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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0824 ツバクロエイ

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 28日からヨーロッパへ行く。7日の朝帰りだから、それまで、メールもブログもフェイスブックも音信不通になる。ドコモのWIFI 端末を繋ぐと、一日2000円だとか。ちょっと無理だ。高すぎる。思案中。しばらくブログもネットもメールもお休みになる。戻ってからが地獄のようになるから、やはりお金をかけても繋いでおこうかとも思う。

 トルコ航空にイスタンブールへ飛び、それからジェノバ、ナポリを廻る。
 イスタンブールは行きたかった街だ。西洋と東洋の接点。
 12月7日にやるシンポジウムの準備も開始したところで、戻って来ての出版記念会もあるし
 
 8月24日のお台場
 またまた濁りがひどい。なぜ今年はこんなに濁りがつづくのだろう。お台場は濁っているとはいえ、例年は1.5mほど見えて、50cm以内のマハゼなどはきれいに撮れたのだが、ことしは透視度50cmだ。

お台場のヘドロ海底近く、雲のようにたなびいている。硫黄細菌だと思う。以前に撮影したクロマチウム,紅色硫黄最近とにている。お台場の海底は硫黄細菌の白い幕がカビのように生えるのだが、たなびいたように見えるのは初めてのことだ。100回以上潜っていても、お台場では、新しい発見がある。

 それでも、ツバクロエイを見つけた。
 「もしもし」と、軽く手を触れて、およいでもらった。その動画をフェイスブックにのせたところ、海の生き物に、恣意的にさわっては絶対にいけないのだと、忠告をいただいた。レクリエーショナルダイビングで、生物に触ってはいけないというフィロソフィーはただしい。でも、エイはとびたたせてみたい。


 生き物に絶対的にインパクトを与えてはいけないのだが、最近、スキンダイビング、フリーダイビングによるスピアフィッシングが復活しつつあるようだ。漁業組合がOKならば、良いのだという、昔からの議論がある。1967年、日本潜水会を結成して、スピアフィッシングの取りやめを、決議した。その時のことは、日本潜水グラフィティにかいている。そんな思いをして取りやめたのに、復活と聞くと、複雑な思いがする。
 
 このおとなしい、ツバクロエイを殺すようなことは許せないと思う。手づかみでもこのエイならば獲れる。尾島さんの奥さんが言っていた。アカエイは敏感に逃げるけれど、ツバクロは、よいしょと声をかけないと逃げない。逃げてもまた元の辺りに戻ってくるのだと。ちょっとは肩をたたいても許してほしいな、と思う。

 月刊ダイバーの新連載で、川口探検隊の話をかいた。これは、蛇と見れば毒蛇でも手づかみにする話だ。来月はシャークハントの話を書こうかと思っている。

 

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