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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0407 グラフィティ  メイキング

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 月刊ダイバーに28回にわたって連載させてもらってきたニッポン潜水グラフィティを単行本化できることに決まった。5月中に原稿を書き上げて、7月、海の記念日?にはリリースしたい。
28回の連載の部分については、連載を編集してくれた、須賀潮美がまとめてくれた。突貫(集中)ですでに終了している。その他、単行本化を機会に、新たに書き下ろしたいと僕が言った部分が、まだ一行も書けていない。これから、尻を叩かれる、修羅場になる。そんなことで、ブログを書いている時間がない。
しかし、この単行本を、自分で500冊売ろうとノルマを課している。そのためには、このブログの読者が頼りである。今のpc訪問者がおよそ1200である。二人に一人買っていただければ、ノルマが達成できる。ブログをお休みするわけには行かない。
そこで、メイキングof、ダイビンググラフィティ、作る途中経過を書く、単行本の原稿も書けるし、ブログも書ける、と大それたことを考えた。もちろん、ここに書くことが本にそのままにはならない。だから、メイキング と考えた。

 
  マリンダイビングフェア、ありがとう。
  今後は、前置きと本文の間に適当な写真を入れます。

ここからが、コラムで
「はじめに」
ニッポン潜水グラフィティは、できるだけその時の目線で、その時の自分の気持ちに還って書こうと努力した。血沸き肉躍る冒険ドキュメントとして、終わりまで、息を継がせる読み終わってもらいたい。大げさに言えばそういうコンセプトであり、潜水の技術書ではない。しかし、自分の一生は、ダイビングの運用と技術の専門家として生きたつもりである。そこで、79歳の今(2014)の視点と知識、経験で振り返ってやや、技術書に近い考え方で、幾つかのコラムにまとめさせてもらった。現在の視点であるから、グラフィティ本文が終了したあとのいくつかの潜水、たとえば60歳の時の100M潜水の経験も含まれている。
 ①これまで、ダイビングの技術について、スポーツダイビングのために、何冊かの本を書いている。それは、その時代の潜水を反映している。本を紹介しながら、その時代の技術の特色、そして安全についての考えかたの推移を見たい。
 ②今の視点から、27歳の100m潜水について、その時の潜水機材について、そして、空気潜水から、ヘリウム酸素混合気体の潜水への移り変わりをもう少しマニアックな部分に踏み込んでみよう。
 ③探検と冒険について、グラフィティのメインテーマは、夢と冒険だった。冒険を追いながら、冒険ではいけない。何か意味のあることをダイビングの目的にしたい。それは探検?なぜ潜水、ダイビングをするか、現在の視点でもう一度考えてみたい。
 ④今も昔も、水中、そして水深による圧力は、ダイバーを生理的、物理的に痛めつける。主に減圧症、窒素酔い、空気塞栓について、どう対処してきたかを述べる。
 ⑤自分のやってきた潜水は、まぎれもなく20世紀の潜水である。そして今は21世紀である。21世紀の潜水を考えよう。
※21世紀は、ダイビングのスタイルも器材も多様化し、難しくなる。一言でいえば、20世紀、自分たちの追求してきた潜水は、器材と技術はシンプルイズベスト、できるだけ、器材と技術は単純化して何も考えなくても良いようにしようとしていた。21世紀の潜水は、ちがう。複雑多様化は避けられない。チェックアンドチェック、そしてチェックで安全を確保する。何も考えない20世紀の自分のスタイルでは生きられない。

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