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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0426 ダイビングの歴史67海の世界2974

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 テレビシリーズを撮影していたクストーらのグループのスクーバ装備、ちょっとわかりにくいが、胸の位置にレギュレーターのダイヤフラムがある。これによって、位置の差、水暑差によろ呼吸抵抗をゼロにして、純粋にレギュレーターの呼吸抵抗のみで呼吸が出来る。実は僕もその発想で試作をしていたが、クストーに先をこされてしまった。しかし、この装備では、BCもオクトパスも無い。

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 1974年、オイルショック、石油危機で銀座のネオンが全部消えた。原発事故で、電力事情が問題になったとき、ネオンは消えなかった。このときは、日本の国は、本気で節約モードにはいった、
 ダイビングのと羽前、節約の対象になる。生産的で無い遊びのダイビングなどやる余裕は無い。どうしたら良い?


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車もいらない。エアーチャージも必要ない。もう一度素潜りの原点に戻ろう。



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今の時代ではとても考えられないが、事故の責任と、プロとアマチュアの問題、商売になってしまって利益優先のために安全がおろそかになるという問題提起をしている。世の中節約時代であったことも、この考えの背景にはある。

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本気で、コマーシャリズムが良くないと考えている。それが、日本国指導団体組織の敗北、の要因ではあったのだが、間違っては居ない。要はバランス感覚なのだが、僕も、業界も若かった。


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正田薫 さんのインタビューシリーズ、今は亡い、宇野沢徳太郎の話だ。彼もまだわずか34歳、金塊サルベージの夢を追っている。

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正田薫さんの写真が出てきたので、少しばかり、彼女のことを。潜水士がまだ女人禁制の時代、薫という名前が男も女も居る名前であることで、受験して受かってしまい、女性第一号?の潜水士になったという伝説がある。そんなことあるか?
美人で、事業家でもあり、なぜか知らないが、バックグラウンドに有力者が居る。その頃’1974年だったか75年だったか、会う約束をしてすっぽかされた。
そして、CMASの世界大会が名古屋港で、富士丸を借り切って行われた時に 事務室が隣り合わせになり、親しくなった。この大会の名誉総裁に、三笠宮殿下を連れてきたのが彼女だ。なにか妃殿下と親しいとかで、しかし、連れてきてみて、ダイビング業界にとんでもない人がいるので、「須賀さんどうしよう」と相談されたが、野人であることは僕も同様で、どうすることも出来ない。
 最後にあったのは、マリンダイビングフェアで、大岩先生と一緒におられて、懐かしく話が弾んだが、その後どうされているだろう。


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ダイビングの世界には、アマチュアクラブもあれば、業者もいる。スポーツと考えているグループもあれば、未だに魚突きを追求している商売人も居る。統一など出来るわけでもないのに、今も昔も、指導組織の統一、を唱える人がいる。自分も、振り返ってみれば、ずいぶん見当外れなことを言っていたと思うが、それはそのときの時代背景があるから、一つの歴史として、おもしろいとはおもう。



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