これから何度も書き直すであろう。あとがきのプロトタイプ
未だ、届かない原稿もあります。ので、
あとがき
ようやく、すべての原稿の整理が終わった。4人の共著であるから、フリーダイビングの生理学的視点からの藤本さん、実践的視点の岡本さんの記述が重複している。さらに対談で重複部分がある。限りのあるスペースなので、整理して簡潔にしたいという誘惑に駆られた。しかし、別の視点から、表現を変えて、重ねることで、理解が進むので、重複を気にしないで書いてほしいと、最初から重複は計算にいれて共著をお願いしている。
生涯スポーツとしてのスキンダイビングの写真として使わせてもらおうとおもっています。
もはや、おばあさんという言葉が死語になる、孫がいるからおばあさんと、よばれる。
フリーダイビングはもちろん、スキンダイビングも決して安全が保証され確保されている活動ではない。だから、この本が必要だと考えた。それでも途中で、ここまで事故例を並べれば、危険が強調されて、スキンダイビング、フリーダイビングを楽しもうとする人が減るのではないかと心配になった。岡本美鈴も競技に出かけているバハマから、そう言ってきた。
振り返ってみると、1960年代、1970年代には、スクーバダイビングの普及について、同じように悩んだ。危険だと言ったらお客が来なくなるのではないか。そして、1980年代に入り、BCの普及とともに、スクーバダイビングでは溺れの可能性が低くなった。スクーバダイビングは、安全な商品スポーツだと唱えられるようになり、結果として致死性の高い商品スポーツだと言われることになった。
僕たちは、スキンダイビングを、フリーダイビングを商品だとはおもっていない。もちろんプロとなれば、その指導、その活動はビジネスであり、利益を追求する。それは、その知識、経験、形式知と暗黙知を売っているのであり、フリーダイビングという商品を売っているのではない。知識と経験による指導と安全管理を買ったそれぞれが、自分の責任でダイビングを楽しむものだ。
岡本美鈴は、練習の安全、活動の安全は、それをコントロールするフリーダイビングの協会、指導する指導者、そして参加するメンバーすべての協力で達成されることであり、
「海でもプールでも水に入るごとに「自分と仲間全員が安全にダイビングを終え、無事に帰宅する」という意志を皆でしっかり持ってほしい。」 と述べている。これは、フリーダイビングでもスキンダイビングでもスノーケリングでも、そして、スクーバダイビングでも同じことであり、水中での活動は、決して安全の保証を指導者とか団体がするものではない。みんなで達成するものなのだ。
この本は、フリーダイビングとスキンダイビングの安全について書いたものだが、考え方とか、事故についての対処については、スクーバダイビングの指導者にも参考にしてもらいたい。一つには安全についての意識の問題、そして、もう一つ、スクーバで空気が無くなった時、故障した時、行動はスキンダイビング、フリーダイビングにスイッチが切り替わる。テクニカルダイビングで、水深90mでギアが故障して、酸素分圧がおかしくなった時どうするか、美鈴が90m潜る時の心構えとトレーニングに共通したものがあり、共感を覚えると思う。
とにかく、この本が、すべてのダイビングについて、安全のための努力(知識の習得とトレーニング)を重ね、最善のローカルルール(手段、計画)を選択して、安全で楽しいダイビングを目指す一助になれば、著者一同、嬉しい。
未だ、届かない原稿もあります。ので、
あとがき
ようやく、すべての原稿の整理が終わった。4人の共著であるから、フリーダイビングの生理学的視点からの藤本さん、実践的視点の岡本さんの記述が重複している。さらに対談で重複部分がある。限りのあるスペースなので、整理して簡潔にしたいという誘惑に駆られた。しかし、別の視点から、表現を変えて、重ねることで、理解が進むので、重複を気にしないで書いてほしいと、最初から重複は計算にいれて共著をお願いしている。
生涯スポーツとしてのスキンダイビングの写真として使わせてもらおうとおもっています。
もはや、おばあさんという言葉が死語になる、孫がいるからおばあさんと、よばれる。
フリーダイビングはもちろん、スキンダイビングも決して安全が保証され確保されている活動ではない。だから、この本が必要だと考えた。それでも途中で、ここまで事故例を並べれば、危険が強調されて、スキンダイビング、フリーダイビングを楽しもうとする人が減るのではないかと心配になった。岡本美鈴も競技に出かけているバハマから、そう言ってきた。
振り返ってみると、1960年代、1970年代には、スクーバダイビングの普及について、同じように悩んだ。危険だと言ったらお客が来なくなるのではないか。そして、1980年代に入り、BCの普及とともに、スクーバダイビングでは溺れの可能性が低くなった。スクーバダイビングは、安全な商品スポーツだと唱えられるようになり、結果として致死性の高い商品スポーツだと言われることになった。
僕たちは、スキンダイビングを、フリーダイビングを商品だとはおもっていない。もちろんプロとなれば、その指導、その活動はビジネスであり、利益を追求する。それは、その知識、経験、形式知と暗黙知を売っているのであり、フリーダイビングという商品を売っているのではない。知識と経験による指導と安全管理を買ったそれぞれが、自分の責任でダイビングを楽しむものだ。
岡本美鈴は、練習の安全、活動の安全は、それをコントロールするフリーダイビングの協会、指導する指導者、そして参加するメンバーすべての協力で達成されることであり、
「海でもプールでも水に入るごとに「自分と仲間全員が安全にダイビングを終え、無事に帰宅する」という意志を皆でしっかり持ってほしい。」 と述べている。これは、フリーダイビングでもスキンダイビングでもスノーケリングでも、そして、スクーバダイビングでも同じことであり、水中での活動は、決して安全の保証を指導者とか団体がするものではない。みんなで達成するものなのだ。
この本は、フリーダイビングとスキンダイビングの安全について書いたものだが、考え方とか、事故についての対処については、スクーバダイビングの指導者にも参考にしてもらいたい。一つには安全についての意識の問題、そして、もう一つ、スクーバで空気が無くなった時、故障した時、行動はスキンダイビング、フリーダイビングにスイッチが切り替わる。テクニカルダイビングで、水深90mでギアが故障して、酸素分圧がおかしくなった時どうするか、美鈴が90m潜る時の心構えとトレーニングに共通したものがあり、共感を覚えると思う。
とにかく、この本が、すべてのダイビングについて、安全のための努力(知識の習得とトレーニング)を重ね、最善のローカルルール(手段、計画)を選択して、安全で楽しいダイビングを目指す一助になれば、著者一同、嬉しい。