Quantcast
Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1388

1203 アラスカ夏物語

$
0
0
 昔のフェイスブックより拾いました。
2011年頃かな。今のブログは、自分のダイビングについて目標を追って居るのですが、ちょっとくどくてしつこい。もっと軽い文章を、本当は書きたいのです。ダイビングはすぐに、安全とか、生きる死ぬの問題になってしまうので、軽くは書けないのです。
以下が、フィスブックからです。

アラスカの森の中の小道を歩いていました。向こうからヒグマが来ます。逃げても間に合いません。死んだふりをすれば良いと言いますが、そんなことできるわ けがない。どうするか?「ハイ!ベアー」と声をかけます。アラスカの熊ですから、英語で話しかけます。なるべく友好的な言葉をかけながら、静かに後ずさりをします。人間の目でにらめば、目をそらすと聞いていたのでやって見ました。目をそらすことなど無く、どんどんやってきました。が、あまり速い歩みで はなかったので、こちらが脇道にそれて、何もおこりませんでした。
 これは、アラスカのカトマイ国立公園にヒグマが鮭を獲る水中撮影をしに行った時のことです。1983年でした。僕のテレビ撮影のプロデューサー、山中康男さんの番組 です。(日本テレビ)ダイバーと呼ばれるヒグマが居て、ヘッドファーストで潜水して、潜水時間およそ2分、鮭を捕まえます。山中さんはこの旅で、 「アラスカ夏物語」というノンフィクションを書いています。アマゾンで調べたら500円でした。人間と自然のかかわりを書いています。面白いです。須賀も でてきます。
おやすみなさい。アラスカの夢をみます。
b0075059_10122016.jpg

b0075059_10133685.jpg


鈴木雅子さんが、シェアして、コメントしてくれました。
「日本のクマ牧場の悲劇とは対照的な野生のクマとヒトとの付き合い方です。本来の生息地で本来の生活をしている彼らにとってヒトは「侵入者」。また野生の動物に詳しい人が彼らの森に侵入してきたヒトのニオイに気付いたクマが岩陰に隠れて、ヒトが立ち去るのを待っていたのも目撃したとも報告しています。私たちは「野生の生きもの」たちを正しく『畏れる』べきです。


野生と人との付き合い方はとても難しく、山中康男さんの番組はそのことが常にモチーフでした。一昨年亡くなりました。ほとんどの撮影に同行しました。僕の撮影は、山中さんの次が立松さんと潮美のニュースステーションで、人と自然のバランスが、テーマでした。人が生き続けるための永遠のテーマです。自然が死ぬとき人も死ぬと思っていましたが、人だけが死ぬのです。

b0075059_1013482.jpg

山中さんは、もう一冊「シルエトク」をだしています。これには、知床の仲間たちが全員出てきます。
楽しい本で、知床のこと全部わかります。しかし、山中さんの文章、上手すぎるのです。自分は下手でいいかな、と自分を慰めます。とにかく知床に興味のある方はぜひ読んでください。多分、アマゾンであるでしょう。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1388

Trending Articles