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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0922  SJ 4000について

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  JAUSには水中撮影研究会というグループがあり、山本徹さんが会長で、一番活発に活動している。スクーバダイビングの目的は、水中撮影であると決めつけても間違いはないので、この活動がJAUSの中心を占めて、おかしくはない。また、僕の生業が撮影に関連するものでもあったので、自分的には、ダイビング、イコール撮影である。何らかの形で、カメラを持たなければダイビングできないようになっている。
 その何らかの形が、今はウエアラブルカメラである。ウエアラブルカメラもどんどんと進化して行くが、進化の方向が廉化に向かっていることも、このジャンルの大きな特色である。
 僕が今持っているウエアラブルカメラのラインは、①GOPRO960、初期の形のGOPROが2台これは現在ほとんど使わないが、今企画中のウエアラブルカメラによるリサーチは、台数が多く必要なので、使用する予定である。②GOPRO2(正式には HERO2だが、ここではGOPRO2と呼ぶ)これが3台で僕の撮影の中核を占めている。発色も鮮鋭度も満足している。現在の僕の撮影の目的は記録であり、記録したものを印刷物で発表するために使うことができれば、それで良し、であり、このためにはGOPRO2で十分である。③GOPRO3が一台、これは、僕の持っているのは初期型であり、道具的には外れであった。現在売られているGOPRO3は、改善されており、GOPRO2よりも良いかもしれないが、3台あるGOPRO2を廃棄して3に替えるというものではない。④AEE23 2台 このカメラはバッテリーパックを背負うことができ、長時間スチルの間歇撮影ができると考えているものであるが、普段は陸上のメモ、記録用に使っている。

 今、ここで考えようとしているのは、陸上での記録、メモカメラとしてのウエアラブルカメラについてである。カメラによる撮影の目的は、いくつか考えられるが、その中でも、メモ、記録は、一般人にとって、一番大きな比重を持っていると考える。また、先ごろ、冒険・探検についてのべ、探検は必ず記録と記録した事実に基づいた発表が必須と書いたが、記録はすなわち撮影であり、撮影することが探検であり、撮影すれば冒険は探検になる。記録、探検の道具としてのカメラは、小さければ小さいほど良い。そして、タフな使い方をするから、壊れにくいか、あるいは消耗品的に壊れても捨ててもよい価格であることが求められる。AEEは、その記録目的で使っていたのだが、今度の地中海行きでは、陸上記録用としてはAEEは持参せず、ペンタックスのw90を持って行ってしまった。これが痛恨であり、バッテリーの持ちがわるいW90が、ボスボラス海峡で電池切れになってしまった。地中海の旅について、メラ、撮影については、また別に書きたいが、メモ、記録カメラは、旅に出るときには、必ず複数をバックに入れておかなくてはならないと、心に決めていて、今回ももちろんトランクケースの中には5-6台のカメラが入っていたが、見に着けているのが、1台だったことが、この結果となった。ウエアラブルカメラは超小型であるから、複数を常時見に着けていたとしても、ほとんど荷物にならない。そして、同時にスペアのバッテリーも充電した状態でもっていなければならない。これは、水中での調査撮影については、必ず実行していることであるが、旅行でも必須である。

 陸上での、特に陸上とすることが水中に棲息するダイバーという人種に独特の言い回しであるが、陸上でのメモ、記録の道具としてのウエアラブルカメラとして、SJのコンセプト、そして大きさは圧倒的に優れている。僕の持っているSJは、QUMOXという名前がついている。SJがGOPROのまねであれば、これはさらにそのコピーであるという説もあるが、性能・スペック・内容についてはよくわからない。シンポジウムにそなえての検討事項であるとも思う。みんなが持っているのはSJだから、とにかく、そのQUMOXをここではSJとして、検討を進めることにする。
 これまで、陸上の記録、メモカメラとしてAEEを使っていたことから、ここではAEEとSJ(QUMOX)の比較を主として考える。

 まず使い勝手、については圧倒的にSJが良い。耐圧ハウジングから出したSJは、シャツの胸ポケットにはいる。携帯と一緒にしても入る。スイッチ関係もAEEよりも使いやすい。AEEは、スライドスイッチが、バッグの中でずれてしまいONになっていてバッテリーが無くなってしまったことがしばしばあり、それを防ぐために常時カプセルに入れて持っていたが、SJではその心配がない。カプセルに入れておいた方が破損の心配が少なくなるが、カプセルに入れた大きさも、SJの方が小さい。さらにSJはズーミングが容易にでき、普通のコンデジのように使える。AEEのアドバンテージはバックパック電池を使用して長時間の間歇撮影記録ができることで、これは調査撮影では大きい利点となる。これについては10月に調査撮影の実験をするので、その時に確認、検討する。価格はSJの12000円、AEE23の23000円だから、SJが有利である。12000円は、僕でさえも使い捨ての感覚で使える。

 さて、もっとも重要な画質であるが、
 ニッポン潜水グラフィティ、出版記念会では、AEEとSJを持って行ったが、使い慣れているAEEを使って撮影した。これは期待したとおりの撮影できたが、途中でバッテリーが切れたので、SJ をつかった。つまり、二つのカメラを見に着けていた。ところがこれはオートホワイトの許容範囲を超えた色温度になったのか、赤っぽくて、そのままでは使えなかった。帰りに夜の街で撮ったら、SJもきれいに撮れた。タングステンの光では、オートでは無理なのだろう。次に同じようなシチュエーションでテストをしてみたい。

    SJ  赤くなってしまった。


    AEE 記念写真として使える範囲


    夜の街でのSJ スナップ 使える範囲で 良好
 

以下、SJとAEE,ほか。デスクの周辺にあるカメラで。デスクの上でテスト撮影をして比較してみよう。


     SJ での複写
  本の複写に使うことが多い。

    AEEでの複写
 SJでも使える。


   AEEで撮ったSJ


    SJ で撮ったAEE


     ペンタックス WG-Ⅱ で撮った SJ


      オリンパス tg-2で撮った SJ

 ペンタックス WG-Ⅱ は、メモ、記録用としても引退、SJ に代わる。

  モーニングに行く、{ひまわり」 事務所の階下

      SJ


      AEE

 公園の桜、これから紅葉がきれい。

    SJ


   AEE

 結論
 ここしばらくは、陸上でのメモカメラとして SJ を使おう。胸ポケットに入る。価格が惜し気が無い。


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