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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0812 スノーケリング セーフティ

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 シュノーケル事故が相次いでいる。僕たちは、30年ぐらい前からスノーケリングと呼ぶようになっている。PADIもNAUIも、日本スノーケリング協会もスノーケリングだ。海保がシュノーケリングと呼んでいるようで、DANは、どうかなと調べてみたが、容易に見つけられない。スノーケリングもシュノーケリングも視界の外にあるのだろう。
シュノーケリング事故は、ダイビング事故ではない。海水浴事故の範疇に入る。
海水浴の事故ならば、僕がダイビングに関わり、毎年新聞で見ていると、8月の第一日曜がピークで、昔は全国で20名程度、一日で事故が起きたこともあった。次第に減って、今では8月上旬ぐらいで、20人ていどだろう。今年は、下田管区で7-8月で死亡行方不明は8名だった。昔の海水浴事故は、湘南が中心だったが、今では中心が沖縄に移り、スノーケル使用中が多くなった。

これまでの、自分のかかわりでは、スキンダイビング、フリーダイビングを行う、つまりダイバーとスノーケリングング客とは、階層がちがう。ダイバーの常識は、スノーケリングング客には通用しない。しかし、自分たちがスキンダイビングの本を出したから、言うのではないが、ダイビングショップ、ダイビングサービスがスノーケリング、スキンダイビングを扱うところが増えてきた。やがてはフリーダイビングに拡大して行くのかなと推測している。

此処から先はスノーケリング事故をシュノーケリング事故とくくるような、スノーケリングングにもスキンダイビングにも知識のないマスコミ記者の報告を基にして書く。願わくば、事故が多いからと、スキンダイビング・セーフティを買ってくれるといい。同じスノーケリングでも、海水浴とダイビング関係者の持つフィーリングの違いがわかり、正しい講習を受けるように、と書いてくれると良い。

このところ事故が相次いでいる館山だが、長年のホームグラウンドである。
11日には7人の同僚ときていた、28歳男性が、波にさらわれた。という、どの海岸だったかは分からないが、普通の溺水事故で、スノーケルを付けていただけだろう。一緒に泳いでいた女性からの通報というから、バディシステムではあったのだろう。
12日には、早朝の6時に、会社役員43歳が、洲崎で行方不明になり、浜辺から20mのところで発見された。洲崎は、房総半島の先端で、東京湾の入り口であり、流れが速い。僕もその昔流されそうになり、必死に泳いで助かった。また撮影の仕事で流れが速くて潮止まりを待ったこともある。浜辺から20mというのだから流されたわけではないだろうが、一人で泳いでいた。

これらの事故は、季節的な海水浴事故で、どうすることもできないが、腹立たしかった。

 朝、メールを見たら、浦安屋内プールで行った親と子のスキンダイビング講習の受講者、お母さんから、映像を送ったお礼のメールが来ていた。





「お礼のメールが大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
ちゃんと映像届いています、ありがとうございました。
シューノーケリングの事故もニュースでありますが、
ライフジャケットを必ず着用し、バディーシステムを忘れないようにし
楽しみたいと思います
ありがとうございました。」

僕のプログラムはとにかくフィン、マスク、スノーケルで泳ぐこと、5分間の水面での水平静止、ゆっくり泳ぐ、ダッシュする。水に慣れるためのマスククリアー、そして、15分間隔でのバディ確認、泳ぐ時は肩と肩を並べで泳ぐ。プールでは潜って遊ばせるが、海では必ずフローティングベストを着けること。
それだけのことを楽しくやればいい。 スキンダイビング・セーフティには詳しく書いている。

 それはそうとして、浦安の親子スキンダイビング講習の前期のテープは編集してユーチューブに出したが、後期の分が、約束不履行になっている。どうしよう。


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