10月30日
風邪を引いたかもしれない。少し熱がある感じ,具合が悪い。体調の悪い時は、夜中に何度もトイレに起きる。こんな時、飛行機に乗っていたらたいへんだなと思う。4時50分に起きて、出かける支度を始める。6時20分、清水まみさん20分の遅刻、中央線でうとうとしたとか。
車の中で、イスタンブールの話に夢中になり、僕は館山道に行かずに、成田にまちがえてしまう。四街道でUターン10分の遅れ、とにかく、ほぼ予定通り、9時に波佐間着。
カメラの準備を始める、今日潜水する魚礁は鋼鉄製で水深35mに沈設されている。高さが12mある。透視度は良くないらしい。
用意してきたカメラは、GOPRO2が3台、AEE21が2台、QUMOX が1台、久しぶりに、シー&シーのgx-1にイノンのストロボを左に、ライトを右に着けた。
GOPRO3を縦に連結する。下から3M、その上が8M、一番上が13Mの3台、上に浮き、下に鉛で垂直に立てる。これは魚礁の中に入れるつもり。AEE21は、2台、下から3M、8Mで魚礁の側面に立てる。GOPROの初期がら966は、撮影準備のために取り出したら、死んでいた。GOPRO3も原因不明の死をとげた。この撮影は、行方不明になる可能性も高いので、事故率が高いが、3台が部屋の中で病死するとは想定外だった。
もともとこのスタイルの撮影は30年以上まえからスガ・マリンメカニックでオートオブザベーションシステムと名付けて、売り物にしていたが、当時は10キロ以上のハウジングを使ったので、大変な作業だった。大変な作業=単価が高いから、3年ぐらいは看板として、稼いでいた。手間のかかる方法だったから、やがて自走式のrovが導入されたので、とって代われれてしまった。スガ・マリンメカニックを引退してから、シー&シーのデジカメを10台使って、延縄のように並べて、延縄カメラとして、外房乙浜の調査などで使っていた。GOPROが出てから、このシステムをより簡単に、小型にできるので、やろうと準備をしていたのだが、主たる仕事が調査からはなれてしまったので、なかなか実験もできなかった。
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僕のバディ(サポート)をしてくれた山本さん
ダイバーは深い水深では、ほんの数分、長くても10分程度である。最近のリブリーザーを使えば、30-60分にはなるが、長大な減圧停止時間と、機材費、がかかる。この方式はつり下ろせば良いだけで、たとえば水深60Mだとすれば、下から10M(GOPROが50Mまでだから)15M、20Mとして、その上10Mにブイを付けておけば、魚礁の構造にもよるが、30Mまで潜れば、調査ができ、しかも2時間の連続記録ができる。さらに、この方式では、ダイバーが見ることができない魚を記録することも可能である。12月7日のJAUSシンポジウムで詳細を発表するが、今回のロケは、その発表に間に合わせられる、ぎりぎりの線だった。
体調が悪かったが、表面に出さないように頑張って、準備をした。
潜水が心配だったが35Mと深いので、12リットルを背負った。立ち上がれないのでバックエントリーとサイドロールのアイノコ型で、滑り落ちた。魚礁にブイをつけて潜水するという方法は、昔の僕の常道の潜水方式だったのだが、今では、全体の潜水回数が減ってしまっているので、久しぶりの感じになる。30を超すのは、2年ぶりだろうか。しかし、手慣れていたスタイルだから、何とか無難に潜ることができ、これも、いつものことなのだが、潜水することで、体調は、改善される。普通の状態に戻った。
ダイビングコンピューターのログは
潜水開始1056 潜水時間27分 最大水深36M 平均水深18.4M 水温21℃
2時間後、カメラを引き上げた。AEE21は、バッテリーパックを背負わせると5時間連続撮影できるのだが、GOPROが2時間だから2時間で引き上げる。引き上げには参加せず、同行した、山本、増井、清水、それに現地の超ベテランダイバーで、このような海事については神業に近い、波佐間海中公園のオーナー荒川さんが手伝ってくれた。彼の水中での動きは驚異的で、70を過ぎているとは思えない。とにかく引き上げてもらった。
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水中は、全体に濁っていたために暗くて、慣れない眼には何も見えない。「これでもしも、映像が見られるようにとれているならば、予定通りに深い水深(60M)でもこの方法でできるね。」と荒川さんと話していたのだが、東京に戻って来て、見てみると魚の数と種類が判別できる程度に撮れている。自分としては大成功である。潜っての僕の目には入らなかった、ウマヅラの群れも中層に見えた。この方式でもっと深くの調査ができる。
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上段 トップに設置したカメラ
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上段カメラで撮った。キンギョハナダイ
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中段のカメラ
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中段かメラで撮ったウマヅラハギの群れ
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下段のカメラで撮った底
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外側側面に置いたAEE21 GoProと同等に撮れている。タイムインサートができるのでその分、GoProよりも良い。今回は魚の姿は捕えられなかった・。
なお、参加してくれた、山本、増井、清水さんら、3人は、つい昔のスガ・マリンメカニックの調査で、自分の社員を使うように、仕事をやらせてしまったが、この程度の調査ならば、リクリエーションダイバーでもベテランならば、この作業は十分にできることもわかった。
いつものことながら、疲れは疲れたが、体調はほぼ普通の状態に戻った。
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荒川さんのまっさかさまに直進、レクリエーショナルダイバーに子のマネはできない。昔の僕はできた。
風邪を引いたかもしれない。少し熱がある感じ,具合が悪い。体調の悪い時は、夜中に何度もトイレに起きる。こんな時、飛行機に乗っていたらたいへんだなと思う。4時50分に起きて、出かける支度を始める。6時20分、清水まみさん20分の遅刻、中央線でうとうとしたとか。
車の中で、イスタンブールの話に夢中になり、僕は館山道に行かずに、成田にまちがえてしまう。四街道でUターン10分の遅れ、とにかく、ほぼ予定通り、9時に波佐間着。
カメラの準備を始める、今日潜水する魚礁は鋼鉄製で水深35mに沈設されている。高さが12mある。透視度は良くないらしい。
用意してきたカメラは、GOPRO2が3台、AEE21が2台、QUMOX が1台、久しぶりに、シー&シーのgx-1にイノンのストロボを左に、ライトを右に着けた。
GOPRO3を縦に連結する。下から3M、その上が8M、一番上が13Mの3台、上に浮き、下に鉛で垂直に立てる。これは魚礁の中に入れるつもり。AEE21は、2台、下から3M、8Mで魚礁の側面に立てる。GOPROの初期がら966は、撮影準備のために取り出したら、死んでいた。GOPRO3も原因不明の死をとげた。この撮影は、行方不明になる可能性も高いので、事故率が高いが、3台が部屋の中で病死するとは想定外だった。
もともとこのスタイルの撮影は30年以上まえからスガ・マリンメカニックでオートオブザベーションシステムと名付けて、売り物にしていたが、当時は10キロ以上のハウジングを使ったので、大変な作業だった。大変な作業=単価が高いから、3年ぐらいは看板として、稼いでいた。手間のかかる方法だったから、やがて自走式のrovが導入されたので、とって代われれてしまった。スガ・マリンメカニックを引退してから、シー&シーのデジカメを10台使って、延縄のように並べて、延縄カメラとして、外房乙浜の調査などで使っていた。GOPROが出てから、このシステムをより簡単に、小型にできるので、やろうと準備をしていたのだが、主たる仕事が調査からはなれてしまったので、なかなか実験もできなかった。
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僕のバディ(サポート)をしてくれた山本さん
ダイバーは深い水深では、ほんの数分、長くても10分程度である。最近のリブリーザーを使えば、30-60分にはなるが、長大な減圧停止時間と、機材費、がかかる。この方式はつり下ろせば良いだけで、たとえば水深60Mだとすれば、下から10M(GOPROが50Mまでだから)15M、20Mとして、その上10Mにブイを付けておけば、魚礁の構造にもよるが、30Mまで潜れば、調査ができ、しかも2時間の連続記録ができる。さらに、この方式では、ダイバーが見ることができない魚を記録することも可能である。12月7日のJAUSシンポジウムで詳細を発表するが、今回のロケは、その発表に間に合わせられる、ぎりぎりの線だった。
体調が悪かったが、表面に出さないように頑張って、準備をした。
潜水が心配だったが35Mと深いので、12リットルを背負った。立ち上がれないのでバックエントリーとサイドロールのアイノコ型で、滑り落ちた。魚礁にブイをつけて潜水するという方法は、昔の僕の常道の潜水方式だったのだが、今では、全体の潜水回数が減ってしまっているので、久しぶりの感じになる。30を超すのは、2年ぶりだろうか。しかし、手慣れていたスタイルだから、何とか無難に潜ることができ、これも、いつものことなのだが、潜水することで、体調は、改善される。普通の状態に戻った。
ダイビングコンピューターのログは
潜水開始1056 潜水時間27分 最大水深36M 平均水深18.4M 水温21℃
2時間後、カメラを引き上げた。AEE21は、バッテリーパックを背負わせると5時間連続撮影できるのだが、GOPROが2時間だから2時間で引き上げる。引き上げには参加せず、同行した、山本、増井、清水、それに現地の超ベテランダイバーで、このような海事については神業に近い、波佐間海中公園のオーナー荒川さんが手伝ってくれた。彼の水中での動きは驚異的で、70を過ぎているとは思えない。とにかく引き上げてもらった。
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水中は、全体に濁っていたために暗くて、慣れない眼には何も見えない。「これでもしも、映像が見られるようにとれているならば、予定通りに深い水深(60M)でもこの方法でできるね。」と荒川さんと話していたのだが、東京に戻って来て、見てみると魚の数と種類が判別できる程度に撮れている。自分としては大成功である。潜っての僕の目には入らなかった、ウマヅラの群れも中層に見えた。この方式でもっと深くの調査ができる。
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上段 トップに設置したカメラ
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上段カメラで撮った。キンギョハナダイ
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中段のカメラ
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中段かメラで撮ったウマヅラハギの群れ
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下段のカメラで撮った底
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外側側面に置いたAEE21 GoProと同等に撮れている。タイムインサートができるのでその分、GoProよりも良い。今回は魚の姿は捕えられなかった・。
なお、参加してくれた、山本、増井、清水さんら、3人は、つい昔のスガ・マリンメカニックの調査で、自分の社員を使うように、仕事をやらせてしまったが、この程度の調査ならば、リクリエーションダイバーでもベテランならば、この作業は十分にできることもわかった。
いつものことながら、疲れは疲れたが、体調はほぼ普通の状態に戻った。
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荒川さんのまっさかさまに直進、レクリエーショナルダイバーに子のマネはできない。昔の僕はできた。