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Channel: スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」
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0923 進行中企画 

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 いつものことだけど、ブログが滞っている。下書きは書くのだが、出せる状態ではない。困ったときには考える、考える時には、書く、書きながら考える。その考えの断片のようなもので、こんなものは、出せるものではない。そんな状態が続いている。これは、どこまでも続きそうな状態である。 ここに書きぬいて少しでもまとめよう。
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  撮影機材展示 12月10日シンポジウム35mmシネカメラ  三つの企画書が頭の中で進行している。一つは、スキンダイビング・セーフティの改訂。その二は、12月10日のシンポジウムで、もう一つはそのシンポジウムがらみではあるが、人工魚礁についてだ。  企画の一つ、スキンダイビング・セーフティの改訂版だが、、岡本美鈴が10月のウイークディの昼間は時間がとれるというから、打ち合わせをしようと思っている。 スキンダイビング・セーフティは版を重ねたので、改訂したら、と成山堂書店が言ってくれている。改訂しようとして読み直すと、実に良くできた本で、売れたのももっともだと思う。それはそれとして、改訂する。改訂するとすれば、 もう少し、これぞマニュアルという感じの部分を付け足し、それにあうように全体を改訂する。もちろん情報も新しくする。そのマニュアル部分はレスキューに関わるものにしたい。 これまで、レスキューマニュアルというと、助ける側のマニュアルあるだけ。視点を換えて、助けられる側のマニュアルとしたい。そんなことできるのか? 考えなくては、そして、フリーダイビングの岡本美鈴、生理学者の藤本先生、スポーツトレーニングの千足先生、レスキューされる須賀で、できると思う。  次は、28日のワークショップの構成だ。だいたい考えているが 二つの方向性があって、それがうまくまとめられれば良い。 一つは方法論であり、一つは成果である。調査手法の検討は、その手法で得られた成果、その手法の転用、効果とともに論じられなくてはならない。ワークショップは方法論を中心にして、シンポジウムは成果を中心にしよう。  そう、今度のシンポジウムは、ワークショップで、話し合い検討したことを、発表する。そのサイクルを作り出して行きたい。 潜水指導団体もあるし、同じような団体としてはJCUEがあり、メンバーは交錯しダブっているのだが、だからこそ、やることは出来るだけ、別のスタイルで別のテーマをやりたい。ダイビングで何か活動をするその方法論と成果の発表をしていきたい。何時も人集めには苦労する。これまでは、毎年、なんとか楽水会館を満員にして来たが、今度はそうはいかない。という危機感がある。 今度のワークショップ、そして多分次ぎもだが、来てくれる人は少ないだろう。ただ、来てくれる人は、ディスカッションに積極的に参加してくれる人だと思う。全員で討論して作り出す。それがワークショップなのだ。 そして、このワークショップの成果、結果をシンポジュウムで発表する。 テーマの検討がワークショップ、発表がシンポジュウムこのサイクルを確立できれば良い。 と言いながら、悔しいけど僕は耳が聞こえない。  来月、10月のワークショップ、僕たちの仲間になってくれた松本弁護士を囲んで、ダイビング事故でこれまで盲点になっていた部分をディスカッションしたい。これもシンポジウムで発表する。 このサイクルを繰り返して、取り上げたテーマについては、完成型に持って行きたい。 テーマその一が人工魚礁、その二がこの「ボランティア&リサーチダイビングの事故についての考察」だ。 ダイビングで何が嫌だと言えば、もしもの時に責任を追及されることだ。そして、追求された側は、もしも、保険でカバーされていなければ悲惨な結果になる。このことが、ダイビングを陰惨なものにしている。 このところ、片岡義男のサーフィンの本、1970年代に読んで、かなりはまった、「波乗りの島」を再読している。この本のことも書くつもりでいる。僕はサーフィンはできないしやるつもりもないが、ビッグウエィブに乗って、岩に叩き付けられた死んだとして、だれも訴えない。その昔、遠いグラフィティの時代、ダイビングもそうだった。 しかし、現実は違う。事故に備えていなければならない。  もう一つのテーマは撮影についてだ。ダイビングは撮影のために行われていると言っても過言ではない。僕たちの追うのは、やはり調査研究のための撮影、活動記録としての撮影で、動画が中心になる。最近では動画と静止画の境界が薄れてきて、やがては無くなるだろうが、これまで動画中心で活動してきた。
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   トラック島での 池上DR70 カメラ  シンポジュウムでは、撮影機材について、まず、僕が使っていた大きなドンガラ、昔の大きな撮影機材を展示しようという案があった。 クラシック、歴史についての展示もシンポジュウムのテーマの一つで、前回、2016年のシンポジュウムでは、マスク式潜水について展示した。これも、もう少し追求したいけれど、それはまた次にして、今回は撮影機材の展示をする。 展示は古いもの、現役の機材、そして今後の展開について、並べたい。 それぞれの機材による撮影の映像も映写し、見てもらって、比べてみていく。 16mmの時代については、マチャアキ海を行く 撮像管・プランビコンチューブの時代は、トラック島水深60mの駆逐艦追風 そして今は、つい先だっての坂田の人工魚礁撮影、360度撮影するカメラは調査のフィールドで、成果が期待できる。特に人工魚礁調査では、人工魚礁の中心にカメラを置くことで、これまでにない効果が期待できる。 視点を換えると、全天周カメラは、玩具として面白がる他、実用としては、その場にあったもの、全部を同時にとらえることができる。例えば魚群の全貌をとらえることができたりする事なのだ。それをどのように成果に反映させて行くかなのだ。
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      今、現在の最上級カメラ  多分、この全天周カメラを買った人、パーティグッズとして以外に使い道に困るのでは無いだろうか、ダイビングについても同じことで、使うという視点が欠落している。  テーマのその一は人工魚礁だ。バカの一つ覚えのように人工魚礁のことを繰り返しいる。 それで良いと思っている。繰り返して人工魚礁を扱っていれば、人工魚礁と言えばJAUSというイメージが定着してくる。沿岸漁業のことをいろいろ考えているが、人工魚礁を通して沿岸漁業のことを考えている。  人工と言うだけで、自然と対極にあるものがイメージされて嫌う人、嫌うダイバーも少なくないのだが、僕のホームグラウンドである千葉県館山地域では、ダイバーが潜れば、犬が棒に当たるくらいの確率で人工魚礁に当たる。 一方、伊豆半島では、努力して、かなり苦労して探さないと人工魚礁に当たらない。海底地形のほとんどが魚礁(自然礁)なのだ。魚礁の上に人工魚礁を重ねるというのは、かなり愚かなことのように、僕でも思うが、そういうことを平気でやっている例をそこここで眺めることができる。愚かな例外を除いて、伊豆半島では人工魚礁はあまり見られない。 もちろん、良い人工魚礁もたくさんあるのだが、レクリエーションとしては人気がない。 人工魚礁を通してみる伊豆半島もおもしろいのだが、人工魚礁のことを研究するとすれば、館山がまず第一に挙げられる。 その館山で潜っても人工魚礁のことを深く考えないのがダイバーという生き物なのだ。 館山地域の人工魚礁が、シンポジウム初頭の発表である。  

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