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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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1102 海洋大学潜水部

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 11月1日、東京海洋大学潜水部、執行部交代会に出た。執行部というのは、部長、副部長、トレーナー、以下よくわからないが、それぞれの役割分担をしての役員で、現在2年、来年度3年生になる部員である。彼らが、4月に新入生を迎え、責任を執って活動を行い。夏から秋、来年も11月で次にバトンタッチする。今回が59代執行部という事は、来年が60代の執行部になる。

    顧問の荒川先生と、新部長、部長の女子率が高い。

 来年は創立60周年であり、60周年の行事、式典、記念誌などを、60代の執行部が掌らなければならない。今度の次の代だ。潜水部は、僕が大学3年生の時に作った。そのいきさつはグラフィティに書いたが、それから60年だ。月日は夢のようにすぎる。
 毎年、全日本スポーツダイビング室内選手権大会では、僕が水中撮影を受けているので、その手伝いを、海洋大学潜水部にやってもらって居るので、毎年3名ほどの部員とは、顔を見知る。コーチをやっていたのは40年以上昔のことになる。この数年は、その手伝ってもらう3名以外との付き合いがない。この執行部交代式にも、去年もその前も出なかった。疎遠になってはいけないと、OB会の会長にお願いして、グラフィティの出版記念会には現役10名近くが来てくれた。僕の潜水生活もあと残り少ない。過ぎてきた月日が夢ならば、残された時は瞬きする間しかない。これまでは、二年生の終わりで執行部で、3年の秋に終了だから、気心を知る暇もなくお別れになる。その一年間、せめてもう少し親密に付き合いたい。僕にとって、かれらは孫のようなものだ。かわいい。予定ならば、来年は80mに潜るから、その手伝いを彼ら潜水部にもしてもらいたい。
 付き合っている関東学生潜水連盟の他の大学、この前50周年で、娘の潮美の母校法政も、名誉顧問にさせてもらっている中央も、辰巳によく来てくれる学習院も、80mのための潜水機の製作をてつだってもらう芝浦工大も親密にしている。海洋大学よりもそれら親しくしている大学の方が親しいくらいのこの数年だった。今度の12月7日のシンポジウムも、関東学生潜水連盟、50周年を迎えて、次の50年をどのようにして活動してゆくかをテーマにしての公開ディベートなどを行うべく準備を進めて原稿を書いている。
 
 とにかく母校の水産大学(海洋大学)とは、もっと密にしたい。
 OBの何人かとともに、集まると、大人数である。現役は各学年の平均が10名だから、30名、それにOBが15名来れば45名だ。大広間が一杯になる。10年ほど前、新入生が1名になってしまい、風前の灯になり、僕が乗り出して行き、50周年をやり、何とかOBみんなで支えた時から見れば、大盛況だ。風前の灯の時に話したこと、とにかく、一年生を大事にしろ、先輩ではなくて世話人になれ、せっかく入部した新入生が止めたりしたら、それは執行部と二年生の責任だと、一年生はなにか上級生が気に入らないことをしたら、言いつけに来いと言ったこと守られているはずだ。それからも、次々と顔が入れかわり、少し離れていたので、みんなの顔は覚えていない。ただ、人数が減って危なかった時の顔は覚えている。
 宴席で僕のところにそれぞれ話に来てくれて、今度の新執行部のトレーナーの岩田君と辰巳にスキンダイビングの練習に来るように、お台場の潜水も練習になるのでくるようにと伝えた。うまく利用してくれて、顔を合わせることが多くなれば良いのだが。ひいき目かもしれないが、みんなきちんとした良い子だと思う。それにつけても、事故の無いように、支えてやらなければならない。

 11月2日、
 1日と引き続いて海洋大学に行った。同期会があるという事で行ったのだが、なぜか、やっていなかった。例によって日にち場所を間違えたかと焦ったがそんなことも無いようだった。どうしたことだろう。ともかく、海鷹祭(学園祭)は見た。


 ずいぶんの人出で、食べ物、マグロとか、ホタテとか、人気のあるマグロ丼は、長蛇の列がますます長くなっている。年々、人出は多くなっている。潜水部は例年、たこ焼きをやる。出ているところが端のほうだから、売れているのかなと覗いてみた。一年生だろうか4人ぐらいが、やすむ間もなく手を動かして、焼いている。それでも数人の列ができている。声をかけようかと思ったが忙しそうなので、遠慮した。

    潜水部 たこ焼き



      潜水部部室 機材の置場

 プールは、毎年、釣り堀になっている。60年前もこのプールで泳いで練習した。プールはそのままだ。潜水の出来るプールをと望み、いろいろ策をめぐらしたが、昔の儘のプールだ。これはこれで、もうこのままで良いのだろう。

 JAMSTECの訓練プールも閉鎖される。海の国日本のダイビングは、ますますマイナーになってきて、商品スポーツとしてのレクリエーショナルダイビングだけになって行く。せめて、学生スポーツとしてのダイビングの灯を守り育てたい。それも、あと何年?

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