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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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1018 シンポジウム 1

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ブログを書く時間がない。今までの続き、お台場ものがたり、ダイビングの歴史を書く時間がなくなっている。ここから先、12月1日のシンポジウムに向かって走らなければならない、 ぼくにとって、ブログはログ、記録だから、シンポジウムに向かっての、そのことを書いて行く他ない。  シンポジウム、ようやくプログラムが固まり、日本水中科学協会のホームページにリリースされた、https://jaus.jp/ そのプログラム案に沿って書いていくことは差し支えない。とにかく、一応まとまったので、まとまったプログラムに沿って、自分の考えを書いて行こう。PRにもなる。  まず、シンポジウムのコンセプトだが、

 「ダイビングを行うには、2つの大きな両輪がある。1つは「スクーバで何をするのか」という目標、もう1つは「どのように実行するのか」という運用。この両輪を追究してきた日本水中科学協会は、第9回のシンポジウムで「リサーチ・ダイビング」をメインテーマにした活動計画、ならびに活動報告を行う。」

 このシンポジウムに向けて、新たに運営委員を何人かお願いすることにした。お願いする方にはお願いし、会員に公募というほどの会員数ではないのだが、協力してくれる方を募った。幸い、お願いした方は、快く引き受けてくれたし、公募の方も大物が手をあげてくれた。スタッフとして、現時点で、日本水中科学協会として最善の態勢を整えることができた。 一番の問題点は、自分の能力低下で、悔しいけど仕方がないことで、これを補うスタッフ態勢を整える必要があった。 この点でも、一応の成功だった。  その新しい、と言っても、つきあいの古さは長年の仲間ばかり、+ 1名の若い人だが、日本水中科学協会の沿革、なぜ日本水中科学協会を作ったのか、からはじめて、日本水中科学協会ができてからの足かけ10年の沿革を書いて送った。書いては書き直して、これに一週間かけた。あまりに長文すぎて、読んでもらえたかと心配だが、とにかく書いておくった。 その「日本水中科学協会の沿革で、2010年からのシンポジウム、全部で8回の、プログラム項目を書き出した。手間のかかる作業だったが、自分にとって有意義な作業だった。 8回に共通している流れ、コンセプトは第一回から必ずしも一貫していない。それは、当然のことで、自分一人でやっていることではない。メンバーそれぞれの専門があるし、考え方も、立場もちがう。それだから、良いのだが、大まかな流れをみると。 やはり、ダイビングで重要なのは安全の追求であろう。絶対の安全、「事故ゼロ」は、ダイビングをやらないことなのだが、必ず「お家に戻ってくる」ことを目指し、願って、出て行き帰って来なくていけない。帰ってこなかったとき、その人の人生は終わる。それが怖いと出かけなければ、引きこもりになり、これも人生の終わりに近い。人間が生きると言うことは、すべての可能性を追求して水中へ、宇宙へ、出て行くことなのだ。 ※昔、1960年代だが、BCなどない時代、沖合まで泳ぎだして、潜り、浮いて頭を出したら、岸ははるかかなた、自動車も小さく見える。そんな時に起こすパニックを「お家に帰りたいシンドローム」と呼んだりした。なので、「お家」という言葉が出てきた。  出て行き、帰ってくるにはどのようにしたら、良いのだろうか、計画をたて、計画が計画通りに運ぶように段取りを立てなくてはならない。これをひっくるめて「運用」という。 「どのように実行するか」が運用で、安全が何より大事、と2014年頃からは「運用研究」安全追求のシンポジウムだった。 ところで、家を出ていく、出かけていくには、必ず何か目的、目標があるはずなのだ。「遊びに行く」でもかまわないし、一見無目的な散歩もある。これが「スクーバで何をするかの目標」になる。 目的、目標の重視は、自分がダイビングを始めたころから、たたき込まれ、刷りつけられた。大学は東京水産大学、今の海洋大学で、大学と言うところも基本的には何をするかを決めて、どのように実行するかを教えるところで、「何を」の目的、目標が重視される場である。そこで刷りつけられたのが、水産・海洋 だった。 「何をどのようにするか」で何をと、どのようには不可分であり車の両輪なのだが、どちら側から見るかの視点はちがう。 考えようによっては、視点というのは最重要事項の一つである。視点の違いが争いにもなる。視野を広くしなければ、いけないわけだが、シンポジウムでは、何をどこから見るかがポイントで、今回は「何を」の視点から見よう。そして、その「何?」を「リサーチ」にポイントを置くことにした。 

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