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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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豊潮丸航海-3

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 日振島で潜水後、宇和島港に入港、恒例の徒歩買い物に出かける。僕もなるべく足を鍛えるべく参加するようにしている。港から市役所の前を通過して、駅近くのショッピングセンターまで歩く。よる、これも恒例のバーベキューをやる食材を仕入れる。山ほどになったので、タクシーで船に戻る数人と、見上げると見える宇和島城観光のグループ、日本の数少ない、本物の残った城だということで、気持ちが動いたが、小高い山の上にある。やはり、パスすることにした。



夕方から宵、気持ちの良い夜で、豊潮丸の接岸している岸壁でバーベキューが盛大に行われた。今頃の学生は羨ましいと思うが、自分の学生のころもが、自分の学生のころも悪くはなかった。とにかく若いだけで楽しいのだ。お酒も飲まないし耳も遠いが、このような折には補聴器を付けて、話に参加しようとは思うのだけれど、揃って、大声を上げて笑うようなときに、一緒に笑えない。時代が違うのか、僕が高齢者になったためか。北海道大学の酒井先生は、学生と一緒によく笑う。

とにかく気持ちの良い夜で、学生たちが巣立ってからも、たぶん、一生わすれないだろう。僕が卒業論文を書いた、波浮港(この前、海豚倶楽部で行った)の60年前の佇まいをわすれないように。
 ただ、僕の学生時代、先生は、ここまでサービスしてくれなかった。月謝を使い込んでの滞納を立て替え払いしてくれたけど。
  
 7月28日
宇和島を出て、宿毛に向かう。

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