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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0121 波佐間1月16日

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              オオモンハタ このあたりの主役になりつつある。

1月16日 今日も冬型の気圧配置、冬だから、冬型で、なにか?といわれそうだが、北海道の左上の会場に低気圧があり、不連続線が三陸沖から九十九里沖合遥まで延びている。この不連続線のそよぎが波高を決める。 日本海側は、原則として真っ赤だ。僕の見ている風波浪図は、赤が波高5m以上、濃い青が波高1m以下、空色だと波高1,5m潜れるか潜れないかの境界だ緑になると2ー3mだから、もう小舟は危険だ。 波左間の辺りは青と空色の境界で、贔屓目に見ると青だ。これは、現場に行くしかない絵なのだ。原則として午前中は波が高く、昼頃には治まりかけて、うまくすれば13時から14時には岸近くのポイントならば潜れる。 波左間の荒川社長は、無駄足をさせるといけないと心配して、日を改めたらといってくれる。が日は改まらない。とにかく行って14時には潜ろう。 荒川さんはおいしい鍋でも食べて、治まらなかった温泉にでも行きましょうといってくれる。  波左間は、白波が立っている。波高2から3m、待つしかない。ちょっといやな感じは、9時頃から風が吹き始めたという。9時頃からの風は、日雇い風といって、5時頃まで吹く。4時の凪ではもう遅い。おいしいフグなべをごちそうになりながら、海を見ても治まる様子はなく、次第に14時に凪ぐという自信が崩れて行く。13時少し前、やや治まった感じ。  萩原さんが、別のお客「いずみさん」とかと、高根に出て行った。彼が返ってきた舟で出ればドリームにいけるだろう。 本当に予定通り14時にでることが出来た。 ドライは早崎さんに締めてもらった。やってみて、わかったのだがサンファンのドライは、左手を右肩に回して楽に引っ張ることが出来た。恐ろしいことに僕は、それをこれまで、やっていない。 レッグウエイトを忘れてきた。しかし、今日は小さいタンクがなくて、12リットルだから重いので沈めるだろう。 未だ波は高く揺れてタンクをせおったまま倒れたら起きあがれない。腰掛けの板をしっかりつかんで揺れに堪える。 今日の僕のカメラは、オリンパスtgー4の上に、AKASO7000を載せて、実はこれで撮る動画が今日のメインで、この映像から記録チャートを作る。
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            オリンパスとAKASO 下に魚礁が見えている。
            すばらしい透視度
           マスクマウントのSJの映像、タイムが左下に出る。
 2月3日のシンポジウム、前から貯めていた映像を編集するのでは、とてもまとまらない。今日、撮りおろしにしようと言うわけだ。あとマスクマウントには同じくウエアラブルカメラのSJ-4000を着けて、これは、カメラを手に持っているときにはマスクマウントの絵は、手に持っているカメラを写しているだけ、という映像、になる。 透視度は、最高に良いはずだから、良いカメラをもっている増井さんに、僕の姿を1分だけ回してもらうようお願いした。早崎さんもTG-5にオリンパス純正のストロボを両脇にニ基着けて、純正のハウジングに純正のワイコンを着けて、その上に、新しいgo-proを載せている。せめて、僕もこのくらいのセットにしなければ,いけないのだろうが,もうあとがないのだから、あるもので間に合わせる。それにタイムインサートがメインなので。 オリンパスは、オオモンハタを撮って、あわよくば「豊かな海」の表紙にしようとしている。  飛び込むときに、12リットルだと、体が起こせない。体をひねって、頭の横から、飛び込んだ。流れもほとんどない。ヘッドファーストで足に空気をまわしてもがくよりは、全部の空気を抜いて、足から降りることにした。まどろっこしいが、我慢して、1mも降りれば、あとは泳いで行かれる。 予想通りにすばらしい透視どで、水深25mの舌まで見えるから、透視度25mだ。 今日は海底に着底してカメラのスイッチを入れるのではなくて、沈みながら、AKASO7000のシャッターを押し、ライトを50%で点けた。 左手の下段から、縦軸に抜ける。スズメダイ、シラコダイ、キンギョハナダイは、賑やかしで、対象には入れていない。さっそく、左手にオオモンハタが、下段にはメバルが常に群れているのに、1尾だけ、これまでの最低記録だ。しかし、ネンブツダイの稚魚の群が雲霞のようだ。未だ、小さくて、ネンブツダイの形になっていないが、ネンブツダイだろう。ネンブツダイの成魚がいない。ネンブツダイは、口に卵を入れて孵すのだが、それが終わると、死ぬのか?そんなことは聞いていない。どこか、別のところにいるのか?
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 この雲霞の群がいくつもある。僕の想定ラインの上だけで、三つ。黒い点が背中の後部にあるどこか南の海で見たような、20cmほどの魚が、近寄ろうとしたが逃げた。これを追って曲がってしまうと、ライン撮影ではなくなってしまう。あとで拡大してみて、クロホシフエダイだとわかった。図鑑では、イッテンフエダイとニセクロホシフエダイしか見なかった。フェイスブックで聞いてみて、クロホシフエダイだと教えてもらって、河野先生の東京湾の魚でも、別の大きい図鑑でも、ネットでもクロホシフエダイだとわかった。別にレアではないが、ここの魚礁で見たのははじめてだ。静止画で見たら2尾いる。海底すれすれにいるので目立たなかったのだ。  端で折り返して、中段のライン、ラインと言ってもロープを引くわけではなくて、想定のラインだが、このような魚礁ならば、想定で良い。予想通り、オオモンハタが多かった。あとでのチェックで14個体、イシダイも多く12だった。予想通り、オオモンハタ以外のハタはいない。下段、中段で予定していたラインは終えたが、上段もラインで見た方がよかったとあとで反省する事になった。
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             このイシダイ 2 尾は、屋上まで追ってきた?
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             荒川さん

 残圧80になったので浮上、3mで停止して上を見ると舟が木の葉のように見える。これで12リットルでは上がれない。荒川さんが先にあがってくれて、僕は梯子に捕まるが振り落とされそうだ。カメラをとってもらい、タンクも、そしてウエイトまで受けとってもらってしまった。自分が人の世話をしていたのが、つい昨日、75歳あたりまで(でも10年前か)できたのに情けないと思うが、無理をして体を破損させてはいけないから、堪える。今日は「サンファン」ハイブリッドスキンの動きも快調で、ウエイトを外してしまえば、何のこともなく、普通にしていられる。これで、なんとかこの冬も越せるだろう。 もどってから、AKASO7000とSJで調査票2種類の表も出来た。表にしてみると映像とは違うところが見えてくる。 シンポジウム発表に資料は撮ることができた。  ログ  date 2019 0116  ①目的:タイトル 人工魚礁研究会 ③場所 波左間 ④スポット ドリーム ⑤天候 晴れ 西高東低 沖は赤だが、波左間は青  予測したとおりに1400に潜れる波になった  ⑥風  西 ⑦水温 18 ℃ ⑧透視度 20m  ⑨潜水開始1405    潜水時間34  分 ターンプレッシャー 80 ⑩最大水深23。3   m ⑪潜水終了 1506 ⑫インターバル プラン ⑬チーム 須賀 早崎  増井 鶴町  ユニット ⑭バディ  ⑮残圧 ⑯適要  潜降はうまくできた。AKASOが水没してしまったが、映像はねらい通りに撮れていた。オオモンハタは多かった。 オリンパスはもう少しじっくり接近しないといけない。下手になっている。 メバルは、ほとんどが外にでていたようだが、魚礁の近くには付いていなかった。鎮まったとはいえ、波高は高く、12のタンクでは荒川さんに助けてもらうほか無く、仕方なかった。    そうそう、浮上の途中でなにもしないのにAKASO7000が水没してしまった。撮影結果のカードは問題なく、カメラも動いているが、もうメインのカメラとしては使えない。新しく買うことも考えたが、SJ4000でも代用できるから、我慢しよう。   AKASO7000のカメラは大丈夫そうだったので、ケース(ハウジング)だけ990円で注文した。

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