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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0928-29 波佐間 水中調査研究会

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 波佐間 水中調査研究会 水中ドローン演習
 
 東大海洋調査探検部を指導する形で合同プロジェクト
 東大からは、5年生 田村君 3年生 菊川君、2年生 深谷君、伊藤君の4名が参加する。
東大海洋調査探検部の良いとろろは、一応、3年までが現役とされているが、在学中は、7年生でも8年生でも、現役同様の参加でき、参加していることだ。もちろん、先輩風を吹かすこともないし、ちょっとリスペクトされている程度の感じで、仲良くリーダーシップをとって、ダイビングができている。中心となって、動かしているのは、3年生で、僕の連絡カウンターパートは、3年の菊川君だ。打てば響くように、メールのリターンもあるし、メッセージも返してくれる。


 今回の、東大と合同部分は、水中ドローンのオペレーション、実習・実験だ。
 コンセプトを言うと、水中ドローンをダイバーがハンドリングする道具(調査機材として)として使う練習、そして、その可能性を探ることだ。
 僕ら、水中科学協会は、すでに何回か使っているが、メンテナンスが非常に面倒で、しかも脆弱である。残念だが、一般のダイビングサービスや、ダイビングクラブ、あるいは個人が特別の目的を持たずに常時使うことは無理だろう。学生のクラブ、東大探検部には向いている。しかし、それも、備品として長期に使えるものではなく、毎年、新型と買い替えるくらいの消耗品と考えるように、と伝えた。部員の中には、電子工学に強い、専門家?もいるだろうし、ドローンの水面での操作は、ゲーム世代だから,得意な人もいるだろう。
 直に、彼らは、僕らを追い抜くだろうし、そのことで、探検部はもう一皮剥け成長するかもしれない。そして、東大のダイビング、フィールドワークに貢献し、現在、ダイビングによるフィールドワークから遠ざかっている各研究室がドローンを使うダイビングに戻ってくるかもしれない。
 もちろん、戻ってこなくてもかまわないが、
 
 そして、僕の,須賀のダイビングの安全策は、ボートと自分、ダイバーとの物理的コンタクト、つまりは、命綱が基本になっている。ドローンは究極の命綱なのだ。
 もちろん、今書き進め、計画している{リサーチ・ダイビング」の重要な一章になる予定。




 ところで、9月28日の目標は、まず学生による、水中でのハンドリング実験、学生が持って泳ぎ、ケーブルの長さいっぱい、200mまで撮影しながら、移動する。終点、ケーブルが伸びきったら、そこに、置く、設置して戻ってくる。舟に上がったら、学生がドローンを船上から、コントロール、操縦して、撮影をしながら、戻ってくる。このパターンの繰り返し、と変形でいろいろできるだろう。若い、柔軟な頭で、考えてくれるだろう。
 という計画だったが、台風の接近で、船を揚げてしまうとのころで、小さい舟が一艘使えるだけで、この実験、演習はできなかった。陸からのエントリーでやるつもりだったが、岸に波が打ち寄せてきていてダメ、マンボウランドに入れてもらって、ジンベイザメを狙った。


 反省、学生が手持ちで、何が何でも、ジンベイザメにロックオンしてから、手放せば、そのあと船上からの操縦でジンベイザメをフォローする。こうすることで、絶好の演習になったはずなのに、学生は潜ってすぐに、ドローンを手放して、ジンベイ見物に行ってしまった。学生が悪いのではない、僕が指示しなかったことが悪い。
 僕の一回目の潜水、これはドローンではなくて、別のカメラ実験だった。それに疲労困憊してしまって頭が回転しなくなっていた。最初の予定、直線で、200m伸ばすことに頭が固定してしまっていて、ジンベイとの空中戦に頭が切り替わらなかった。もう、このチャンスは、二度と訪れないだろう。
 なお、あのプールのようなマンボウランドで、あの大きい、ジンベイザメを船上からのドローン操縦では、30分、見つけることができなかった。ダイバーが手に持たないドローンの限界を知ることができた。


 もう一つの実験、長時間連続撮影カメラの撮影も、失敗した。この失敗は今回は、述べないが、実験、演習とは、失敗して、そのことに気づき、改善すること、だから、今回の実験演習は成功だった。



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