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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0225 三保先生

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 石川宅で、ケーブダイビングの大家であり、耳鼻咽喉科のお医者さんとして、耳抜きで困ったダイバー、耳を痛めてしまったダイバーの相談相手、治療に力を発揮している三保先生を囲む集まりがあった。
 この頃、僕は人前でご挨拶するのが嫌いになっている。人と合うのもあまり好きではなくなっている。なので、石川さん宅での挨拶もなるべくにげてしまう。

 ただ、おいでいただいた三保先生について語らなかったのは、若干心が残る。三保先生には、そのことを伝えたが、皆さんにはお話をしなかった。
 まず、ご専門の耳鼻咽喉科のことだが、潜水のことを知らない耳鼻科のお医者さんが多すぎる。勉強もしてくれない。耳抜きの問題は、ダイバーにとって最大の関門なのだ。
 減圧症については、自分で考えることもできるし、予防策をとることもできる。このところ書いている減圧表を運用することで、自分の責任で、回避することができてきた。
 しかし、耳抜きができないことはリテラシーでは解決できない。自己診断もできにくい。そして、さしたる痛みも感じないで、内耳を損傷してしまいその後のダイビングができなくなってしまうこと、そして、恐ろしいリバースブロックは、減圧症よりも、ダイバーの命を直接的に水中で奪う可能性がある。その意味でこのところ三保先生の講演が増えたのはとても良いことだ。日本水中科学協会では2013年夏のフォーラムでお話いただいたし、最新ダイビング用語事典の原稿も書いていただいた。最近では小田原セミナーでの講演がある。最新ダイビング用語事典では、この本が初対面であったために、耳抜きに関連する部分だけが単独執筆で、圧外傷などの耳に関連するその他の部分では、連名の監修で、きっちりと原稿をなおしていただいた。

 セノーテの撮影については、素人離れした、撮影技術に驚いた。トップシーンばかりを集めた編集だったので、一つ一つのシーンに言及することはできないけれど、ヘルメットに付けたライト二灯だけでのライティングもすごい。ずいぶん練習しなければできない。ライティングがなければ暗黒の世界だからこそ、ライティングのトレーニングが自分の生死を分けるからだろう。カメラのフィックスも素晴らしかった。
 まあ、僕が撮影監督として、指示して【演出して】編集すれば、もっとすごいものになるだろう、と、映像専門家の誰もがおもうのではないだろうか。三保先生は、カメラマンではなく、耳鼻科のお医者さんなのだから。

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