12月13日のシンポジウムの準備でブログを書いている時間がない。
シンポジウムに向けてブログを書きながら考えてきたのだが、ここまで来て行き詰まってしまった。
それでも、何かを書いて行かなければと、スマホで書いて、書くことはなんとか書けたのだが、写真添付してのアップが上手く行かずに消えてしまった。
窒素酔いの続きを書いていたのだが、消えてしまうと、気落ちしてしまう。もう一つ、ポメラで書いていた原稿も取り出そうとしたら、消えている。これは原因不明であり、ポメラはキーボードでしか使えないのか?SDCに保存して置かなかったのがいけないのかもしれない。
8日に人工魚礁に行ったので、そのことを書いてあったのだが、読みなおして、書きなおしている時間が無い。
8日にJAUSの人工魚礁調査、をやったので、人工魚礁のことを少し書こう。
人工魚礁の目的は、魚を増やすことだが、同時に魚を獲る、漁具としての効果も考えられていて、こちらのほうが大きい。何れにしても、製作、沈設にお金がかかるのだから、費用対比効果が考えられていなければならない。
今回潜った 1番 高さ15m その真中にカメラを沈めた。そのロープが見える。
今回の写真は福田克行くんが撮影したものです。「
何度も書くのだが、魚はなにもないところには居ない。砂地の魚が微妙だが、それも、例えばヒラメなどは、礁 の付近の砂地に居る。礁 の上にもいる。砂地のマハゼにしても、岩の陰、岩の隙間に入っている。ちょっとした岩でもあるところに集まる。
以前、富戸定置網の日吉さんと親しくお話する機会があったが、富戸のような東伊豆の沿岸では磯根が発達しているので人工魚礁はいらない。館山のような根のないところでは必要だと思うが、と話された、そのとおりだと思う。磯根の上に人工魚礁を置くような馬鹿なことをやらずに、磯根のないところに集中すれば良いのにと僕も思う。しかし、釣り漁業などでは、磯根のあるところでも、岸近くに人工魚礁を入れて成功している例もすくなくない。釣れる場所が近くなれば、効率も良くなる。
僕達が通っている館山市波佐間の人工魚礁群は、著しい成功例だと思う。
もしも、羽左間に人工魚礁が無かったならば、今、高根と呼んでいる神社をおいた根につながる磯の岩の脈、根があるだけだ。これも、いい根だがこれだけでは足りない。
この地域に人工魚礁の沈設が行われた歴史は昭和56年からで、そのときに沈設された、小さい0。8 角で、ここにも、タマカイという巨大魚がきた。昭和58年には、タイヤ魚礁が沈設された。この頃は、タイヤ魚礁が廃物利用として、全国で盛んに沈設されたが、タイヤの成分が海に悪影響がある可能性があるということで、中止になった。平成10年には2.0mの角ブロックが沈められ、これをきちんと積み直して、ドリーム魚礁と呼ぶ、人気スポットになっている。ソフトコーラルが美しい。
ヘイセイ20年から、この地域に防衛予算として、多くの魚礁群が館山から坂田にいたるまで、数多く沈設され、これが、日本の沿岸で魚礁がまとめて沈設された、最後のプロジェクトだったと思う。それ以後の魚礁は、さらに沖合の超大型人工礁 に中心が写っているようだ。
平成20年から、23年に沈設された魚礁は、大型でコンクリートブロックは3m角、6m角である。更に沖に鋼鉄製が、5基沈設され、そのうちのいちばん沖の、、1番と呼ばれる、高さ15mの一番高い魚礁に今回は潜水した。
昔、1980年代に、どの形が一番良いのか各種を比較する実験が神奈川県大磯で行われ、スガマリンメカニックが調査を担当したが、要は容積あたりの価格と、コンクリートが良いのか鉄鋼が良いのかであろう。ここ波佐間では、水深別の各種魚礁が比較して洩られる。深さが深くなればそれに比例して、高さが求められ、高い魚礁が作りやすい鋼製が中心になった。だんだん、浅くなると高さは低く、広がりが大きい魚礁群になっている。
この殆どすべてにインターバルカメラによる撮影調査を行ってきたが、高さの高い魚礁の調査にこの手法は適しているようだ。
今回、8日の調査では、8個のインターバルカメラを沈めたが、人工魚礁の位置を確かめず、人工魚礁があると思われた場所に入れた。沖の魚礁の目標ブイは、すぐに切れたり沈んだりしてしまう。荒川さんなどはすぐに潜って探しに行くが、潜水回数が増えるので、あまり煩わせたくない。小さな魚探を使っているが、今回は、魚礁から離れたところに魚が回ってくるのが撮れるのではとだいたいの位置に投入した。一個だけを正確に魚礁の中に入れた。
今回は、回遊性の魚が現れなかったこともあって、離れたカメラ、離れたといってもダイバーの持つライトが見える程度の距離であったが、まったく魚が写らない。つまり20mもはなれたら、魚はいないということだ。
岸近くの魚礁は、距離が狭いので、連携があって、魚礁の中間でも魚が写るが、沖の鉄鋼魚礁は互いの間隔が離れていて、間では魚が写らない。9月の調査では、移動するブリの群が、写ったので今回もお期待したがだめだった。ブリは今、穫れていないはずだ。
実は、このようなことは、昔からわかっていることではあるが、それが確認できた。
今度の調査では、小さい稚魚がほとんどだった。
このような魚礁群が、羽左間と同様に、板田、西崎、見物、塩見、香、と岸から沖に向かって短冊のような漁業権区域にそれぞれ沈設されている。これらの相乗的な効果で、定置網漁業は確実に漁獲量は増えている。漁獲量については、定置網以外は、漁業者の高齢化もあって、減少せざるを得ないが、それでも、釣漁業、あるいは遊漁は、これら人工魚礁を狙って行われている。
そして、これは、人工魚礁本来の目標ではないが、ダイビングポイントとしてのスポーツダイビングの為の役割を果たしている。
外房は、広大な磯が広がっており、魚を目標とした人工魚礁は、砂地の場所以外は、必要はないが、外房については、また、別の議論になる。
今では、全国的にダイビングポイントが広がっている。伊豆などでは津々浦々すべてがダイビングポイントである。その各地で分析的な調査が、レクリエーションダイビングとして、行われるようになれば、その集積はめざましいものになろう。
シンポジウムに向けてブログを書きながら考えてきたのだが、ここまで来て行き詰まってしまった。
それでも、何かを書いて行かなければと、スマホで書いて、書くことはなんとか書けたのだが、写真添付してのアップが上手く行かずに消えてしまった。
窒素酔いの続きを書いていたのだが、消えてしまうと、気落ちしてしまう。もう一つ、ポメラで書いていた原稿も取り出そうとしたら、消えている。これは原因不明であり、ポメラはキーボードでしか使えないのか?SDCに保存して置かなかったのがいけないのかもしれない。
8日に人工魚礁に行ったので、そのことを書いてあったのだが、読みなおして、書きなおしている時間が無い。
8日にJAUSの人工魚礁調査、をやったので、人工魚礁のことを少し書こう。
人工魚礁の目的は、魚を増やすことだが、同時に魚を獲る、漁具としての効果も考えられていて、こちらのほうが大きい。何れにしても、製作、沈設にお金がかかるのだから、費用対比効果が考えられていなければならない。
今回潜った 1番 高さ15m その真中にカメラを沈めた。そのロープが見える。
今回の写真は福田克行くんが撮影したものです。「
何度も書くのだが、魚はなにもないところには居ない。砂地の魚が微妙だが、それも、例えばヒラメなどは、礁 の付近の砂地に居る。礁 の上にもいる。砂地のマハゼにしても、岩の陰、岩の隙間に入っている。ちょっとした岩でもあるところに集まる。
以前、富戸定置網の日吉さんと親しくお話する機会があったが、富戸のような東伊豆の沿岸では磯根が発達しているので人工魚礁はいらない。館山のような根のないところでは必要だと思うが、と話された、そのとおりだと思う。磯根の上に人工魚礁を置くような馬鹿なことをやらずに、磯根のないところに集中すれば良いのにと僕も思う。しかし、釣り漁業などでは、磯根のあるところでも、岸近くに人工魚礁を入れて成功している例もすくなくない。釣れる場所が近くなれば、効率も良くなる。
僕達が通っている館山市波佐間の人工魚礁群は、著しい成功例だと思う。
もしも、羽左間に人工魚礁が無かったならば、今、高根と呼んでいる神社をおいた根につながる磯の岩の脈、根があるだけだ。これも、いい根だがこれだけでは足りない。
この地域に人工魚礁の沈設が行われた歴史は昭和56年からで、そのときに沈設された、小さい0。8 角で、ここにも、タマカイという巨大魚がきた。昭和58年には、タイヤ魚礁が沈設された。この頃は、タイヤ魚礁が廃物利用として、全国で盛んに沈設されたが、タイヤの成分が海に悪影響がある可能性があるということで、中止になった。平成10年には2.0mの角ブロックが沈められ、これをきちんと積み直して、ドリーム魚礁と呼ぶ、人気スポットになっている。ソフトコーラルが美しい。
ヘイセイ20年から、この地域に防衛予算として、多くの魚礁群が館山から坂田にいたるまで、数多く沈設され、これが、日本の沿岸で魚礁がまとめて沈設された、最後のプロジェクトだったと思う。それ以後の魚礁は、さらに沖合の超大型人工礁 に中心が写っているようだ。
平成20年から、23年に沈設された魚礁は、大型でコンクリートブロックは3m角、6m角である。更に沖に鋼鉄製が、5基沈設され、そのうちのいちばん沖の、、1番と呼ばれる、高さ15mの一番高い魚礁に今回は潜水した。
昔、1980年代に、どの形が一番良いのか各種を比較する実験が神奈川県大磯で行われ、スガマリンメカニックが調査を担当したが、要は容積あたりの価格と、コンクリートが良いのか鉄鋼が良いのかであろう。ここ波佐間では、水深別の各種魚礁が比較して洩られる。深さが深くなればそれに比例して、高さが求められ、高い魚礁が作りやすい鋼製が中心になった。だんだん、浅くなると高さは低く、広がりが大きい魚礁群になっている。
この殆どすべてにインターバルカメラによる撮影調査を行ってきたが、高さの高い魚礁の調査にこの手法は適しているようだ。
今回、8日の調査では、8個のインターバルカメラを沈めたが、人工魚礁の位置を確かめず、人工魚礁があると思われた場所に入れた。沖の魚礁の目標ブイは、すぐに切れたり沈んだりしてしまう。荒川さんなどはすぐに潜って探しに行くが、潜水回数が増えるので、あまり煩わせたくない。小さな魚探を使っているが、今回は、魚礁から離れたところに魚が回ってくるのが撮れるのではとだいたいの位置に投入した。一個だけを正確に魚礁の中に入れた。
今回は、回遊性の魚が現れなかったこともあって、離れたカメラ、離れたといってもダイバーの持つライトが見える程度の距離であったが、まったく魚が写らない。つまり20mもはなれたら、魚はいないということだ。
岸近くの魚礁は、距離が狭いので、連携があって、魚礁の中間でも魚が写るが、沖の鉄鋼魚礁は互いの間隔が離れていて、間では魚が写らない。9月の調査では、移動するブリの群が、写ったので今回もお期待したがだめだった。ブリは今、穫れていないはずだ。
実は、このようなことは、昔からわかっていることではあるが、それが確認できた。
今度の調査では、小さい稚魚がほとんどだった。
このような魚礁群が、羽左間と同様に、板田、西崎、見物、塩見、香、と岸から沖に向かって短冊のような漁業権区域にそれぞれ沈設されている。これらの相乗的な効果で、定置網漁業は確実に漁獲量は増えている。漁獲量については、定置網以外は、漁業者の高齢化もあって、減少せざるを得ないが、それでも、釣漁業、あるいは遊漁は、これら人工魚礁を狙って行われている。
そして、これは、人工魚礁本来の目標ではないが、ダイビングポイントとしてのスポーツダイビングの為の役割を果たしている。
外房は、広大な磯が広がっており、魚を目標とした人工魚礁は、砂地の場所以外は、必要はないが、外房については、また、別の議論になる。
今では、全国的にダイビングポイントが広がっている。伊豆などでは津々浦々すべてがダイビングポイントである。その各地で分析的な調査が、レクリエーションダイビングとして、行われるようになれば、その集積はめざましいものになろう。