ログ 9月27日
メンバー
A班 須賀 山本 三ツ橋 小林 清水 坂本
B 班 尾島 尾島雅 多留 依田 海上 見学 自見 他一名
A班 は従来通りの 区画で ラインC/D須賀 山本 小林はライン調査 清水、三ツ橋は、撮影など、坂本はマハゼの観察と採集を行い14cmの大きいマハゼを採集した。
B班は、対岸、ラインB のあたり、これはラインではなくて、多毛類などの採集調査をおこなった。
尾島さんの濁度測定器で見たところ、1mの水柱の上から、底の十字が見えた。すなわち、濁度は1m以上で、水中視界の透視度は、良いところでは、2mは見えた。8月が15ー20cmだから、赤潮は完全に消えて、秋の透視度の高い状態になった。
山本はラインCを引き、10m間隔のスチル撮影、小林はラインD を引き、生物の撮影をおこなった。
前回と異なるのは、ラインCもラインDも岸に立っているフロートを着けた杭を目印にして、その下の磯場を基点にして、ライン C は、これまでと同じ、定線で中心に向かい、ライン D は、基点から撮影定点である、杭の列に向かって引いた。
須賀の撮影であるが、
①AM 1012(10時12分) 岸辺から基点に向かって岸近くの磯場(水深1m以下)をスノーケル移動で、棒の先カメラで、カメラが水底をスイープするように撮影した。小さいチチブ、アカオビシマハゼが、見えたが、特に停止して撮影はしなかった。ボラが通り過ぎるのもよく見えた。1019 マハゼ12cmサイズが1尾
この撮影方法は使える。1023 ライン基点に到着
②ライン D は チチブ アカオビシマハゼは目に入る。コースを外れて水深2mあたりまで行くと硫黄バクテリアのマットが目立つようになる。
1029 良い形のマハゼが2尾 1030 からやや深くなり、硫黄バクテリアマットがひろがる。60mから先 ヘドロが続く、77mに木の枝が沈んでいる。
フィンが見えたので、誰?見ると、清水まみで、いつも通りに腹這いになって、何かをねらっている。カメラの先が杭だった。1034
100mの終点は杭の列の中ほどで左に行くと杭列の定点(いつも何かが居て撮影できるところ)で、定点の横になった杭のうろの中に15cm以上のマハゼが入っていた。定点のあたりの石のしたには、例年、大きなマハゼが入っているのだが、見あたらない。小さなチチブとアカオビだけだ。
③ 杭の列が終わって 1042 マハゼ12cmが居たので、追って撮影する。これは、良い撮影ができた。(タイトルの写真)
https://www.facebook.com/jirou.suga/videos/3333504863401240
ここから、コースをライン D と岸の間の浅場を戻っていく。このコースが一番、魚やカニの多いところで、14cmサイズマハゼを見たが逃げられた。イシガニは見つけられなかった。
④ 1057 ライン基点に戻り、ライン C を 見ていく。ライン C は、山本さんに精査をおねがしているので、ざっと見ていく。
始まりの砂をまいていないヘドロ域は硫黄バクテリアマットがあるが、例年より薄い感じがする。
覆砂が行われて以来、はじめて透視度がよくなって全体の感じがつかめる。
覆砂の粗い砂の上に薄くヘドロが覆っている様子が50mあたりまで続くがバクテリアマットは薄い。おそらく、岸と覆砂の間のヘドロが潮汐で流れ出たものだろう。40mあたりに餌木があった。こんなところまで投げたのだろうか。
70mあたりは粗い砂が表面にでているが、わずかにバクテリアマットがある。
1107 100mのエンドにきた。
⑤ ここから、コースを直角に岸に向けて、ラインはないので、コンパスでコースをとって撮影しながら戻った。海底は覆砂の砂で、ライン1よりもきれいな感じだった。水の透明度はあまり良くなく、薄い赤潮のような感じであった。
薄いバクテリアマットは、離れて見ると白いが、近づけばうすいことがわかる。
途中で撮影が終わってしまったが 1118 に岸にあがった。
1012 に開始だから、66分でお台場水域をほぼ半周したことになる。急いだので、ラインテープの目盛りをほとんど読んでいなかったが、全体の状況は把握できた。目盛り部分は山本さんがスチルを撮っている。
港湾局では、覆砂効果として生物が増えることを望んでいるが、お台場は周辺部だけに生物が濃いところだから、覆砂の上に魚などが増えるわけではない。覆砂の上に人工魚礁 人工磯場を置いて見れば効果がわかる。今年半年の調査をまとめて報告するときに提案しよう。
観察の結果として大型のマハゼは2019よりは増えたが、これまでの最高とはいえない。数量調査のデータはなく、あくまでも見た、撮影した感じの感想ではあるが。
覆砂の効果は、硫黄バクテリアマットが見られない部分が多く、見られるところも薄くなっているので、一定の効果があった。そして、自分の感覚だが、京浜運河の大井中央埠頭公園はヘドロのままで感じが悪いが、お台場は覆砂で、その上にヘドロが薄くあったとしても、気分的に良い。多分、トライアスロンのスイマーもそんな感じではないだろうか。