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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0728 豊潮丸航海 4  宿毛へ

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 7月28日
宇和島を出て、宿毛に向かう。

宇和島の由良岬で潜水した。
僕達がゴムボートを出して、潜水する場所は、いわゆるダイビングポイントではなくて、豊潮丸がアンカーを入れて停止するか、船を流して、止まっていられる場所から、ゴムボートを出し、安全に戻ってこられるところが選ばれる。潜ってみなければ、その海底がどのようなところか事前には分からないが、僕がダイビングを担当して以来、このスタイルでのダイビングをしているし、中尾先生は、豊潮丸でのダイビングに長い経験があるから、大体のポイントは想定できる。つまり、豊潮丸ポイントが有るということだ。
由良岬は、そのように想定して潜ったのだが、良い場所だった。



潜水開始1056 潜水時間46分 浮上1142 水温26.8度 最大水深14.2M
平均水深8.0 メートル 透視度15メートル
バディは①中尾・須賀 ②町田・石橋 ③相馬里奈・鈴木
①②③はだいたいは視界の中にいる。


   今度の旅では、大きいストロボもライトも、船に持ってきて入るのだが、水中に持って入っていない。お写真を撮ることが目的ではない。両手を空けた状態にしたい。

久しぶりで恐怖を感じない、のんびりした気持ちのよい潜水だった。採取物の成果、価値はぼくにはわからない。恐怖心というもの、大事にしている。恐怖心があるので安全が確保できている。恐怖心はイメージとして持っている。

潜水後宿毛に到着して、宿毛では、この航海で唯一のレクリエーショナル・ダイビングのダイビングポイントに旧友のパシフィックマリン、森田さんのボートでガイド付きのダイビングになる。森田さんが船に見えられて打ち合わせ。

その後、徒歩遠足スタイルで街にでた。
「ラーメンを食べに行きましょう。」
宿毛の街、古い町並みだが完全に死んでいる。シャッター街だが、食べ物屋、飲み屋さえも港なのにない。その死んだ街を抜けて、田んぼの中を抜けている立派な舗装路をどこまでも歩く。途中で森田くんの車とすれちがう。船に魚をとどけてくれに向かう途中だという。乗せてもらって、船に戻り、そのまま戻ってくればこれ以上歩かないで済む。しかし、突っ張って、歩くことにする。この頃歩かない。歩かないことが陸での体力の衰えになっている。中尾先生たちとの旅は歩くトレーニングでもある。
それから、どれほど歩いたか、宿毛鉄道の駅があり、例によって、全てのチェーン店、住宅街がある。一つの街を殺し、別の新しい街が、車の便のあるところにできている。全国的な現象だ。

ラーメン屋は宿毛駅の近くの田んぼの中の一軒家的にあった。ラーメンは美味しかった。学生の情報だろいうか。戻り道も歩くつもりで歩き出した。大きなショッピングセンターが駅から少しのところにあり、中尾先生が森田を呼んで車で帰れという。自分はトレーニングのつもりだから、歩き通すつもりで居たのだが、車で戻ることにした。一緒に帰る学生がいるはずと思ったのだが、いなかった。


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