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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0318 海底の底生生物

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 写真はスナモグリの穴
 
「海底の支配者 底生生物」清家弘治 中公新書
 読んでいる。底生生物、僕はこれまで底棲生物という字を使っていた。底生生物の多くは、海底に穴を掘ってその中にいる。どんな穴を掘っているか、など面白い。それに読みやすい本だ。
 海底に穴を掘るというと僕がまず頭に浮かべるのは、マハゼがヘドロに掘る産卵のための巣穴だ。海底に生物が掘る穴は、プラスティック、昔は石膏を流し込んで、型取りをして調べる。僕は昔、マハゼをやったけど、深さ2mにもなって見事なものだった。お台場にもきっとあると思っていて、日本財団に助成金を申請したけれどあいてにされなかった。でも、そのうちにやろうと思いながらさぼっている。
 清家さんの本では、なぜかマハゼは紹介されていない。しかし、スナモグリが紹介されていて、複雑な巣穴だ。
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お台場には、無数のスナモグリの穴がある。写真は、6月の赤潮で、おそらく穴の奥が酸欠になって逃げ出て来たスナモグリだ。なぜか水中を不器用に泳いでいた。食べられてしまわないように砂の中にいるのだから、このスナモグリは、この後、たちまちクロダイなどに食べられてしまったと思う。砂に着地したから、すぐに穴を掘れば大丈夫だったかもしれない。
 お台場のスナモグリの穴の型取り、だれかメンバーでやる人はいないか、今度聞いてみよう、誰もやらなかったら、自分でやろう。浅い砂地に無数に開いているからすぐにできる。テーマが一つ増えた。
 この本で、ヤハズアナエビの巣穴が紹介されている、テッポウエビは、沖縄、八重山の砂地でたくさん見られ、この夏、観察に行く予定にしている。でも、ヤハズアナエビは見たことがないので、どんなエビなのか図鑑を見たのだが、出てこない。ネットで調べたら、すぐに出て来た。もはや図鑑は見て楽しめるが、実用としては不要だな。ヤハズアナエビは串本のダイビングサービスが紹介していた。このエビも海草を巣穴の中に貯蔵して、漬物を作って食べているとか。



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