人工魚礁研究会
第42回 12月24日
参加者 須賀、山本徹、増井、高野、早崎、
ガイド 荒川
昔からクリスマス低気圧と言う言葉がある。クリスマスは時化、年末年始は凪になる。
カメラは二つ用意している。一台はいつものOlympus TG4 これには、上にAKASO braveを載せて、今度手に入れた、クラシックなダイブコンピューター、ソリューションαをくくりつけた。もう一台は、zoomQR4 を昔のライトハウスに入れたもの。
波左間、岸近くは凪いでいるが、舟を出すと、波しぶきが顔に当たって、前が見えない。このところイセエビをねらっているので、イセエビとウツボが同居しているFP23を目指した。しかし、波が高くて、山本さんがモヤイをとれない。3回トライしてうまく行かないので、FPはあきらめて、岸に近い高根に行くことにした。ここも波が高い。
そして、やや、流れがある。ドライで10キロのウエイトを着けている自分にとって、流れは恐怖だ。
カメラ二つを手にしたら、潜降索をつかめない。鶴町が、居れば、一台を持ってもらえるが、他のメンバーは、自分のカメラを持っている、Olympus TG4をあきらめた。それに伴って、上に載っているウエアラブルカメラも無い。そんなことで、ブログに使う写真が無い。マスクマウントを使っていれば、良いのだが、このところ使っていない。理由は、ここ、波佐間でカメラを2台流した。飛び込んだ時の衝撃でソケットから外れて落ちたのだ。
流れは緩い。
それでも、バックで飛び込んで、梯子にとってあるガイドロープまでの4mが、苦労だ。片手にカメラ、片手で、BC.の空気を抜き、ドライの空気を抜きながら、梯子にもどるのに苦労する。その間、おそらく、10秒もない。その10秒が長い。恐ろしい。ダッシュ状態に身体を動かすから息がきれる。
梯子に手が届きそうになったところで、腰の6キロのウエイトがずり落ちてきた。尻の筋肉がなくなっているから、尻でとめられない。ドライの場合、腹回りは、余分になっているから、ベルトを締め付けられないのだ。ウエイトを落としたら、今日は終わりだ。なんとか身体を斜めにしてガイドロープを掴み、潜降索へとたどっていく。
この秋には、身体のバランスが悪くて、身体を正立させるのに意識をとられたが、辰巳で泳ぐことが復活して、バランスは保てるようになった。要は身体が、横になっても転倒しないこと、なのだ。
海底に降りて、ひざを着き、ウエイトをなおした。
次からは、ウエイトポケットのあるTUSAのBC.に換えなくてはいけないだろう。肩のハーネス周りと、水中でのバランスが、この古いアポロのBC.が良いのだけれど。
荒川さんがテッポウエビの巣穴を探してくれる。
ダテハゼが見えたが、近づくと穴に入ってしまった。穴の口にカメラを向けて置く。自分は離れて待つのだが、1人になってしまう。みんなは、それぞれ、被写体を探して散ってしまう。
少し流れがある。飛び込んで、潜降索にとりつくまでに空気を20は使っている。ゲージを見ると130だ。ターンプレッシャーは80としている。
置いてあるカメラをピックアップして、みんなを探す。透視度は、すばらしく良い。遠くにライトが見えたので接近していく。
荒川さんが見え、近づくと別の巣穴を見つけて指さしている。しかし、これを撮っていたら危ない。浮上のサインを送る。僕は1人では舟に上がれない。やってやれないことはないが、タンクとウエイトを引き上げてもらわなくては、上がれない。何かを落としてしまうかもしれない。舟に船頭が残っていれば、上げてもらえるが、僕らのチームは小人数だから、荒川さんが一人で、ガイド兼船頭だ。荒川さんの身体能力は、すごい。僕とは三つしか違わない。
舟にもどって、残圧50キロだった。予定通りではある。
何時も、2回目の潜水は少しうまく行く。2回目はドリーム魚礁で良いと決め、1時間半休んでいたが、大きい方のボートが戻ってきて、沖は波が高い中止した方が良い。中止とした。
何の成果もなかったが、これで、今年の波左間は終了。
撮影の方法、来年は少し考えなくてはならない。
ログ
10時、35分 潜水開始
水深18m
潜水時間22分
水温16度C