写真展、「海で逢いたい」に行ってきた。
弟子?の、清水まみ さんが出展しているという。後で見せますから、来なくても良いですと遠慮されたのだが、やはり、展示された状態で見なければと出かけて行く。
この展示会のコンセプトは、
初めて海の中をのぞいた時の感動や驚き
そこで懸命に生きる生物たちのへの興味深さ
それを少しでも多くの人に伝えたい
写真展「海で逢いたい」は
そんな想いで18年目を迎えます。
良いキャッチコピーだ。会場に行くと、旧友の大方洋二が居た。懇親会の写真を見ても、真ん中にいるから、彼が中心人物の一人なのだろう。彼の説明によれば、アマチュアがだれでも、あまりうるさい制限も無く、出展できる写真展だという。なるほど。
入ってすぐのところに、彼の写真が展示してあり、その横は中村征夫、あと良く知っているプロの水中カメラマンの写真が並んでいる。アマチュアの写真展にプロが出すのは大変だろうなと思いながら見る。おそろしいもので、一枚の写真を見ると、その人のすべてがわかってしまうような気がする。もっとも、その人それぞれと、それなりの親交があり、彼らのことが頭に入っているからだとは思うが。
残りの写真を見る。それぞれ、一眼レフなど高価なカメラを使って、しっかりと撮っているらしく、ピントもシャープだし、色もきれいで、構図も一応整っている。自分のカメラを構え、自分の目でファインダーを通して、海を見つめることが楽しいのだろうな、という空気が伝わってくる。ちなみに、この写真展主催のグループは、「海を見つめて」だっけ。結論から言えば、とても良い写真展で、気持ちのいい時間を過ごすことができた。
少しばかり、講評しよう。知らない人の写真を講評するのは失礼だから、清水さん、彼女は身内(日本水中科学協会会員)だから、良いだろう。
他の写真と同様に、シャープだし、色もきれい、だ。「可愛い。美しい」と気持ちは伝わってくる。では、それで、彼女は何を伝えたかったのだろう。「可愛い。美しい」だけを伝えたかったのか。多分、自分が楽しい嬉しいという原点から、次の段階に進んでいて、何を伝えたいのだろうという壁で苦しんでいる状況なのだろうなと想像する。伝えたいことを伝えてそれで見る人が、撮った人と同じような感動を覚えれば、それは一人前以上のプロのカメラマンであり、プロのカメラマンでも、そんな写真はアベレージで撮れるものではない。そして、水中撮影というジャンルは、特にそれが難しいジャンルだと思う。プロでも一枚の写真ではそれは不可能であり、個展か写真集でようやく伝えたいことを伝えられるのだろうから、このような写真展の出展では、とても無理だと思うけれど、チャンスはあるように思う。多分、ここで書かなくても彼女はそのチャンスが何かわかっていると思う。
多分、彼女だけではなく、この写真展にだしているようなアマチュアカメラマンはみんな、そのあたりにいるのかな、と思う。みんな頑張ってほしい。
技術的なことをちょっと言えば、いまは3Dの時代である。今度公開されるネイチャーという映画も3Dである。最近の自分は3Dに見えるようにという気持ちで構図を決めて撮っている。大方洋二の写真が流石で、その写真を、僕がワイドで斜めから撮ったら、3D になった。
大方洋二君の写真、少し遠くに目のピントを合わせて、じっと見つめていると浮き上がってくるはず。
自分自身について言えば、もうスチルを展示しようと思って撮ることはないだろうが、映像の仕事の最後が3Dだったし、基本的にワイドのカメラマンだと思っている。ワイドとは何かと言えば、光の使い方がとても大事だ。そんな自分の視点で見て行って、さきほどの大方君の写真もとてもよかった。大方君のことについては、書くと長くなる。
弟子?の、清水まみ さんが出展しているという。後で見せますから、来なくても良いですと遠慮されたのだが、やはり、展示された状態で見なければと出かけて行く。
この展示会のコンセプトは、
初めて海の中をのぞいた時の感動や驚き
そこで懸命に生きる生物たちのへの興味深さ
それを少しでも多くの人に伝えたい
写真展「海で逢いたい」は
そんな想いで18年目を迎えます。
良いキャッチコピーだ。会場に行くと、旧友の大方洋二が居た。懇親会の写真を見ても、真ん中にいるから、彼が中心人物の一人なのだろう。彼の説明によれば、アマチュアがだれでも、あまりうるさい制限も無く、出展できる写真展だという。なるほど。
入ってすぐのところに、彼の写真が展示してあり、その横は中村征夫、あと良く知っているプロの水中カメラマンの写真が並んでいる。アマチュアの写真展にプロが出すのは大変だろうなと思いながら見る。おそろしいもので、一枚の写真を見ると、その人のすべてがわかってしまうような気がする。もっとも、その人それぞれと、それなりの親交があり、彼らのことが頭に入っているからだとは思うが。
残りの写真を見る。それぞれ、一眼レフなど高価なカメラを使って、しっかりと撮っているらしく、ピントもシャープだし、色もきれいで、構図も一応整っている。自分のカメラを構え、自分の目でファインダーを通して、海を見つめることが楽しいのだろうな、という空気が伝わってくる。ちなみに、この写真展主催のグループは、「海を見つめて」だっけ。結論から言えば、とても良い写真展で、気持ちのいい時間を過ごすことができた。
少しばかり、講評しよう。知らない人の写真を講評するのは失礼だから、清水さん、彼女は身内(日本水中科学協会会員)だから、良いだろう。
他の写真と同様に、シャープだし、色もきれい、だ。「可愛い。美しい」と気持ちは伝わってくる。では、それで、彼女は何を伝えたかったのだろう。「可愛い。美しい」だけを伝えたかったのか。多分、自分が楽しい嬉しいという原点から、次の段階に進んでいて、何を伝えたいのだろうという壁で苦しんでいる状況なのだろうなと想像する。伝えたいことを伝えてそれで見る人が、撮った人と同じような感動を覚えれば、それは一人前以上のプロのカメラマンであり、プロのカメラマンでも、そんな写真はアベレージで撮れるものではない。そして、水中撮影というジャンルは、特にそれが難しいジャンルだと思う。プロでも一枚の写真ではそれは不可能であり、個展か写真集でようやく伝えたいことを伝えられるのだろうから、このような写真展の出展では、とても無理だと思うけれど、チャンスはあるように思う。多分、ここで書かなくても彼女はそのチャンスが何かわかっていると思う。
多分、彼女だけではなく、この写真展にだしているようなアマチュアカメラマンはみんな、そのあたりにいるのかな、と思う。みんな頑張ってほしい。
技術的なことをちょっと言えば、いまは3Dの時代である。今度公開されるネイチャーという映画も3Dである。最近の自分は3Dに見えるようにという気持ちで構図を決めて撮っている。大方洋二の写真が流石で、その写真を、僕がワイドで斜めから撮ったら、3D になった。
大方洋二君の写真、少し遠くに目のピントを合わせて、じっと見つめていると浮き上がってくるはず。
自分自身について言えば、もうスチルを展示しようと思って撮ることはないだろうが、映像の仕事の最後が3Dだったし、基本的にワイドのカメラマンだと思っている。ワイドとは何かと言えば、光の使い方がとても大事だ。そんな自分の視点で見て行って、さきほどの大方君の写真もとてもよかった。大方君のことについては、書くと長くなる。