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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0225 お台場、牡蛎とカメラテスト

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 歩けなくなったら這ってでも潜る、なんて、本当のことになってしまった。お台場の人工海浜の砂は、ヘドロ混じりで足に吸いつくので、足をとられて、転ぶ。転んだときに、タンクを背に敷いたら、亀が裏返しになったようなもので、起きあがれない。まあ、アザラシだって、陸上では這っている。 今日のお台場のテーマは牡蠣、マガキだ。そして、そのマガキを撮影するカメラのテストをする。 マガキ、遠い遠い昔、水産大学で何か学んだ。牡蠣は、人間の食べる貝類のうちで、最重要種なのだ。庶民、つまり貧乏人にとって、アワビなど、海女さんには悪いけどどうでも良いのだ。この前、アワビを食べたのは何時だっけ、10年は食べていない。回転寿司でアワビを食べても、アワビか?と疑うから、アワビは食べない。牡蠣は?ついせんだって、階下の「ひまわり」で、魚河岸直送の牡蠣のカキフライを750円で食べた。期待を裏切らない。750円の価値はある。今日も食べたい。ローマ時代も貧乏人から皇帝まで、牡蠣をたらふく食べた。
 で、食べることは、ともかく、牡蠣とはどんな生き物か、どんな貝か、貝?なのか、水産大学で習ったはずなのに、すべて忘れている。「春先に生まれた貝は、豊かな(富栄養)のお台場のプランクトンを食べて、まるまると育って、秋には食べられる大きさになり、お台場の牡蠣は、食べられることはないから、死ねば牡蠣殻となって、小さい蟹やギンポの住処になる。」 本当か?
 牡蠣は小さい時代雄で、大きくなって雌になる、雌雄同体である。食べるマガキのほとんどは養殖で初夏に殻に付着した稚貝を秋に剥がして吊り下げ、次の年の秋に採取する1年もの、もう一年吊す2年もの、さらにもう一年吊す3年ものがある。天然の牡蠣は砂泥の海底に浮かぶように、牡蛎の殻にさらに牡蠣がついて、もしも、死ななければ4年、5年と巨大化する。
 天然の牡蠣の生死を分ける要因は?、知らない。養殖の場合は、病害、塩分濃度、わざと干出させて、強いものを残したりする。
 お台場の牡蠣は、殻にホトトギスガイ、フジツボ、付着生物を付けるが、そんなものを付けると太らないし、死ぬ要因にもなるので、養殖では取り除かれる。掃除される。やったことがないから、知らないが、養殖もけっこう手間がかかるのだろうと想像する。海の農業だから、農業なみに大変だろう。
 目下のところ、牡蠣についての知識はこんなものだ。今後、さらに充実させる予定ではいるが。 お台場の、僕たちのテリトリーの牡蠣、どんな風に、何処に、どの程度の密度、どのくらい(数)なんにも知らない。それを調べようということだ。僕の調べ方は、撮影だ。本当は採集してきて目方を量ったり、寸法を測ったりするのだが、それは、しない。できない。体力、時間、お金、根気がない。ざっと撮影し観察して、何がわかるか。 密度と、生きているか死んでいるの割合などを、測量棒で見ようとおもった。が、本日の忘れ物、「測量棒」だ。
 仕方が無いので、50mの巻き尺、これは僕のダイビングの基本だから、バッグに入っている。これを、三ツ橋君に引いてもらった。また、山本徹さんが、ライン引きのトレーニングをするという。このラインを引く位置だが、干潮線の磯場の石と砂泥斜面の境界に引いてもらうように頼んだ。このラインに沿って巻き尺を引く。ラインは100ー110mぐらいだから、50mは半ばというところだ。ログ  date 2019  0224 
 体調 右腕 筋肉痛 幾分良くなったが消えない。 重いものをもてない。 ①目的:タイトル 東京港水中生物研究会
  牡蠣の撮影調査
 ③場所 お台場
 ④スポット 
 ⑤天候  快晴  
 ⑥風  
 ⑦水温10  ℃
 ⑧透視度 50cmー2m  ⑨潜水開始1041     潜水時間42  分 ターンプレッシャー 120
 ⑩最大水深   2m
 ⑪潜水終了 1123
 ⑫インターバル プラン
 ⑬チーム 須賀 風呂田 多留 尾島 ママ 山田臼島 三ツ橋 山本徹  9名
 ⑮残圧 100
 ⑯適要  
 
 カメラは常用のOlympus TG4にウエアラブルカメラを載せたもの、LED90個のライトを棒の先に付け、その上にウエアラブルカメラを載せたもの、イノン700ルーメンにウエアラブルカメラを取り付けたもの三つのテストである。前回のブログにその机上テストについて述べている。 午前の潜水では常用のOlympus TG4とLED90をテストする。
 尾島さんに助けてもらってエントリーする。LED90には、SJ4000のブラックボディを載せている。
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 またまた忘れ物、Olympus TG4の上にウエアラブルカメラが載っていない。落としたと思い。尾島さんに捜索救助を要請するが、最初から載っていなかったと言われ、忘れ物とわかった。
 巻き尺の目盛りが写るように、巻き尺を嘗めるようにLED90で動画を撮り進み、生きている(少し口を開けている牡蠣が居るとOlympus TG4でスチルを撮る。これで、動画とスチルの比較ができる。もちろんOlympus TG4につけたFIx2500ライトの25%出力との比較もできる。
 50mのライン上は、牡蠣はまばらであり、50cm間隔に1ー2個体、生きている個体は50%ぐらいか。透視度は1m前後だが濁っている。撮影距離は40cmだから問題ない。
 戻ってからの撮影結果の評価もここで述べてしまうことにする。SJブラックも悪くないが巻き尺の目盛りはOlympus TG4の方が、やや少しシャープである。やはり、常用のOlympus TG4の上にウエアラブルカメラか、、古いSJブラックがAKASObraveと遜色なくよかったので、このどちらかを載せるのが、現時点で、僕の持っているうちで最強ということだ。 写真 を見るとl。32m地点で30cmの間に生きている牡蛎の個体が 3個見える。
 
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下の写真がオリンパス
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 50mの巻き尺ラインが尽きる、すなわち50mより先の地点で、透視度が突然のように良くなり、牡蠣も密になる。生きている個体も多い。透視度が良いところを牡蠣が好むのか、牡蠣が多いから透視度が良くなるのか?中村征男氏(来月3月は撮影に来るというので、聞いてみよう)ならば、牡蠣が水を浄化しているというだろうが、僕は、わからない。
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 先に進み、80m辺の沈木を越して、コーナーに近くなるとさらに透視度が良くなり、牡蠣も増える。
 その先の杭の列あたりは濁っていて撮影にならなかった。


 午後、二本目、といってもタンクの残圧は100だから、透視度が良い50m点あたりまで、行けばいいとした。
 カメラはLED90にAKASO braveを付けイノンにSJ4000の白ボディを付けた2台を持った。
 巻き尺は三ツ橋君が撤収してくれたので無い。撤収してくれた居なければ、二台のカメラを持って巻き尺を巻かなくてはならなかった。彼女のダイビングは上手になった。聞けば、理科大に戻って、アオサ研究をしてくれるとか。 
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 50m点あたりで、イノンを海底に置いて、自分の姿とLED90を写した。大きな3年もの?の牡蠣を手にした。お台場の牡蠣は、付着生物、ホトトギスガイなどがびっしりついている。

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 戻り途、少し深く、2m深度をとった。この深さの牡蠣はほとんど全部死んでいる。死んでいるということは、生きていた時期もあったということ。なぜ、全部死んだのか?

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トゲアメフラシ 2個体



 トゲアメフラシが砂とヘドロの境界あたりに集まっている。これもなぜ?わからない。
 意外なことにLED90の使い回しがよかった。イノンは小さすぎるのだ。
 お台場では、常用Olympus TG4かLED90、載せるウエアラブルカメラは、AKASO braveか、sjブラック、メインはOlympus TG4でサブがLED90というところだろう。
 イノンは小さいのでBC.のハーネスに吊り下げておくのも良いかと。そして、座りが良いので、ちょっと置いて自撮りとか、生物の長時間(30分とか、餌を置いて、後から回収)撮りができる。
 人工魚礁では、やはりスチルも撮りたいので常用Olympus TG4になるだろうが、棒の先カメラも悪くない。
   
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 二本目ログ
 ①目的:タイトル 東京港水中生物研究会
 ③場所 お台場
 ④スポット 
 ⑤天候  快晴  
 ⑥風  
 ⑦水温  ℃
 ⑧透視度 m ⑨潜水開始1310     潜水時間30  分 
 ⑩最大水深 2m
 ⑪潜水終了 1340
 ⑫インターバル プラン
 ⑬チーム 須賀 風呂田 多留 尾島 ママ 山田臼島 三ツ橋 山本徹  ユニット
 ⑭バディ 
 ⑮残圧 50
 摘要 カメラテスト LED90とイノン

 

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