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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0101 日記と読書

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日記 31-1日
 31日 「完結 スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
 1977年が第一作だというから、40年余だ。そのほとんどを見た。全9作のうちで、7っは見ている。
 考えると辻褄のあわないところがずいぶんあるけれど、作り続けられた理由は、3D アイマックスができたからだ。3Dアイマックスは、スターウォーズとともにある。あった。完結編などと言っているが、復活は可能だ。ラストシーンで、あの光の剣を毛布に包んで砂の中に埋めている。掘り起こせば良いだけだ。
 もとより、荒唐無稽な空想の世界の出来ことなのだから、そのスターウォーズ・ワールドの中で、3Dでスカイウォーカーが超人的に躍動すれば良いだけだ。しかし、後で述べるように,その架空のワールドに矛盾があってはいけない。夢が破れてしまう。
 ストーリーはでたらめだったけれど、スターウォーズ・ワールドの綻びは、ほとんどなかったように記憶している。ストーリーは、でたらめだけど、ストーリーは、どうでも良いのだ。ジュダイがダークサイドを滅ぼして完結する。映像としては、うまく作られていた。そして、体育界系女子、ディジー・リドリーも悪くない。
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 スターウォーズを見て、戻ってきて、9時ごろから、紅白を見た。テレビは見ない習慣なのだが、年に一度、これは見る。(このことは、フェイスブックで書いたので、そのまま転記する)
 「紅白を21時ごろからみました。テレビ、知った人の作った番組以外では、これだけは、見るのです。良かれ悪しかれ、これで、その年の世情がわかる。オリンピックイヤーとかで、スポーツ一色でした。そして、オリンピックは空虚、ラグビーはチームのほとんどが来ていて、ユーミンが歌って、(歌詞は全然聞こえない)涙を流していて、ちょっと良かった。そう、ラグビーが収穫だった年、競技そのものもだけど、外国人選手が日の丸のもとで、桜のジャージを着て戦い、日本人が何の違和感も無く、感動したこと。
 そして、歌では、歌だか踊りだかわからない支離滅裂の中で、ただ聞こえたのは、「さよならあなた、連絡船線に乗り」。連絡船って、今の子たちはわかるのかな。船の科学館、羊蹄丸が無くなってしまったこと、悲しい。」
 とにかく、映画もテレビも音楽も耳が悪くて、明瞭に聞き取れないのだから、良いも悪いもない。
 
 あけて、2020年、新年だ。デンマークの竹川さん、法政OBの山中さんら、大学潜水クラブOB関係へのメールを出す。メールの原稿はすでにつくってあって、それを推敲して出す。
 シンポジウム報告と映像をファイメールでだす。なぜか、シンポジウム報告をグーグル添付で出そうとしたら、サーバーに拒否された。
 表に出て、深川富岡八幡経由で事務所に行き、届いている年賀状をピックアップするつもり。街はそれほど混雑していない。縁日で名物のベビーカステラの行列も長くはない。縁日の露店、新しい店がいくつか、「コットンケーキ」って、綿菓子を薄いプラケースに入れたもの。プラスティック公害の見地からは望ましくないな。どーでもいいけど、と言ってはいけない。問題にしなければ。
やはり、どーでもいい。
 いい天気だけど、風が冷たい。海は時化だ。元旦の初潜りは無理だろう。波佐間の海底洲崎神社の参拝が少なくなるのでは、と心配する。
 不動尊は、混んでいることがわかっているから素通り、八幡宮の方は、ちょうどいいくらいの列だ。20分ほどで、お賽銭をあげることができた。不景気のため、お札は少ないみたいだ。
 
 来ていた年賀状は、100枚前後、選んで、60通に返事的に、100枚用意した賀状に宛名をプリントした。賀状、拡大の時には、この人にも出そう、名刺をいただいたあの人にもご挨拶しようと、拡大していくが、あけて85歳、縮小の方向だ。やむを得ない。
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 できた賀状を出しに行き、ポストの向かいにあたるブックオフが元旦から、まじめに店を開けていて、割引もあるので、①作家と一日 :吉田修一:この人がANAの機内誌に書いている小文が好きで、小説は肩が凝るので、読まない。その小文集 ②沖縄・先島への道:司馬遼太郎、たしか前に読んでいるはずだけど、読み直してもいい。110円だから。③米国製エリートは本当にすごいのか:佐々木紀彦 おもしろそう。そして、ここまでは文庫で、④だいこんダイバー : 赤木正和・田中光嘉 2008年の著作だ。田中光が、こんな本を書いているって知らなかった。だいこんが減圧症の原因になるって本だ。おもしろそうで、読めそうだ。⑤ひと息で挑む紺碧の世界:なぜか亡くなってしまった木下紗祐里の半ば写真集の本だ。好きな子だったのに、なぜ?一月元旦、
なぜか亡くなった友人二人の本と出会った。
 
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 読んだ本の書評をしようとしていた。ついでに書いてしまおう。
 「星系出雲の兵站:林譲治」これは、ここまで、6冊出ていて、スターウォーズだけど、次、続きがでるのを楽しみに待っている。実は今、この手のファンタジー、宇宙戦争ものがブームなのではないだろうか。僕は、そのほとんどに目を通している。書く時間もないし、めんどうだから書かないけど、権威かもしれない。大した権威ではないけど、面白いのだ。
 「十二国記 小野不由美 白銀のオカ 玄の月 」十二国記は、フアンで、ほとんどが書架に保存になっている。今度のこれは、出版社、新潮社の鳴り物入りの宣伝で、1000万冊とか。
 18年ぶりの書下ろし、つまり、18年間抛っておいた作品の続きだ。そして、全4冊だ。
 これは、はっきり言って、詐欺のような小説だ。これまでの十二国記ならば、上下2冊だっただろう。上記のようにファンタジー戦争ものがブームなので、それに乗ったのだろうが。
 4冊にしたために、テンポが緩くなった。全4冊を3冊だけ買って読んだのだが、それでも緩い。そして、この本、十二国記は、もちろん荒唐無稽、、スターウォーズは、これに比べれば、かなり現実的?な世界なのだが、作られた世界に嘘がなければ、矛盾がなければ、なんでもありなのだが、ひどい矛盾がある。この世界で神格を持つような人たち?は、騎獣という空を飛ぶ騎馬に乗って移動している。十二ある国から国へは、これに乗って飛んでいく。幽閉された王を、戦いで腕を一本なくしている女性の将軍がこれを探し出すのだが、探し出した後、空を飛ばずに、森の中を歩いて移動していて敵につかまってしまう。それをもう一度救出するのに一冊を使っている。ファンタジーであるから、作者の頭の中で作られた嘘の世界なのだから、それに矛盾を重ねてはいけない。
  

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