毎月一度、その月の最終日曜日にお台場潜水があるということ、貴重なトレーニングになっている。都会で、海に行かないと、次第に体調が悪くなってくる。加齢とともに、仕事が少なくなっている現在、お台場が無いと、本当に病気になってしまうかもしれない。
まず、体調について、お台場から戻ってきて、かなり疲れた。この年齢で、ドライスーツで12キロのウエイトを付けて、歩いてエントリーエキジットで2本潜れば、こんなものだろう。今日で、ドライスーツを次の秋まで、さらば、として、次の大瀬崎(5-03は)ウエットスーツとしたい。
きっちりした、研究者としての観察研究目標を持ちたいとおもうが、現状の僕では、きわめて困難、撮影の目標を設定するぐらいが、研究の目標だ。
今回は、一眼レフカメラの上にGoProを載せて、撮影し、一眼レフでの撮影とその上のGoProの映像で、周辺の状況の説明が撮れるか、とともに、画像の鮮鋭度、使えるかどうかの比較がしたい。
また、JAUSでウエアラブルカメラ研究サークルをつくることから、そして、5月のマンスリーセミナーが、ウエアラブルカメラをテーマにすることから、その資料になることも考慮する。
第一回目の潜水は、9時半ごろのエントリーで、10時半ごろのエキジット、だいたい1時間だ。ダイコンは、水深が1.5m以上でないと作動しないので、50cmぐらいのところに居ることが多い、この潜水ではタイムキーパーとしては役に立たない。水温は17.3度であった。
第一回目の潜水では、キャノン一眼 4月1日のブログで紹介しているが、ハウジングに入っているカメラは、 Canon EOS Kiss Digital X ファインダーも液晶がついていない。レンズは18-55の一応ワイドズームで、常にワイド側18mmで撮っている。これでは、画角が狭いので、GoProを上にマウントした。ハウジングはフィッシュアイで、とにかくコンパクトであることを買った。
前回、3月31日にメバルの稚魚を撮っている。今回は、稚魚が育っていることが楽しみだった。
今日は、大潮で、潮がどんどん引いて行く、10時では、もうかなり干出している。右側の石の間で、稚魚の小さい群れを見つけて撮影した。
3月のメバル稚魚 マクロ魚眼撮影
今回、4月 キャノン一眼 稚魚も一回り大きくなった。
キャノンの上に載せたGoProでの周辺撮影
周囲、全体の状況をとらえている。この方法で良いが、キャノンの上のGoProに液晶ファインダーをつけていて、このファインダーでも確認ができると思ったのだが、あまりうまく行かない。もっと練習が必要か、あるいはこのシステムではキャノンのファインダーを見れば足りるので、このGoProには液晶ファインダーは不要かもしれない。液晶ファインダーは電池を消耗させるので、使わないで済めば使いたくない。
今回の失敗は、キャノンのストロボが発光しなかったことで、これは、事前の準備で発光テストを省略してしまったことの結果であった。
2回目、午後の潜水で、ストロボを整備したが、潮がどんどん引いてしまって、午前中の撮影地点は、干上がってしまった。
引き潮で岩が干出してしまった。
どんどん奥に行き、突き当りの木の杭地点まで行って、ようやく群れを見つけて撮影した。しかし、この撮影では、せっかくストロボが光っているのに、キャノンの方は画になっていない。キャノンの上に載せたGoProはバッテリーがアウトしてしまったため、マスクマウントした、GoProの2型を、マスクから外して、手持ちで撮影した。
なお、画質とか使いやすさでは、2型とシルバーエディションは、ほぼ同等で、裏蓋が。開いてしまったトラブルを、ゴムバンドなどで止めて防げば、2型で十分である。が、シルバーエディションが出ているから、一般には2型を使う人はいないだろうが。
GoProでの動画は、かなりきれいに撮れた。編集すれば使えるだろう。
メバルの稚魚だが、お台場の石の下、隙間にむれていることから、東京湾全域の、このような浅い水深部分の石の下にメバルの稚魚が居るのだろう。この次の大きさになった時に、どこにゆくのか。青海埠頭公園では、少し大きい石の、投石が、埠頭の5m点に会ったので、そちらに移動していた。このあたりでも、多分、水上バスの航路のあたりにある。灯籠のある小さい島あたりに行けば、大きくなってメバルが群れているだろう。ただ、どちらも、夏の無酸素状態の時にはどこかに消えていて、また11月に出てくる。このことについての研究などはやりたいが、研究費が無ければ術がない。それに、時間もない。ただ、このお台場水域でできる研究についての提案企画は考えてみよう。
マクロ魚眼でねらう
木杭には、ヒメホウキムシ(扁形動物、ナガムシ類)が居て、これを撮ることが、マクロ魚眼を買った目的の一つだった。撮影したが、きちんとしたマクロレンズで撮ったものに及ばない。図鑑の写真はもう少しシャープである。まあ良いか、程度である。