サークルと部活動について、考えさせられいる。サークルは、部活動よりも数倍人数が多い。
水産大学の潜水部存亡の時には20:1ぐらいのスコアの差がついた。そして、サークル活動をやめさせることも否定することもできない。サークルは潜水業界そのものだから、これを否定することは、業界を否定うことになる。部活動で卒業したOBも多数業界で生きている。僕もその一人ではある。とりあえず、自分なりの決着、結論をだしたが、それはこの学連の話の最後にまとめよう。考えているうちに、また行動しながら考えているうちにまとめも変わってくる。昨夜も海洋大学潜水部OB会の忘年会で、その話を後輩として、現状の情報 もうあと10日を2014年は切っているが、その29日に、先日のシンポジウムのパネルディスカッションのメンバーが集まって、話し合う。そのころまでに、この問題についてのまとめをしよう。
なお、このブログで学連の話を続けていて、ヒット数は全然上がらない。つまり、人気がないのだ。学生のダイビングなど、多くの人にとってはどうでもよいことなのだろう。しかし、潜水部の後輩が読んでくれて、考えてくれているらしいので、行き着くところまで続けよう。ダイビング活動、ダイビング業界の根幹にも触れることがあるはず、でもある。
2004年当時、ネットでは、サークルとしてアビスが発足したことが書かれているが、僕の記憶では、2004年当時のサークルの名前は、アバロンだった。頭文字が同じAの自分たちは間違っているのではないか、それともアバロンはつぶれて、あるいは名称変更してアビスになったのか、よくわからない。別に記録ものこっていないだろう。アバロンはダイビングショップの息子が入学してきて作ったのだという風聞も聞いた。こんど調べてもらおう。
どっちでもいい、とにかくそのころ、調べていないから正確な時日がはっきりしていないが、大瀬崎で、学生サークルの死亡事故があった。東大生も含まれていて、とうじも僕は東大の海洋調査探検部のアドバイザーをしていたので、そのメンバーではないかとおどろいた。しかし、これは、東大生も含む三つぐらいの大学が合同しているサークルだとわかった。文科省は、この事故に注目して、文科省関連の財団、社会スポーツセンターにこの事故を掌握しているかどうか聞いてきた。社会スポーツセンターとしては、かかわっているのは関東学生潜水連盟であり、この連盟については、完全に管理されており、問題はないと返事をしたらしい。僕が返事をしたわけではないので、らしい、である。しかし、もしも事故が起こったりすれば、どこも、だれも管理していない大学のサークルというのは、問題がある。そして翻って、かかわっている学連についてもなんらかの動きをしなければならない。
これも、後の祭りだったのだが、この事故のサークルが使っていたのが、大瀬崎の羽衣でそのオーナーの話を聞きに行くと電話を掛けながら、行かれなかった。その電話では、夜に酒盛りをやって不摂生だったということを聞いた。
事故が起これば、酒盛りは問題になる。
学連では、毎年、式根島で学連合宿というのをやり、各大学の部から、安全対策係とかトレーナーとか各大学では名称をちがえても、部活動の安全確保と司る係りがいる。その掛りが合宿をして、安全確保の方法、レスキューの方法などの研修を行い同時に親睦を深める。その報告書を海洋大学の潜水部, 43 代の小坂君から入手した。訓練プログラムは、同行してみれば改善点はあるだろうが、おおむね妥当なものだった。
しかし、その中に各部の代表のスローガンみたいなものと書いている部分があり、酒盛りを行ったことを嬉々として書いている。酒を飲むことを禁止する必要は無いと、当時は思ったが、学生の合宿である。野放しにしておくわけには行かないと思った。
僕自身は酒を飲まない。飲めないわけではない。ニュース・ステーションをやっていたころは、その営業で良く飲んだ。飲む席で企画が決まることが多いのだ。しかし、生涯スポーツの指導を社会スポーツセンターで行うことに本腰を入れるようになってから、完全禁酒をしている。
海洋大学では、毎年、執行部交代の儀式を執り行う。時間があれば出席していた。その儀式で、新入生が、酒の一気飲みをしながら挨拶をする。コップに酒を注いで、一気飲みをして、「○○高校出身、潜水部一年目、だれだれと申します。よろしくおねがいします。オース!」などと言ってまた酒を飲む。こんなのは、僕が大学生のころ、そして僕が指導していた14代あたりには無かった。僕が留守にしていた20代あたりから、39代のあたりで始まって定着したのだろう。
僕がこれを見て、喜んだり、賛成したりするわけがない。が、OBの中にもこれを芸にしている人がいる。まあ、いいか。同じ芸を、水産高校の先生たちに潜水指導している合宿でも見た。数少ない女の先生に一人がやって、大変に受けた。何も本当の酒でなくても良いのだろう。これを職場でやれば、変な芸をやらなくても、体育会系だという評価を受けることができる。体育会系的な女の子というのは職場での評価も高く、事実仕事もできる。
そのまま見過ごしていたら、やがて海洋大学では、一気飲み禁止令が出た。急性アルコール中毒の事故が起こった結果だろう。
それやこれやで、今海洋大学の潜水部では全面的禁酒、禁煙になっているとの報告を受けている。
サークルの問題に移ろう。とにかく、海洋大学では、サークルと部活動の差別化を図らなくてはならない。海洋大学には千葉県館山に研修・研究センターがある。そこではスクーバセット、タンクの充填施設がある。センターの技官の益子さんに社会スポーツセンターの、いまでは日体協のスクーバダイビング指導員になってもらい、全日本潜水連盟の指導員にもなってもらい、彼に潜水部の指導をお願いした。その指導を受けなければ、サークルのクラブ員でもこの施設を利用することはできないようにもなった。潜水部員は、この施設で我が物顔ができる。サークルは借りてきた猫にならなければならない。海洋大学には正規の授業としての潜水実習があり、その実習では、潜水部員が助手的な働きをする。サークルでも教える方に回る子は上手なのだろうが、それでも、潜水部員に比べれば、体の動かし方がちがう。
そんなことで、少しは盛り返し、5人から10人の新しい部員を獲得できるようになったが、それでも女の子二人だけになってしまった代もあった。しかし、その時も上と下はかなりの人数がいたので、ピンチにはならなかった。そんなとき、施設とそしてOB会がしっかりあれば、切り抜けていられる。
ところで、その頃海洋大学潜水部にはOB会が無かった。