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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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1018 図鑑を読む 2 甲殻類(カニ)

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 酒井先生の蟹の図鑑からはじめてしまったので、蟹から行こう。


 [カラー図鑑 カニ百科、1986年、村岡健作、小田原利光 監修、] お二人とも知らない方だ。図鑑だけではなく、百科で、先に紹介した酒井恒先生のことも出ているので、取り上げた。これによれば、細密画は、奥さんではなくて博士自身で書かれたことになっている。たぶん、ご夫婦とも書かれたのだろう。酒井博士は、横浜国立大教授、1986年没、この本の刊行も1986年だ。そういえばこの本の監修者も横浜国立大学だ。
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 出ている種類数は少ないけど、カニのことは、採集から、飼いかた、食べ方、標本の作り方まで、でている。
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 僕も、カニが好きで、お台場ではイシガニを追い続けている。お台場で見つかったカニは、イシガに、タイワンガザミ、そして外来種のイッカククモガニとチチュウカイミドリガニだ。この百科図鑑では、、外来のカニということで、イッカククモガニもチチュウカイミドリガニもでている。

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 アオガニというのは、見たことがない。東京湾には居ないで、相模湾までだ。東京湾はガザミとタイワンガザミはいるのだが。
 そうだ。ノコギリガザミもこの前、尾島雅子がさつえいした。
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 お台場では、一度だけ、二度だったかな。モクズガニが現れた。モクズガニだったか、モズクガニだったかわからなくなる。ケフサイソガニも多かったが最近は少なくなった。お台場のケフサイソガニは、なぜか、タカノケフサイソガニだ。なぜタカノさんなのかわからない。図鑑に、タカノはでていないので、区別のポイントは知らない。訊いたけれど、足がどうたらこうたら、で、「そうですか」というだけだ。


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 海の甲殻類 ネチャーガイドシリーズ
 写真は峯水亮 監修は武田正倫 
 峯水さんは、大瀬館出身なのだが、大瀬館で会った記憶がないなあ。会ったかな。


 これはもう、ダイバーが見るようなエビ、カニの類はほとんど網羅している。ダイバーが図鑑を使う、見るのは、採集して種類を同定するようなことはなく、自分が撮影してきた写真と見比べるのだろうから、その意味で、この本は図鑑として使いやすい。
 僕もこの本で、サンゴガニの類を確認した。



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 紹介したのは、イシガニさんだけど。
 何となく、カニは、カニさんという感じだ。エビさんとは言わない。


 イッカククモガニはでているけれど、、チチュウカイミドリガニはでていない。チチュウカイミドリガニは、1990年代は、在来種のイシガニを圧倒していたが、現在は、ほとんど見られなくなった。イシガニの勝ち? だった。


 チチュウカイミドリガニ、外来種だから、駆除?の対象かな、でも、絶滅してしまったらさびしい。。僕は、どちらかといえば、外来種でも居た方が良いと考える。先日、東京都の環境局で、東京の生物の種の多様性研究に協力するプロジェクトの募集があったが、種の多様性と外来種の関係は、どうなのだろう。外来種を除いた種の多様性か?
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 自分が撮影したチチュウカイミドリガニ、この写真では図鑑では使えない。生態写真だ。


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 学研中高生図鑑 水生動物


 中高生図鑑と言うけれど、このシリーズが図鑑として僕ら(リサーチ・ダイバー)のバイブル的図鑑だった。水生動物というタイトルで、カニだけではなくて、水生無脊椎動物のすべてを網羅している。
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 図版は、近縁の種を同じページにならべて、比べられる。説明は、後のページで、紙もアート紙ではなくて、普通紙の小さい活字印刷である。


 これはこれで、使いやすい。



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