トサカギンポ
メンバー 須賀 山田+1(海会メンバー) 多留 三ツ橋 清水 5年ぶりという杉原 尾島さん 尾島ママ 9名
他に サイドスキャンソナー で調査ポイントの地形図を作る試みで、国方君と山本さん ゴムボートは、中川のところから借りてきた。
こんな浅いところで、石がどんな風に撮れるのか? この図を持って来月海洋大学の学生によるライン調査をやる予定だが、どうなるか?
⑤天候 曇り
⑥風なし
⑦水温
⑧透視度 1. 5m
⑨潜水開始 10時21分
ターンプレッシャー100:2回目の潜水に半分残し。
⑩最大水深 2m
⑪潜水終了 11時26分
⑮残圧 90
カメラは、Olympus TG-4 にAKASOを重ねて着け、ライトは FX2500を25%出力で点灯する。
お台場は周年ドライスーツと決めている。
12キロの鉛が重い。
陸上で身体がつらい。三ツ橋も杉原も小柄な女なのに、座ってタンクを背負って立ち上がる。80歳間では、僕もできたのに、この1年、急速な衰えで、尾島さんに背負わせてもらう。
なお、今日から、30年近く使っているアポロのプレステージをやめにしてタバタのリベレーターにする。これも、10年ものだ。宿毛で、プレステージが身体から離れている感じがしたからだ。
定まりのコースを行く。周年同じコースを行く。
マハゼの姿がかなり多い。「今年はマハゼがぜんぜん見られない。東京湾全体としてはどうなのですか」と古川さんに聞こうと思っていたが、これならば、聞くまでもない。やや少ないかなと思う程度だ。トライアスロンフェンスがあった8月は全くマハゼの姿がなかった。フェンスは魚礁効果があるのかと思ったがそんなことはなかったのだ。逆に魚を追い払っているようだ。
10cmほどのマハゼをOlympus TG-4で撮る。設定は水中マクロにする。何枚か撮って、ふと気づく。ワイドになっていない。いつの頃からか、撮影するのにファインダーを見なくなった。その昔はファインダー命だった。フィルムの頃はフィルム代、現像代で一枚がコーラ一本に換算された。僕は一回の潜水で72枚撮るのが普通だったが、コーラ6ダース飲んでいたわけだ。デジタルになって、枚数はんほぼ無制限、そのかわりにカメラ機材がすごいことになった。どちらが良いか、それぞれだけど、僕はフィルムの方が良い。良い写真が撮れていた。
ファインダーを見ないので、水中のマクロが、寄りになってしまっていたことがわからなかった。
行き止まりの杭のあたりに行くと、大きいマハゼがいる定位置に、予想通りに大型のマハゼがいた。ところで、このマハゼ、マハゼだろうか。マハゼとほぼ交代して出てくるウロハゼではないだろうか。
時間、今何時かわかるために、腕時計をぶら下げている。しかし、AKASOのファインダーを見ると、何時何分何秒まで表示されているのだ。ログの時間記入は、戻ってから画像を再生して確認できる。
AKASO
オリンパスTG-4
戻り道、沈木のあたり、黒い3センチほどの稚魚がひらひらしている。なんだろう。分類の得意ではない僕はわからない。戻ってから多留さんに見せた。シマイサキの稚魚だという。そうだった。この手の稚魚は、最初は真っ黒なのだ。
もどってから画像をせいりする。Olympus TG-4のスチル、AKASOの動画からスチルを切り出す。Olympus TG-4の方は、真っ黒で、目も黒だから、顔が?わからない。えっ、動画からの切り出しを見ると、うっすらと身体の模様がみえる。模様を見ると、コショウダイの稚魚のような感じもする。
泳いで進んでいるとアカオビシマハゼの小さい姿がそこここに、人なつこくて、数多く見られたアカオビシマハゼが、春先からこっち、少なかった。ということは異変があってアカオビが死滅して、再び小さいのが見えてきた。そういえば、今はチチブ(ハゼの一種)が少ない。部分的に一瞬通り過ぎるだけの目で見ただけ、それが何になるのだ。といわれるかもしれないが、それが、一番確実だと言われている目視調査なのだ。目視野中には、証拠としてのウエアラブルカメラ(AKASO)による動画撮影が含まれている。
水深1mでゆっくり泳いで戻ると、残圧がぜんぜん減らない。ゲージが壊れているのではないかと心配して100残っていた。戻りかけて100岸近くで100だ。
エキジットは、ウエイト12キロのドライスーツで立ち上がって歩けるかどうかが重要課題なのだ。何とかできて、上がったところの近くの石垣斜面にウエイトとタンクを降ろしておく。
杭のあたりから戻るとき、今日の潜水はこれで終わりにしよう、見るべきものは全部見たもう良い。
でも、お台場潜水は僕のトレーニングでもあるのだ。1本でやめてはトレーニングにならない。ドライスーツを脱いでしまったら、それでおわりになってしまう。下半身は脱がないで、コンビニに行き、昼食を買った。
0916 二回目
⑨潜水開始 1350
⑪潜水終了 1427
⑫インターバル 2時間20分
尾島ママが、岸から目と鼻の先、公衆トイレのあたりまでの岩礁にメバルがいて、砂浜には小型のツバクロエイがいたと知らせてくれた。
本当にEN.ポイントから20mほどの範囲の浅場磯に魚が多いのだ。
ここを何とかしたい、という思い、計画もある。
メバルを探すが、なかなか見つけられない。80でエントリーして、40ぐらいまで、今度は水深1mなのに、空気の減りがはやかった。残圧40ぐらいで、湧水?のあるあたり、透視度が良くなっているあたりで、メバルを見つけたが、動きが早い。 たぶん、海会の二人組がここにかなり長い間居たので、追われて動いたのだろう。とにかく、居なくなったと思っていたメバルもいることがわかり、うまく撮れないでくろうしていると、トサカギンポを見つけた。
エキジット 尾島さんと多留さんがアシストに来てくれる。彼らの肩につかまっても立てない。膝が崩れてしまう。午前中は立てたのになぜだ。 午前は腰ぐらいの深さで立って歩いてきた。午後は膝の深さで立とうとした。その差だろうか。
機材の荷おろしに、清水まみが来ててつだってくれた。彼女の保育所、「海っ子、山っ子」なんとかうまくいっているらしい。とにかく継続すること、あと20年もやれば、評価がでてくるだろう。コンセプトはとても良いのだから。こっちも苦しさの継続だから声の応援だけしかできないが。