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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0820 ニッポン潜水グラフィティ

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       まだ、勝鬨橋が開いていた。

 ニッポン潜水グラフィティ、おかげさまで評判も良く、9月16日の出版記念会で、僕の手売り冊数の約束が達成できる見通しがついた。
その出版記念会だが300通ほど、おいでいただくお願いと、本を買っていただくお願いのコンビネーションを出させてもらった。賀状のやり取りのあった方は別として、しばらくぶりで便りを差し上げた方では、ずいぶん住所が違ってしまっている。しかし、年賀状も疎遠になってしまっている友達も来てくれる。会いたいと思っていた友達、そして、もうこれで生きては会えないのではないかという友達もいる。そんな友達ばかり50人も来たら、一人の友達で最低1時間は話していたいから、どうしよう。本にサインなどしている時間はもったいないから、やはりあらかじめ書いておいて、名前だけはその場で書こうかと思ったりしている。
    

         原田のアルバムから

 ニッポン潜水グラフィティにたくさんの友達が出てくる。できるだけ、写真に出た人については名前を入れようとした。それでも、「あ、しまった」名前を入れていなかった。そんな方がこの本を手にしてくれたら、どう思うだろうと、気に病んでしまう。巻頭のインタビューで、特に影響を受けた友達だと訊かれている。登場しなかった友達はどうおもうだろうとか、心配してしまう。


          原田進

  
 話を元に戻して、特に影響を受けた友達は、大学時代のバディである原田進、そして後藤道夫だ。二人とももはやこの世のひとではない。後藤道夫は、この前偲ぶパーティをやることができた。原田進は、だいぶ前、そろそろ15年前になる。うっかりした事に、残された家族と賀状の交換をしていない。本を送ろうと昔の住所に2回ハガキ、便りをだした。メール便と郵便でだした。二つとも戻ってきていない。そして返事ももらえていない。ということは、ダメでも良いから、送ろう。そして、一番大事な先輩、白井祥平先輩にも住所確認のハガキをだしているが、戻って来ていない。
 明日、本を送ろう。到着しなければ戻ってくるだろう。

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