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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0419 第20回 人工魚礁研究会 4月15日

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4月15日人工魚礁研究会、これで、第何回になるのか、ほぼ毎回ブログを書くようにしているので、ブログで調べればわかるので、調べよう。 50回ぐらいは、行っているか? 調べてみたら、2015年の9月を第一回として、意外に少なく20回だった。  海に行くときには、毎回、国際気象海洋が、ネットにだしている「航空波浪気象情報の波浪予想図と天気図を見ている。二日先まで、時系列に沿って3時間間隔で、情報を出してくれる。15日の波左間は、波高が2mだ。これではだめかもしれない。風が南風なので、大丈夫かもしれない。現地の荒川社長とのメッセージ連絡では、大丈夫でしょうという。とにかくでかける。  辰巳のスキンダイビング練習会の保険金払い込み、申請をしている。スポーツ安全保険、4月1日にはじまり、3月31日に終わる。だから、メンバー全員が書き換えになる。 この保険、須賀が日本潜水会として行う、すべてのダイビングがカバーされるだろうか? 自分が加入していないことに気づいた。虫の知らせというのもあるので、手続きしようと思ったら、日曜はできない。月曜の朝、0700から出来るというので、波左間に出かける前にした。ついでに、高野さんと、佐藤君も手続きしておいた。  朝、3時に目覚めて、すぐに二度寝できるはずが、4時になっても寝付かない。眠ったら7時に間に合わない。寝るのをやめて、山本さん運転の車の中で眠ることにしたので、眠った。。  天候、海況の判断は、海ほたるから、金田のあたりで、京葉工業地帯の煙突からでている煙、そして、風速の道路情報でみる。大丈夫そうで、また、眠ってしまう。館山道を抜けるあたりで目をさます。  波左間着 佐藤允昭君も到着していて、海も凪にみえる。早速準備にとりかかる。忘れ物、ウエアラブルカメラの取り付け具がない。カメラ関連を一つの手提げカゴに入れていて、それ一つ持ってくれば、良いようにとしているのだが、そのカゴに入れ忘れた。結局忘れ物からは逃れられないか。そのカゴに取り付け具関連の小袋がはいっていない。さあ大変だ。 マスクマウントのマスクに付いたままになっている一個を発見した。これで、手持ちのOlympus TG4の天井につける分はなんとかなった。マスクマウントはあきらめることにした。 カメラはSJ4000のブラックで動画、Olympus TG4でスチルということになる。 タイムインサートの日付確認。これは何度と無く忘れたから、手順になっている。  一本目のダイビングでの事件は、「ウエイトベルトのずり落ち、」だった。 ずり落ちないように、スプリングが付いたテクナのバックルを使っているのだが、そのスプリングが効かなくなっていると、ずり落ち用のバックルということになる。ボートの上で、飛び込む前に、すでに若干ずり落ちているのをずり上げようとするのだが、タンクを背負ってしまっているので、身体の身動きができない。飛び込んで、魚礁の上に着陸して、直せばいいだろうと、そのまま行くことにした。
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 身体をひねるようにしたバックエントリーで飛び込む。飛び込んだ瞬間の衝撃で、ベルトがずり落ちそうになった。あわてて、手で押さえる。水面で締め直すことなどできない。もう山本徹さん、荒川さんは10mほど下で、潜降索につかまってまっている。頭を下にして、ヘッドファーストでもぐる。頭が下になれば、ずり落ちが、頭の方にずれてくるから大丈夫だ。なんとか潜降して、追いつき、魚礁の頂上に着底してバックルを締め付けた。が、このバックルはもう、「捨て」だ。
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 このところ、第一回目の潜水では、6m方形の巨大FP魚礁(FPとはメーカーの付けた名称)10個枕設の魚礁を一回目に、二回目でドリームというパターンを固定させている。季節変化をみるならば、同じ場所に繰り返し入らなければ意味がない、つまり、定点にするわけだ。 比較になる二つの定点として、6mFPとドリームは、やりやすい。もう一つ、30mの鋼鉄人工魚礁も加えたいが、一日に2本の潜水なのだから出来ない。無理をして3本にすれば、減圧症のもと、原因になる。若くはないのだ。  ウエイトをなおして、二段重ね6m魚礁の下の段に行く。オオモンハタが居るはずなのだが、上から見下ろしたときに、ちらっと、黒い、らしい姿が、1尾見えたが、確認できていない。 下の段の海底、底の部分を一巡りしたが、オオモンハタは居ない。めぼしい魚はいない。 バランスが悪くて、すぐに転けそうになってしまう。ウエイトのバランスを直さなくては、と思うが、お台場でとるバランスと波左間とでは違う。でもとにかく、次のお台場でやっておこう。 陸上でもヨロヨロ歩くのだから水中でよろけても仕方ないのかと思うが、困ったものだ。少しレッグウエイトが重すぎる感じ。午後はレッグを外そう。
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 上の段に上がろうと、上を見上げると、下の段の天井、魚礁を重ねた中心部あたりに、メバルが群れている。いい感じなので、Olympus TG4のシャッターを切るのだが、上を見上げた静止がうまくできない。驚異のバランスと自讃した、自讃だけど、昔のバランスは今いずこ。メンバーがほとんど来ない、時間帯だろうと予想できる辰巳プールを借りて練習しようか?中川は感心に、時間があれば辰巳に来てくれて、バランスの練習をしている。 とにかくメバルは、ファインダーの中では美しく見える 人工魚礁の調査だから、別に良い写真は撮れなくても良いのだとは思いつつ、やはり良い写真が撮りたい。これは本能のようなものか。  魚礁の重なり合うセンターの隙間にイセエビがいる。狭い隙間だが、荒川さんの言うには、6尾だという。髭だけなので、絵にはならないのだけれど。毎度撮っておく。居ることの証明なのだ。イセエビの常で、いつか居なくなり、また戻ってくるのだろう。そのいつかを調べておきたい。 イセエビのいる重なりの外側に、大型のカサゴが、これは、目と鼻の先まで寄れた。カサゴは、何時もいるのだが、こんなにおおきいのは、始めてみる。オオモンハタの代わりにカサゴがでてきた?
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 上の段にもメバルは居るが、群にはなっていない。ウマヅラハギもいつも見るのだが、これも、いつものように思うように寄れなかった。いつか撮れるだろう。 屋上の上空には、別に群れも見られず、浮上。ボートへの上がりは、いつも荒川さんに助けてもらう。非常に不本意なのだが、転んで骨折とかすれば、容易には治らないから、無理は出来ない。 ログ 一回目の潜水 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会 ③場所 波左間 ④スポット 6m 10個 ⑤天候 晴れ 不連続線が沖合にあるが、南の風 微弱、快晴  ⑥風  南 ⑦水温 17 ℃ そんなに冷たかったか? ⑧透視度 20m ⑨潜水開始1023  潜水時間34  分 ターンプレッシャー 80 ⑩最大水深26。3   m ⑪潜水終了 1055 ⑫インターバル プラン 90分 ⑬チーム 須賀 佐藤允昭 山本徹 高野 ガイド荒川 ⑭バディ 佐藤允昭   ウエイトベルトも通常のものに変えた。1。7キロのレッグも付けなかった。内側の自分としては、危なっかしいバランスだが、外眼の見た目にはなんとか格好をつけて、潜降してドリームの左端から下段を縦に通過するコースで泳ぐ。 そう、左なんていってはいけないのだ。東端とか、南端といわなければいけない。僕の持っている磁石は何のためにあるのだろう。
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 魚礁に入るとすぐ右手に、また右などと言っている。これも北側とか言わなくてはいけない。40cmほどのオオモンハタが2尾、そして、カサゴが上を向いている。ここから先、映像を見ながら書けば、現場で書くのと同じになるのだが、ちょっと急ぐので、記憶で書いている。いつもと同じ、手のひらより大きい、まだ縞がはっきりしているイシダイが3尾が、右から左、左から右に、往復した。そこに、右手から、ライトをてらした山本さんが入ってきて右から左へスイープした。 残っているネンブツダイは、だいぶ大きくなっている。ネンブツダイは、このようにして、大きくなるのか。知らなかった。
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 ウツボが道を横切って通り抜けた。このごろなじみになったクロホシフエダイが海底近くにいないか、探したがいない。 いったん外にでて、中段にあがる。 中段、つまり二階を縦断する。縞のあるイシダイ、同じくらいの大きさのイシガキダイ、イシダイとイシガキダイは、このおおきさくらいまでしかこの魚礁には住み着かないのか?大きいイシダイは、ダイバーが入っていくと外に逃げてしまう。この大きさのイシダイは、外に逃げ出さないでいる。 今回は、カサゴが目立った。メバルは、10尾くらいの群れがいくつも、ひっそりといる。オオモンハタはやはり多い。オオモンハタには、慣れてしまった。今回目立ったのはウツボだ。やたらといる感じがする。まだ、魚類の観測表はつくっていないので、ただの印象だが。
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 外に抜けて、再度中段に入ろうとする位置に、キンギョハナダイが群れていて美しい。もとより、美しくてそして、魚礁のどこにでも、ちりばめられるようにして、居るのだが、見慣れているので撮ろうとする気持ちにならない。でも、ここは、撮る気になった。奥行きのある写真が撮れそう。撮ろうとしてOlympus TG4で撮った。5ー6枚シャッターを押したのだが、後で見たら、写り映えは感心しない。デジタルなのだから、ここだ、と思ったら、20枚は押さなくてはいけない、と反省した。 ※なお、このブログの写真は、sj4000の動画から取り出した静止画を使った。
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 上段もいつも通りだが、トサカが美しいと感じない。潮時のポリプの開き加減なのだろう。 身体のバランスはやはり悪い。ドライの中で空気が動くと、もがかないと元に戻らない。魚礁の中だから良いけれど、これでは、中層に浮いて魚群をねらうことなどちょっと怖い。 そういえば、魚礁の外で、ミギマキの数十尾の群が荒川さんが撮影している。そうか、ミギマキは魚礁の中では単体、外に群れる魚なのか。以前に、0。8m角の魚礁でミギマキの7ー8尾の群を撮ったことがある。  ターンプレッシャーの80になったので、バディの佐藤允昭くんを探す。バディといっても、並んでいるわけのものではない。このように、上がるときとか、に探せば、すぐに見つかるということで、魚礁のように限られた空間ならば、お互いに気にかけていれば、このようにすぐに目に入る。  ロープにつかまって浮上を始めたら、荒川さんが来て、そのロープではないと、別の方向を指さす。そういえばそうだ。降りたロープから、逆側から入り、縦に抜けて、縦に戻りそのままその周辺にいた。  二回目の潜水 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会 ③場所 波左間 ④スポット ドリーム ⑤天候 快晴 ⑥風   ⑦水温 17度℃ ⑧透視度 20m  インターバル 95分 ⑨潜水開始 1230 潜水時間 35 分 ターンプレッシャー 80 ⑩最大水深 23、3   m ⑪潜水終了 1305 ⑫インターバル プラン ⑬チーム 須賀 山本徹 佐藤  高野増井  ユニット ⑭バディ 佐藤允昭   二本目のダイビングを終了して、食事をごちそうになる。毎度食事をごちそうになっている。これはダイビング料金外つまり本当のごちそうになっている。長い長い、つきあいのおかげだが、ありがたいことで、ここでしかおいしい魚を食べることが僕にはない。 ブリの刺身とカマを焼いたもので、豪華だ。 食べ終わってから、ぼくは海の世界1972年 2月号のコピーを出した。最近、荒川さんは1960年代の、久里浜沖の早丸の財宝探索とシンガポールを基地にした南の海の冒険的サルベージの記録、正真正銘のノンフィクションをだした。この本になった原稿、僕もあずかっていたので、そのうちにと思っているうちに、鷲尾君が出してしまった。僕がやろうとすると、もう少し、現代、現在の取材などするだろうし、そのために停滞していたのだが、完成された原稿だったから、鷲尾君の方が手早くてよかったと思う。ストレートで、文章としてもスタイルになっていて、とても良い。
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 72年の「海の世界」この早丸財宝引き上げ関係者の対談の記事で関係者の写真が載っている。財宝の引き上げは秘密裏に行われることが常だから、こんな写真が雑誌に載るようなことは、希有のことである。荒川さんは懐かしがると思ったのだが、この人たちのことを知らないという。荒川さんの書いた本は1967年のこと、海の世界の記事は1972年5年の月日が離れているが、このようなプロジェクトで5年など、瞬きする間なのに。謎がもう一つ増えた。 ところで、3兆6千億円とは、想像を絶した金額。国家の予算規模の話である。  それから。ここに書けない、財宝探索の秘密の話をして、盛り上がった。

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