりずーっと続けている。書きながら考えていて、考 えの基になっている。考えたことは、考えるその場で消えていく。字に残すと少なくとも 自分にだけは残っている。
今、水中科学協会のシンポジウムの報告書を作っているのだが、直しに直している。ブ ログはなおしもしない、読みもしないで出している時がある。先日、石川さんに注意され た。少なくとも一度は読んで出しなさい。とても最もだが、これも、きっと読み直さない で出してしまうだろう。
1月11日成人の日だ。
1月に一度定例の波左間に行きたかった。調整したら、須賀、山本、増井、小俣、福田 、のメンバーが集まった。
潜る魚礁はNO13,ROVの時に探して見つけられなかった魚礁だった。その後荒川さんがブイをつけておいたというニュースがあったので、それに潜ろうということにした。
この13番と14番が同じ形で、ハウスのような形をしている。これに潜水すると、波 左間に沈設されている魚礁のすべての形をみたことになる。
あと、残るのは1番だが、これは水深50mだから、たてまえとして、混合ガスでなけ れば潜れない。ハイブリッドのテストで潜ろう。
ところが、13番に着けてておいたブイがなくなってしまっているという。捜さなくて はならない。GPSと魚探でさがす。
相変わらずドライスーツがきつい。ネックを締めると、猛烈な肩こり状態になる。死に そうだ。首は、潜る寸前に締めることにした。
ガーミンはN「北緯)とE「東経」で、目的地点を打ち込むと白い矢印がでる。自分の いる位置が黒い矢印で、黒と白を重ねると、目的地点に行ける。山立ができないから、こ れを使っている。たしか10年以上使っている。20年かも知れない。よくわからない。
ガーミン
捜索中
目的地に近づくと、IN のボタンを押す。拡大されて、位置がピンポイントになる。
魚探でその位置を見る。魚礁があれば影がうつる。安い、最低の魚探だから、あんまち はっきりしないが、良い魚探ならば魚礁の形が写る。でも、安くてもなんとなく形が映る し、魚のマークもでる。
荒川さんとボートオペレーターの山立て、僕のガーミン意見がちがう。僕もしばらくぶ りでこのやり方をやるので自信が持てない。が、最後は、ここです。と言い切った。とこ ろが、フクちゃんのGPSででは、ここは9番の魚礁ですという。僕たちの行きたいところは13番だ。9番はすでに潜ってみている。
福ちゃんのGPSは、韓国製だ。ガーミンは台湾製だ。台湾対韓国の勝負になった。最近やっていないとはいえ、僕の方はこれまでの経験がある。ここが13番と決めた。
さて、潜らなければならない。
ドライスーツのネックを被る。首が締め付けられて、苦しい。しかし、このくらい苦し くないと、浸水する。浸水か首絞めかの選択になる。以前は浸水を選択していたこともあ る。勿論、ほんのすこしの浸水で、下着を潜る度の変えるくらいだが、血圧が高いところ に首を締めて冷たい水の中に飛び込むのだから、血圧はどのくらい上がっているか見当も つかない。しかし、まだ死ぬという自覚はない。最近では血圧も安定しているので、首絞 めを選択している。
飛び込んでから潜降索に掴まるまでが安定していない。オーバーウエイトにしているつ もりなのだが、ドライの空気を抜き、BCの空気を抜いただけでは沈んで行かない。潜降索 を手繰って、5mほど潜らないと潜降の姿勢にならない。何時の頃からこんなことになっ てしまったのだろうか。
フクちゃんが僕の潜水の一部始終を撮影している。近々、僕が死んでから、僕の最後の 姿、とかいうことで価値がでるのだろうか。そうなるとなおさら無様な潜降はしたくない 。要するに自分の姿勢制御が客観的に感じられないのだ。主観だけ、自分の視野だけしか 感じられない。あまり深く考えないでありのまま、成り行きで潜水しよう。
たしかに13番の魚礁だった。台湾の勝ちだ。僕の場合、何はともあれ、一旦、海底の 着底して、身なり、バランス、ウエイトを締め直して、行動に移る。
潜水開始1133,21分の潜水、1154浮上 水温16.8度 最大水深32m、 平均20m、浮上の速度は早過ぎる。どれでけゆっくりあがったら、このコンピューター は満足するのだ
この頃、魚礁を見て、どこのメーカーのものか言い当てることができなくなった。まあ 、貶すのだから、メーカーの名前は無いほうが良い。屋根はあるけれど、柱は細く、床は ない。中の部屋はスカスカという魚礁だ。きっと、立方体積あたりの単価が低い、CPの良 い魚礁なのだろう。荒川さんもこの魚礁のことを褒めていなかった。だから、場所はどう でもよいと、位置がわからなかったのだ。
中には、ウマヅラハギの群れがいた。30尾ぐらいだろうか。
魚礁の中に、インターバルカメラを一台、いれてある。荒川さんが動かしてくれたのだ ろう。
魚探で、位置を決めて、無作為に一台づつ投入したインターバルかめら 7台のうちの 一つを手で持ってきて魚礁の中にいれることにしている。
GoProをメインにして保持しながら、片手でニコンのシャッターを押す。うまく撮れるはずがない。これほどいい加減に撮影するならば、むしろGoProの動画だけにしてしまった方がよいのではないか。
それでも、豊かな海の表紙になるような絵が撮れないかとスケベ根性をだしている。な らばちゃんと撮れ。水の中でそんなことを考えている。
昔から僕の潜水時間は短い。こんなものだと見切りが早い。だから、ろくな仕事もでき ないけれど、だから減圧症にもならずにここまで潜り続けてこられたのかもしれない。浮 上速度も速い。水中に長くいたらろくなことはないのだ。5mでの停止は、コンピュータ ー通りに3分我慢する。
浮上して、カメラを受け取ってもらう。荒川さんは、僕を引き揚げてくれるために、僕 よりも速い浮上速度で、停止も短くて、上で待っていてくれる。梯子につかまると、タン クを外せという。ドライスーツでは、自分の力だけで登るのが無理になっている。自分で 上がれないことがいつもトラウマになっている。
二本目の潜水は、インターバルを揚げてから、さてどこに行こうか。初潜りだから、高 根神社に参拝とみんな思っていたらしいけれど、僕はドリーム魚礁に行こうと考えた。1 3番の魚礁がスカスカだった。ドリームはソフトコーラルで満ちている。同じ時期、同じ 時の比較を感じて見たいとおもったのだ。
ダイブコンピューターを見ると、70本を越えましたおめでとうという表示がでてくる 。何でこんな馬鹿な、無駄なことをするのだろう。ダイビング器材メーカーって、基本的 に馬鹿(ダイビングのことをわかっていないという意味、必要以外のことをするなという いみ)なのだ。
潜水開始0240 水温17度、 潜水時間23分 浮上0303 水深21.8m
平均15m
やはり、ここのソフトコーラルは美しい。もう少しまともなカメラを手にして、ファイ ンダーを覗いて、シャッターを押したいな、と思ったりする。今の自分はGoProを構えて泳いで居るだけだ。
次回は インターバルカメラによる撮影のまとめをしよう。それが11日の潜水で一番考 えていたことだったのだ。
今、水中科学協会のシンポジウムの報告書を作っているのだが、直しに直している。ブ ログはなおしもしない、読みもしないで出している時がある。先日、石川さんに注意され た。少なくとも一度は読んで出しなさい。とても最もだが、これも、きっと読み直さない で出してしまうだろう。
1月11日成人の日だ。
1月に一度定例の波左間に行きたかった。調整したら、須賀、山本、増井、小俣、福田 、のメンバーが集まった。
潜る魚礁はNO13,ROVの時に探して見つけられなかった魚礁だった。その後荒川さんがブイをつけておいたというニュースがあったので、それに潜ろうということにした。
この13番と14番が同じ形で、ハウスのような形をしている。これに潜水すると、波 左間に沈設されている魚礁のすべての形をみたことになる。
あと、残るのは1番だが、これは水深50mだから、たてまえとして、混合ガスでなけ れば潜れない。ハイブリッドのテストで潜ろう。
ところが、13番に着けてておいたブイがなくなってしまっているという。捜さなくて はならない。GPSと魚探でさがす。
相変わらずドライスーツがきつい。ネックを締めると、猛烈な肩こり状態になる。死に そうだ。首は、潜る寸前に締めることにした。
ガーミンはN「北緯)とE「東経」で、目的地点を打ち込むと白い矢印がでる。自分の いる位置が黒い矢印で、黒と白を重ねると、目的地点に行ける。山立ができないから、こ れを使っている。たしか10年以上使っている。20年かも知れない。よくわからない。
ガーミン
捜索中
目的地に近づくと、IN のボタンを押す。拡大されて、位置がピンポイントになる。
魚探でその位置を見る。魚礁があれば影がうつる。安い、最低の魚探だから、あんまち はっきりしないが、良い魚探ならば魚礁の形が写る。でも、安くてもなんとなく形が映る し、魚のマークもでる。
荒川さんとボートオペレーターの山立て、僕のガーミン意見がちがう。僕もしばらくぶ りでこのやり方をやるので自信が持てない。が、最後は、ここです。と言い切った。とこ ろが、フクちゃんのGPSででは、ここは9番の魚礁ですという。僕たちの行きたいところは13番だ。9番はすでに潜ってみている。
福ちゃんのGPSは、韓国製だ。ガーミンは台湾製だ。台湾対韓国の勝負になった。最近やっていないとはいえ、僕の方はこれまでの経験がある。ここが13番と決めた。
さて、潜らなければならない。
ドライスーツのネックを被る。首が締め付けられて、苦しい。しかし、このくらい苦し くないと、浸水する。浸水か首絞めかの選択になる。以前は浸水を選択していたこともあ る。勿論、ほんのすこしの浸水で、下着を潜る度の変えるくらいだが、血圧が高いところ に首を締めて冷たい水の中に飛び込むのだから、血圧はどのくらい上がっているか見当も つかない。しかし、まだ死ぬという自覚はない。最近では血圧も安定しているので、首絞 めを選択している。
飛び込んでから潜降索に掴まるまでが安定していない。オーバーウエイトにしているつ もりなのだが、ドライの空気を抜き、BCの空気を抜いただけでは沈んで行かない。潜降索 を手繰って、5mほど潜らないと潜降の姿勢にならない。何時の頃からこんなことになっ てしまったのだろうか。
フクちゃんが僕の潜水の一部始終を撮影している。近々、僕が死んでから、僕の最後の 姿、とかいうことで価値がでるのだろうか。そうなるとなおさら無様な潜降はしたくない 。要するに自分の姿勢制御が客観的に感じられないのだ。主観だけ、自分の視野だけしか 感じられない。あまり深く考えないでありのまま、成り行きで潜水しよう。
たしかに13番の魚礁だった。台湾の勝ちだ。僕の場合、何はともあれ、一旦、海底の 着底して、身なり、バランス、ウエイトを締め直して、行動に移る。
潜水開始1133,21分の潜水、1154浮上 水温16.8度 最大水深32m、 平均20m、浮上の速度は早過ぎる。どれでけゆっくりあがったら、このコンピューター は満足するのだ
この頃、魚礁を見て、どこのメーカーのものか言い当てることができなくなった。まあ 、貶すのだから、メーカーの名前は無いほうが良い。屋根はあるけれど、柱は細く、床は ない。中の部屋はスカスカという魚礁だ。きっと、立方体積あたりの単価が低い、CPの良 い魚礁なのだろう。荒川さんもこの魚礁のことを褒めていなかった。だから、場所はどう でもよいと、位置がわからなかったのだ。
中には、ウマヅラハギの群れがいた。30尾ぐらいだろうか。
魚礁の中に、インターバルカメラを一台、いれてある。荒川さんが動かしてくれたのだ ろう。
魚探で、位置を決めて、無作為に一台づつ投入したインターバルかめら 7台のうちの 一つを手で持ってきて魚礁の中にいれることにしている。
GoProをメインにして保持しながら、片手でニコンのシャッターを押す。うまく撮れるはずがない。これほどいい加減に撮影するならば、むしろGoProの動画だけにしてしまった方がよいのではないか。
それでも、豊かな海の表紙になるような絵が撮れないかとスケベ根性をだしている。な らばちゃんと撮れ。水の中でそんなことを考えている。
昔から僕の潜水時間は短い。こんなものだと見切りが早い。だから、ろくな仕事もでき ないけれど、だから減圧症にもならずにここまで潜り続けてこられたのかもしれない。浮 上速度も速い。水中に長くいたらろくなことはないのだ。5mでの停止は、コンピュータ ー通りに3分我慢する。
浮上して、カメラを受け取ってもらう。荒川さんは、僕を引き揚げてくれるために、僕 よりも速い浮上速度で、停止も短くて、上で待っていてくれる。梯子につかまると、タン クを外せという。ドライスーツでは、自分の力だけで登るのが無理になっている。自分で 上がれないことがいつもトラウマになっている。
二本目の潜水は、インターバルを揚げてから、さてどこに行こうか。初潜りだから、高 根神社に参拝とみんな思っていたらしいけれど、僕はドリーム魚礁に行こうと考えた。1 3番の魚礁がスカスカだった。ドリームはソフトコーラルで満ちている。同じ時期、同じ 時の比較を感じて見たいとおもったのだ。
ダイブコンピューターを見ると、70本を越えましたおめでとうという表示がでてくる 。何でこんな馬鹿な、無駄なことをするのだろう。ダイビング器材メーカーって、基本的 に馬鹿(ダイビングのことをわかっていないという意味、必要以外のことをするなという いみ)なのだ。
潜水開始0240 水温17度、 潜水時間23分 浮上0303 水深21.8m
平均15m
やはり、ここのソフトコーラルは美しい。もう少しまともなカメラを手にして、ファイ ンダーを覗いて、シャッターを押したいな、と思ったりする。今の自分はGoProを構えて泳いで居るだけだ。
次回は インターバルカメラによる撮影のまとめをしよう。それが11日の潜水で一番考 えていたことだったのだ。